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認知症の本人がやりたい活動を

ボランティア団体TEAM-UGOU(チームうごう)では様々な活動をしています。その多くは認知症本人からの「こんな事やりたい」「最近出来ないけど、またやりたいと思ってて…」って声から活動内容を考えていまして。

例えばボーリング大会。認知症と診断されてからボーリング場に行く機会が中々無いと話されていた方がいまして。ならボーリング大会やろうぜ!って感じで【烏合杯】が開催されました。

ボーリング大会【烏合杯】

他にも釣りだったり、ギャンブル(競艇)なんかにも行ったり。
やっぱり自分が「やりたい」と思っていたことをやる時、表情がイキイキしてるんですよね。競艇場に行った時は、皆目が血走ってました(笑)

競艇場にて。予想に熱中しています。

デイサービスや介護施設だと、多忙な業務かつ人員不足で、個別に「やりたい事」に答えるのって中々難しいんじゃないかなぁ。どうしても一人一人に時間を費やせない場合が多いですからね。(個別ケアに意欲的に取り組んでいる事業所もあるでしょうが)

その点、有志のボランティア団体ですと、日にち合わせて「じゃあ、この日に皆でやろうか!」みたいなノリで集まれる。柔軟に動けることが、ボランティア団体の強みなんでしょうね。
勿論イベントを開催するときは、計画書作りますがね。全力で遊ぶ為には準備も入念に。

自分がもし将来認知症と診断され、ボランティア団体や介護保険サービスを利用する側になる時が来るかもしれない。その時に自分が「やりたい事」が出来る場所に行きたいと思ってます。
興味の無いレクリエーションやイベントなんかに愛想笑いして、仕方なく参加なんかしたくはないですね。…別に介護保険のサービスを全否定してる訳ではないですがね。

やりたい事が出来る場が地域に増えれば、自分が認知症になった時に安心出来るのかなと。やりたい事が、まだまだ出来るって。

いつか認知症になった時に、好きな事を一緒に出来る仲間が周りに居れば怖くないとTEAM-UGOUの活動をしてると感じまして。

誰もが「いつまでもやりたい事が出来る」地域を創っていきたいと思っております。誰かのために、そして自分のために。都市と人の未来を育む活動を。

そんなTEAM-UGOUの活動についての話でした。また逢いましょう。


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