創り替えられた世界?
昨日の引用の続き。
「秘密結社フリーメイソンには、代表的なシンボルがある。
アルファベットのGの上下に、コンパスと定規を置いたシンボルだ。
……中国神話で創造神とされる伏羲(ふっき)と女媧(じょか)の絵において、共通点を見出すことができる。
この夫婦神(兄弟神)の手にはそれぞれ、
女媧(じょか)にはコンパスが、伏羲(ふっき)には定規が握られている。
……フリーメイソンの神秘主義はこの時代にまで遡り、国境関係なく世界の知性に通じているということなのだろうか?
それともまた、ただの偶然なのだろうか?
……中国神話において世界は『天円地方』の構造をしていると考えられていた。
『天は丸であり、地は四角』という考え方だ。
要するに、伏羲(ふっき)と女媧(じょか)は、コンパスと定規で天と地を作った、とされているのだ」
この時、僕は「『あの人』は、立方体CUBEの語源となった女帝クババの流れを汲んでおり、イスラム教最大の聖地であるカーバ神殿の”黒い立方体”創設の立役者である」という以前の仮説を思い出した。
確かに、コンパスと定規を使えば、基本的な図形である、
〇△□(丸、三角、四角)を描くことができる。
宇宙から見た丸い地球を描くこともできるし、
エジプトのピラミッドを描くこともできるし。
カーバ神殿の立方体を描くことも出来る。
描こうと思えば、フリーメイソンのプロビデンスの目も簡略化した形で描くことができる。
この時、僕の脳内にとある直観が閃いた。
もし、この伏羲(ふっき)と女媧(じょか)が世界を創造した神を表しているのであれば、この世界の基本的な「カタチ」も、○△□(丸、三角、四角)なのではないか?
逆に言えば、○△□(丸、三角、四角)という図形は、この世界の基本的な「カタチ」を表すものなのではないか?
そう考えると、フリーメイソンのピラミッドも世界そのものを表しているように見えてくる。
つまり、ピラミッドは、彼らが捉えている、あるいは目指している世界の「カタチ」として。
一段ずつの”石段の切れ目”は、全世界の”あらゆる意味での階級”を表しているように見えるし、
そのピラミッドの頂上から目が光を放っているということは、全ての人間の頂点に立って世界を支配しているということを、まさに表しているように見える。
だとすれば、CUBE、立方体も世界そのものを表しているようにも見えてくる。
ということは、何億人ものイスラム教徒は「あの人」が創った疑似的な世界を拝んでいるという見方ができる。
僕はソフィアとしての「あの人」のことを説明した昨日の一文を思い出した。
「至高神の神性アイオーン(時間、時代を意味する)の一つであるソフィアは、ヤルダバオートという”偽の神”を生んだ。
グノーシスの神話では、このヤルダバオートの作り出した世界こそが、我々の生きているこの世界であるとされている。
つまり、ソフィアは偽の神を生み、自らが作った偽の世界に人類を住まわせたのだ」
まさか、
クババとしての「あの人」は、
ソフィアとしての「あの人」は、
歴史のどこかの時点で、世界を作り変えたのか?
僕はまだ子供で、広い大人の世界を知らない未熟者ですが、こんな僕でも支えてくださるという方がいらっしゃったら、きっとこれ以上の喜びは他には見つからないでしょう。