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お客さんからポロっとこぼれる言葉に、新しい商品をつくるヒントが詰まっている - ヴェルジェ越谷店 田中世梨亜

こんにちは!
ヴェルジェファミリーの素顔をお届ける紹介インタビュー。
第3回は越谷店の田中世梨杏さんです!

人生いい時ばかりじゃない。
しかし逆境に対峙した時の乗り越え方次第で、今後の人生は大きく動いていく可能性があります。

今年でヴェルジェ入社11年目を迎えた田中さんは、入社間もない頃に対峙した困難を乗り越えたからこそ今があると語ります。
入社を決めたサプライズやもう戻りたくないと語る辛い時期など、ヴェルジェで経験した様々な出来事を田中さんにお伺いしました。


特製サラダを持って満面の笑みを浮かべる田中さん

1年目でも意志のある人に挑戦させてくれる環境


ーーいきなりですが、どうしてヴェルジェに入社を決めたんですか

私は元々体育系の学科に所属していたので、部活動をやっている人向けの就活サイトからヴェルジェを見つけました。
当時はよく通っていた池袋の駅構内にも店舗があったり、ホームページを見て面白そうだなと思ったことがきっかけです。
正直応募するまで知らない会社だったんですけど、採用が進んでいく中で忘れられない出来事が起きまして...
ある日、まだ私は採用が決まってはいなかったんですけど、社員の方が参加する研修に連れて行ってもらったんですね。その時はカットフルーツ部門の基盤を作ろうとしていた段階で、今の仕事ともなるカットフルーツのお手伝いをして楽しく体験させてもらいました。
そんな研修が終わって帰ろうとした時、なんとサプライズでプレゼントをもらったんですよ。本当にびっくりしちゃって、そのサプライズに心動かされたことから入社を決意しました。


ーー今まで聞いたことない...!それでは入社を決めた一番のきっかけはサプライズなんですね

そうなりますね(笑)。
私の代は新入社員の募集を始めて2年目の年だったので、後から聞いたら新卒の子への対応がわかんなかったらしくサプライズに踏み切ったみたいです(笑)。


ーーそういった温かみを感じるエピソードはヴェルジェらしいなって感じました

私も人とのつながりや温かさがヴェルジェらしさだとすごく思います。
私はヴェルジェでしか働いたことがないので他の会社との比較は難しいんですけど、もちろんちゃんとしないといけない時は厳しい言葉をかける一方で、落ち込んだり辛い時には気遣ってくれたりと、周りのサポートをひしひしと感じる職場だなって思います。


ーーサプライズの時以外でヴェルジェらしさを感じ瞬間はありましたか

私は1年目の段階から自分の意向も汲み取っていただき、商品開発に携わらせてもらいました。最近だとライブ課やデジタルマーケティングチームといった新しい部門ができたりとか、どんどん新しいことに取り組んでる。
たとえ1年目でも意志のある人に挑戦させてくれる環境はすごく魅力的ですし、ヴェルジェらしいなって思います。
私もいずれは他の仕事をやってみたいなという興味もありますし、魅力ある部署が多いのでどんどん飛び込んで行きたいなと思っています。


厨房にてデリカを調理中…🔪


ーー田中さんは入社前には調理のご経験がなかったとお伺いしました。どうして未経験だったにも関わらず今まで続いているんでしょうか

1年目の時に異動になった先の店舗で果物(販売)を始めたんですね。デリカ部門があるのは知っていたんですけど、自分には関係ないだろうな〜と思っていたところにまた別店舗への異動の話が来ました。その異動先に行ってみたらイートイン、デリカカットフルーツ部門に入ってくださいと言われて...。
当時の心境としては、「料理経験ないですけど大丈夫なのかな...?」っていう感じだったんですけど、毎日包丁を握っていたら慣れるし楽しくなるんで
すよね(笑)。


ーーさっそく楽しみも感じていらっしゃったんですね

未経験の方は最初は慣れなくて焦ったり周りがスピードの追いつけなかったりすると思いますが、やりたいって気持ちがあれば間違いなくできるようになります。私も最初はできませんでしたし。これはデリカのみならず、他の分野にも言えることだと思うので、採用の段階で興味がある分野があれば声を上げてもらえたら嬉しいです。


ーー新卒でもデリカ部門からスタートする方が増えるとヴェルジェの勢いもつきそうですね

そう思います。
ただ、私は最初は店舗に入ったほうがいいと思うんですよね。もちろん接客が苦手な方もいると思うんですけど、お店全体の事を分かっているかどうかって重要なんです。例えば、ヴェルジェにはどんなお客さんが来ていて、どの時間が一番店内が混むのかだったりと、お店の雰囲気を知ることで仕事への考え方や作るものも変わってくるんですよね。
野菜や果物を少し詰めたりするだけでもお店の雰囲気をつかめるので、やってみてもいいんじゃないかなと思います。


ーー最初に店舗での経験があった方がいいというのは、ご自身のご経験もあってのことなのでしょうか

正直、新しく作った商品が、 全然売れないというのが本当に多くて...
デリカで今流行っているものや、SNSで流行っているものをそのまま出してもヴェルジェの客層には合わないんですよ。
やっぱり、なぜ合わないのかを知るためには、店舗に立ってお客さんと直接話してみないと分からないなって思います。
私もお客さんと話している時に、「こういうの欲しいんだよね」とか「家でこういう料理を出してるんだよ」ってお客さんからポロっとこぼれる言葉に、新しい商品をつくるヒントが詰まっているのでお客さんの声の力はすごいです。


ーーお客さんの声を直接取り入れた商品開発をしていらっしゃっるんですね

はい、大事にしています。
意識していないとお客さんのニーズに応えるというよりかは、自分たち都合で商品を作ってしまっていることもよくあるので。主婦の方がお客さんに多いからといって、女性目線の商品ばっかり作っていてはダメで、自分たちの想像の押し付けになってしまわないためにも男性目線の商品も必要だと思うんですよ。
お客さんと信頼関係を築いて、お客さん視点の商品を作っていきたいと思っています。


お客様の声を聞き日々改良を重ねている大人気お弁当


辛かった時期が今を作っている


ーー10年前のヴェルジェと今のヴェルジェ、田中さんの目から見て違いはどういったところに感じていますか

私は違いというより、変わらないものを強く感じているかもしれないです。
1年目、2年目はついていくことに精一杯で、私を気にかけてくれていたのに気付けなかったっていう申し訳ない気持ちがあります。
でも、そこには一人一人を大切な家族の一員として包み込む温かさだったり、自分の意志を伝えればチャンスをくれる環境があって。
インタビューの最初に話したような人のつながりや温かさに代表されるヴェルジェらしさは、1年目の頃から変わらず感じています。


ーー冒頭では体力的にも精神的にも辛いことがあったとも仰っていたかと思うのですが、苦境を乗り越えたきっかけはあったんですか

同期が一人だけいたんですけど1年くらいで辞めちゃったんですね。それに私はハピマルシェ(グループ会社会社)に出向になったこともあって、周りは年上ばっかりだし、自分の性格的にも仕事で辛いと思ったことも相談できなかったんですね。
その期間は正直すごく辛くて...
だけど、ハピマルシェに同じタイミングで入社したたまたま私と同じくらいの年齢の方々と、「一緒に頑張ろうよ」と言い合ってお互いを支えあえたのが踏ん張れた理由かなと思います。
ヴェルジェに戻ってきたからは、あの日々を乗り越えられたから大丈夫!と自信を持てるようにもなりました。


田中さんにとってのアナザースカイ「ハピマルシェ」


ーー自信まで...!振り返ってみるとかけがえのないご経験をされていたんですね

自信の他にもハピマルシェでの経験が今に生きているなって思うことはいくつかあります。


ーー例えばどういったものでしょう

ハピマルシェは立川駅のビルの中に入っていることもあって、月一回のイベントを企画したりもしていたんですね。
ヴェルジェで企画を提案する時には、ハピマルシェでの経験が生きているなって感じることがよくあります。例えばデパートに行った時は、デパ地下を観察してみようとかイベントの張り紙を見てみようとか、 流行に対するアンテナを張れるようになって企画に反映していけるようになったのはハピマルシェでの3年のお陰です。


ーー好奇心や視野も広がったんですね

そこはヴェルジェでずっと働いていたいたら得られるものではなかったんじゃないかなと思います。 違うものを知ることは重要なんだなと身をもって知りました。


新鮮な野菜を使った商品は長期間愛されています


ーーそうしたご経験を踏まえて、これから会社としてやっていきたいことはありますか

現状、新しい商品の開発はパートさんの力を借りていたりで、まだまだテレカ部門は発展途上です。なので商品開発にもっと力を入れてテレカ部門からヴェルジェを盛り上げていきたいです。


ーー田中さん個人としての目標はありますか

デリカ部門だけじゃなくて、色々な部門の仕事ができるようになりたいです。私が他の部門の仕事もできれば、店長をはじめ上司の皆さんが溜まっていた仕事をできるようになる。みんなをもっと楽にさせてあげたいというのが一番の想いです。ご結婚されている方も多いので家庭の時間を大切にしてほしいですし。
そのためにも一人でも多くの方にヴェルジェに入ってもらえれば、みんながハッピーになるという理想に近づけると思います。


◆編集後記

みんなをハッピーにしたい!という想いに溢れている田中さんとのお話しは終始笑顔に溢れた時間でした。
自分がつくりたいものをつくるのではなく、お客様が食べたいものを作る。
そのために直接声を聞くことが大切なんだ。
アイデアに行き詰まった時、笑顔にしたい人の声を聞いてみると端緒を開くヒントが見つかるかもしれません。

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(執筆・編集:遠藤 伶 / インタビュー:蒼島 成歩・遠藤 伶 /  写真・デザイン:蒼島 成歩・hinatä)


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