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褒めることは信頼関係をつくること - ヴェルジェ相模原店店長 吉田健太

こんにちは!
ヴェルジェファミリーの素顔をお届ける紹介インタビュー。
第2回は相模原店店長の吉田健太さんです!

新卒入社から初の店長となり、“ネクストヴェルジェのキーパーソン”として名前が挙がる吉田店長。
周囲からの期待に応え、ヴェルジェに貢献し続けている吉田店長が仕事の中で心がけていることとは。そして現在に至るまでにはどのような過程があったのか。

農業への愛が深い吉田店長からお話しを伺いました!

ヴェルジェ恒例 社長とのオンライン朝礼会では
ガッツポーズで写真撮影

できることが増えるにつれてワクワクが増えていった


ーー吉田店長はかねてから農業に興味があり、北海道、さらにはアメリカでも農業を学んでいたと伺っています。そもそもどうして農業に興味を持ったんでしょうか

根本は田舎に住みたかったんです。
自然が好きなので。東京生まれ東京育ちなんですけど、のんびりした生活に憧れてというのがスタートです。
それに食べ物も好きですし、北海道に住みたかったというのも一つの理由かもしれないですね。


ーー東京で生まれ育ったことが要因でもあるんですね!では、どうして様々なご経験をされた上でヴェルジェに入社を決めたのでしょうか

農業に興味があったので、高校卒業後は北海道の短大に入学しました。 でも、短大時代の経験から自分が生産していくことに少し違和感を感じてしまったんですよね... でも、農業には関わりたい気持ちは変わらない...それなら販売だ!と思って、短大を卒業してからはアメリカに農業研修で一年半滞在し、日本のコシヒカリを精米所で売っていました。 ただ、精米所だと販売はしてるけどお客さんの反応は全然わからない。それに精米したものを流通させるだけというのもちょっと違うのかもなと思いながら帰国しました。 北海道、アメリカでの経験を踏まえて、「農業」、「販売」というキーワードで職を探していたら、ヴェルジェのホームページに、「お客さんと農家さんをつなぐ」というコンセプトが書いてあり、面接を受けてみようという気持ちになったのを覚えています。


ーー今も変わらない「畑から あなたへ」というコンセプトの影響が大きいんですね

そうですね。
正直、ヴェルジェの名前を見つけた時はお店自体知らなかったんですけど、コンセプトに惹かれたことが始まりですね。

畑で農作物の収穫をする吉田店長


ーー実際に働き始めてみてどうでしたか

入社すぐに戦力になろうと意気込んでいた気持ちとは裏腹に、0から働き方を教えてもらっていた最初の3か月くらいはモヤモヤ感がありました。


ーー吉田店長も当初はそのようなモヤモヤを抱えていらっしゃったんですね

今振り返れば仕事のことは何も分かっていないから当然のことなんですけど、入社当時は働き方にモヤモヤを感じていました。
ただ、仕事を教えてもらい理解していくにつれてできることも増えて、モヤモヤよりもワクワクが増えていったのも覚えています。
それにお客さんとの距離感の近さや上司の方々の人柄はイメージ通りだったので、仕事への充実度が増していきました。


ーーなるほど、どんどん楽しみが増えていったんですね!そんな中で特に強いやりがいを感じた瞬間があれば知りたいです

モチベーションが特に上がったのは、部門長を任せてもらった時です。
僕は初めの2年間、津田沼店で野菜を担当していました。その時は部門で言うと3番手だったんですけど、3年目に相模原店がオープンした時に果物担当として相模原に異動になったんですね。 相模原店では果物部門長を任せてもらい自分で考え、発注する仕事をしていました。お客さんとの会話からお客さんが欲しいものを引き出すことや、結果が数字で現れることに楽しみを感じて、自分の部門を持ったことが大きなやりがいにつながりました


ーーやはり責任を持つというのはやりがいの大きな要因となるんですね。ちなみに初の部門長となった果物部門の楽しみはどこにあったんでしょう

果物は店員にお客さんが付くんですよね。
果物ってダイレクトじゃないですか。味がそのまま分かっちゃう。
だからお客さんにちゃんと説明をしなきゃいけないし、もし一度気に入ってくれたらお客さんはまた喜んで来てくれる。
お客さんとの信頼関係が築けるところに楽しみがありますね

店長となり参加した事業発展計画発表会でのスピーチ場面

新しいメンバーの成長を実感できた時に嬉しさが溢れる


ーー吉田店長は新卒入社の社員で初めての店長だと伺っています。新卒から店長に昇進していく過程で与えられる役割は違うものだと思いますが、役割はどのように変化していったのでしょうか

部門長の頃は果物だけを見ればよかったんですけど、店長はお店全体を見なきゃいけない
売り上げもそうですけど、それぞれの部門だったり、社員、パート・アルバイトさん、全体のことを考えたシフトを組むなど、視野を広げなきゃいけません。カバーしなきゃいけないところが増えたことが一番の違いかなと思います。


ーー店長をやっている時の印象深いエピソードってありますか

いやぁ、いっぱいあって困っちゃいますね(笑)。
僕は店長を任せてもらってからだいたい4年になりますが 、店長として指導をしていかないといけないからこそ、新しいメンバーの成長を実感するときはすごく嬉しいです。


ーー自分の考えの整理や伝えるスキルも必要な分、人に教えることの難しさを感じることがよくあります。吉田店長が指導の際に意識していることってあったりするんでしょうか

褒めることですかね。
あんまり褒めれてないかもしれないですけど...(笑)。
仕事をしっかり見て、できたことを褒めることは信頼関係をつくることにも繋がりますし、コミュニケーションの一環として意識していることです。


ーーご自身の新卒時代からのご経験もあって、そういった指導方法につながっているんですかね

そうですね。
僕も褒められて伸びるタイプなので、自分の経験が活きている節もありますね。
それに指導すると自分に返ってくると言うか、 自分の原点に帰れる
指導したことがそのまま自分に響いて自分の成長にも繋がるなということを感じています。 指導していく中で学びもすごく多いので、後輩にも感謝しています。


ーーここまで店長として後輩との接し方を中心にお伺いしてきましたが、お客さんに対しては何を意識して接しているんでしょうか

正直に伝えることですね。
お客さんから、「どれが甘いの?どれが美味しいの?」と聞かれることはよくあるんですけど、野菜も果物も旬があります。
それにお客さんの好みも人それぞれです。例えば、桃一つとっても柔らかいものから硬いものまであるので、お客さんと会話をした上で、最適なものをご紹介しないといけません。
どの店舗の果物担当の方も同じ考えだと思いますが、良いところも悪いところも正直に伝えることが一番じゃないかなと思います。

正直に素材の味をお伝えしています

農家さんとの関わりを増やして産直にこだわりたい


ーー冒頭で上司の方のお人柄に刺激を受けたというお話しがありました。上司の方とのエピソードで最も印象に残っているものはなんでしょうか

2年目に津田沼店へ移動する時に、当時店長だった菊間さん(津田沼店マネージャー)との会話ですね。
異動の話が出たのは、野菜の発注をちょうど教えてもらい始めた頃だったこともあって、津田沼店に行ったらせっかく学び始めたことが実践できないんじゃないかと心配した菊間さんが、
「吉田君が野菜を学びたい意志があるんだったら、俺が役員の人たちにその意志を伝えてくるよ」
と言ってくれて自分の感情を聞いてくれたことが印象に残っています。
自分の気持ちを優先してくれた菊間さんの言葉はとても嬉しかったです。


ーー思いやりに満ちている...やっぱり一人一人を大事にするというところがヴェルジェの良さなのでしょうか

上司の方々に教えてもらったことですし、ヴェルジェの特徴として自分自身も振る舞っていけるよう意識しています!


ーー役員の方からは“ネクストヴェルジェのキーマン”として吉田店長の名前があがっています。信頼を得ている要因について思い当たる点はあったりされますか

僕は会社が成長していくとてもいいタイミングで、たまたま新卒として入社できただけだと思うんです。今副店長の後輩や若い新入社員の子たちはどんどん僕を抜かして店長以上になっていくと思いますし。
なので、運がいいだけです!それ以外の理由は勘弁してください(笑)。

収穫後に農家さんと笑顔で一枚📸
(左から吉田店長、農家さん、ヴェルジェ社長)


ーー吉田店長はヴェルジェファミリーとなって10年以上になります。仕事を続けられている理由はどこにあるんですか

一つは人ですね。 入社時から変わらずヴェルジェに関わる方の人間性がすごく好きですね。
二つ目は会社の成長です。上の方は自分よりも感じているかもしれないんですけど僕が入った10年ほど前と比べると部門も増えていますし、細かいところもどんどん改良されてきている。会社として成長している実感は大きなやりがいになっています。
最後に農家さんと10年来のお付き合いができたりと、農家さんやお客さんと深い人間関係が築けているところです!


ーー農業が好きだという想いも働いて10年以上経った今でも変わりませんか

農業を好きな想いは変わらないですね。
スタートと比べたら、北海道やアメリカでの経験を経て好きの形は変化していってて、一貫した気持ちがあったわけではないんです。
だけど、農家さんとのコミュニケーションが楽しかったり、 畑や自然への想いも変わらないのでやっぱり好きだなって思う瞬間は多いです。
何より農家さんの作ったものを直接食べると本当においしいんですよね。

農家さんとの密なコミュニケーションは農作物を届ける上でとても重要です


ーーヴェルジェは100年企業を目指し変化を続けていますが、吉田店長はヴェルジェにどのような希望を感じていますか

僕の願望も込めてなんですけど、もっと多くの農家さんと関わりを持って産直にこだわっていきたいです。
僕自身も農家さんと会ってお話ししたいですし、農家さんとの取引が増えてもっと会社自体も大きくなっていけたらいいなと思っています。


ーー吉田店長ご自身としての目標はありますか

自分の今後の目標としては、今の役職が店長なのでマネージャーを目指して行くことがまず先決ですね。
でも、今よりも多くの人と仕事をしたいというのが一番です。
教育面でも、今後入ってくる方々ともっと話していきたいし、教えたり教えてもらったりしながらやっていきたいです。


編集後記

ここまでのご自身の活躍を「運がいいだけ」と語る吉田店長。
農業を学ぶために、北海道、そしてアメリカへ渡るなど農業に対する深い愛や随所に見られる先輩、後輩を慮る気持ちは“運”だけでないことを象徴しているように感じました。

人を褒めることは吉田店長が仰っているように、相手をしっかり見ていること、敬意を表することを伝えることの現れです。自分の成果だけに囚われず、広い視野を持って人のいいところを見つけ、伝えていくことの大切さを教えてもらった気がします。


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(執筆・編集:遠藤 伶 / インタビュー:蒼島 成歩・遠藤 伶 /  写真・デザイン:蒼島 成歩・hinatä)

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