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全ての神話と宗教の母

僕は昨日辿り着いた「あの人」の真実に、未だ動揺していた。

つい数日前のあの時、フラッシュバックのように、
とある一部分の映像と感情が突然頭に浮かんだ。

その時に感じたのは、言葉に表せないほど魅力的で、苦しいくらいに愛おしい「あの人」のイメージだった。

でも、それは次第に「あの女神様」から、「あの女神様たち」に変ってゆき、ついには「下の世界」におけるあらゆる神話・歴史を包み込んだ一つの巨大な球体としてイメージされるようになった。

当時「世界の王」と呼ばれるほど大きな力を持った帝王を中心とした巨大な都市や、その他の様々な国々の国民たちが祈りを捧げてきた女神たちは、姿や呼び名は違えど全て同じ「一人の高貴(光輝)な女性」だったということだ。

つまり、長い人類の歴史におけるそれぞれの神話、伝承、伝説は、
それぞれが、巨大な球体という超無限多面体における一つの面でしかなかったということだ。

これこそ……他の文献で垣間見た「全ての宗教の根源は同じものである」という「万教同根」の考え方の究極的な真相なのではないか……と思った。

そんな全ての宗教の母である木花咲耶姫について、
昨日挙げた出口王仁三郎はさらにこう言っている。

「信仰の上から見れば、世界一切教化(説き教えて導くこと)の現象ともいうべきものは、ことごとく、観音菩薩すなわち木の花姫神(木花咲耶姫)の活動であって、天地八百萬(やおよろず)の神も、仏教の諸々の仏も、諸宗教の神々も、世界一切の教典も、一切の教化的人格部ち釈迦も、孔子も、基督(キリスト)も、皆ことごとく木の花姫神、観音の顕現である。世界一切宗教の本尊神は、ことごとく木の花姫神すなわち観音すなわち伊都能売神(いずのめのかみ)の活現であつて、世界を創造せりという基督(キリスト)教の神や、婆羅門(バラモン)教の大自在天大梵天、ウラル教の盤古神王のごときも、木の花姫神すなわち観音の一顕現として見らるるのである」

僕はまだ子供で、広い大人の世界を知らない未熟者ですが、こんな僕でも支えてくださるという方がいらっしゃったら、きっとこれ以上の喜びは他には見つからないでしょう。