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『COWSPIRACY』 | Movie紹介③

豪雨や暴風雨、竜巻や熱波に寒波。最近の異常気象がとても気になっている方にぜひ見ていただきたい作品。

今回ご紹介するのは、Netflix originalドキュメンタリー映画。

「常識を疑う」ことの必要性については、これまでの記事何本か書かせていただきましたが、本作品もきっと皆さんの世界観を広げてくれます。

まず、作品のタイトルについて。

そもそも、"cowspiracy" という英語は存在しません。これは2つの英語を組み合わせた造語。

cow(牛)+conspiracy(陰謀)


そう、「牛にまつわる陰謀」を扱った作品なんです。何気なく口にしている牛肉や牛乳が、いかに環境へ負荷をかけているか、気候変動へどのように影響しているかが専門家の意見を中心にまとめられています。

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①温室効果ガス排出量

畜産業界で排出される温室効果ガスは「乗用車・トラック・鉄道・船舶・飛行機」の合計を上回ります。家畜は温室効果の高いメタンを排出するため、環境への負荷は車両の86倍にものぼると言われています。

運送業界が排出する温室効果ガスよりも、家畜の出す温室効果ガスの方が多いって驚きませんか?

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②温暖化の原因

ほとんどの人の頭の中には、「地球温暖化の原因=二酸化炭素」というイメージしかないため、家畜の排出する温室効果ガス(メタン)や排泄物に含まれる亜酸化窒素は見落とされます。

しかし実際には、家畜の排泄物から生成される「亜酸化窒素」は温暖化係数にすると二酸化炭素の296倍も高いという事実があります。

つまり、家畜は二酸化炭素の296倍も温暖化を促進する気体を放出していることになります。

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③水の大量消費

ハンバーガー1個に必要な水の量は2,500リットルと試算されています。具体的にどのくらいの量かと言うと、

ハンバーガー1個=シャワー2ヶ月分の水

ほんの一瞬の味覚の喜びのために、これだけの量の水が必要なんです。

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一部をご紹介しましたが、これ以外にも常識を覆される事実が山ほど紹介されます。

自分の味覚のことだけを考えて食事をし続けることが、どれだけ地球への負荷になっているか。

ここ数年の異常気象は、ただの天災なんかじゃなく、人間が原因の人災だったのだと気づかされます。

見終わったあとは、きっと、もとの世界観に戻ることはできなくなる作品です。ぜひ、見た方がいらっしゃいましたら感想をシェアしてくださると嬉しいです😊

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