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ママ友の官能美✨

ひとりの女性として自由でありたい気質のせいか、子供が幼稚園の頃にママ友達にとけこめなかった。親がでる行事の多い幼稚園で、わたしはひとりでういていた。


どうせうくなら、皆の中心になってうこう!と、
園の役員に立候補した。役員になるママ達はもともとみんなに好かれて推薦されるか、誰もなりたがらないからお役にたてるならと純粋な動機だから、わたしのように目立ってうきたい!人は稀にみる変なママだった。


そんな時、役員の会議で彼女にであった。
皆から好かれて、頼られて、責任感がある彼女は、役員のなかで極めて人気者。
役員になるママ達は、ふつうのママとはちがって
それぞれが個性豊かでいい人達だったけと、
彼女は得に周りを一瞬にしてあったかい空気に変える魅力的なママだった。


慣れない餅つき大会の準備ででテンパってるときも、彼女の姿をみつけて目があったとき、
(なおみ!今日も楽しもうね!!)と語りかけてくれてるようで肩のちからがぬけた。
わたしの存在がみとめられている安心感だった。
子供の幼稚園でのママ友の交流が一気にたのしくなったのは、彼女の存在が大きかった。


先日、20年以上ぶり!に彼女と再会した。
長い月日が過ぎて、お互いが全く交わらない別の人生を歩んできたけど彼女は相変わらず周りから
愛されているように見えた。
しばらく話をしてると、彼女は外の景色をみながら、ぽつりとつぶやいた。


『わたし、本当はひとりが好きなの。
心を開いて人と話すことができないの。
本音を話せる人はいない。
仕事も自分にはあわないんじゃないかって
やめたくなるの』


わたしは、彼女のかさかさになった荒れた手をみつめながら、胸がギュッと掴まれるような哀しみを感じた。この人はどれだけ、みんなのために働いているのだろう…
と溢れてくる涙を、彼女の視線が止めた。
彼女の目には、自分が選んだ人生を自分らしく全うできる強さと意志の色があった。
そのあとのメールで、彼女はこう伝えてくれた。


【なおみ、今日はありがとう!
直美がすごく明るくて、生き生きしていて、元気で、すごい華やかなオーラを放っていてまぶしかった。うらやましかったよ。いろいろ聞いてもらってごめんね。直美の雰囲気、だいすき!
わたしには直美の存在が大きいよ。
今日の直美の明るい顔をおもいだすと、すごい励みになります。会ってくれてありがとう】


わたしには、あなたがまぶしいよ。
幼稚園でさまよう私を、あなたの光が照らしてくれた。今もあなたは、孤独な誰かを癒している。
気づかないうちにあなたの存在そのものが
誰かを救っている。


だから、忘れないで。
あなたは、ひとりの女性としてもっと満たされていいんだってことを。
あなた自身を、孤独から救うことがいちばん大切なことを。
わたしたちは、自分が自由になるために生きてるんだってことを。


彼女は、やさしく、あたたかく、そして最高に強い。深い哀しみを知る彼女の目は、自分では知らずに誰かの孤独を癒していくだろう。
そんな彼女に惹かれる人達に囲まれて、これからも愛し愛される人生を全うしていくだろう。


彼女のなかにある官能美をみつけた私。
女性ってなんてすばらしいのだろう!
女性ってなんて強くて愛おしいのだろう。
彼女の本当の美しさをみつけたとき、
わたしはわたしを取り戻した。
すべての感情、とらわれから自由に解放されて
わたしはわたしをとりもどしていった。



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