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農園部日誌 【3日目 玉ねぎ】10/24 (土) 10:00- 天気:☀

東京都八王子の磯沼ミルクファームさんの畑をお借りして、月2~3回と「ゆる〜く楽しく食を学ぶ」をモットーに活動しています。
今回は農園部で日誌の編集を担当しています、私てつが書いていきます。

〇ハイライト

1. たまねぎの「たま」はどこ?

前回でほとんどの野菜の種を蒔き終えたのですが、今回新しく、たまねぎが畑に加わりました。

たまねぎは種からではなく、苗をいただいてきて、それを植えました。
しかし、その形がとても印象的。

ねぎ

なんとぜんぜん丸くない!たまねぎの「たま」が見当たりません!
はじめは小葱と見分けがつかないような形ですね!!

これがだんだんと丸くなって、いつか普段食べているたまねぎのようになっていくのかと思うと、不思議な感じで、ワクワクしました!

スライム

(スライムみたいになってしまいました笑)

このようにスーパーや市場に並んでいるような状態になる前の姿を見ることができるのも、畑仕事のおもしろいところです。


2. 土も育てる

大森さん・中村さんの淹れるコーヒーから出たかすを、堆肥として利用しようという試み。
今回は、磯沼ファームさんからコーヒー堆肥を分けていただき、私たちのコーヒー堆肥に混ぜ合わせました。

堆肥

コンポスト

ファームの発酵が進んでいるコーヒー堆肥からは、湯気がモクモク出ています。
測ってみると、なんと39.6℃もありました!!人の体温以上!!
ファームから袋に入った堆肥を運んだ大森さんも、「人をおんぶしたみたい」だったと言っていました。

土の温度

この熱は、土の中の微生物たちの働きによるものなのだそう。

土の中の微生物が分解を進めると、その時のエネルギーが熱となるのです。
人が食べ物から栄養を取ったり熱を作ったりしているのと似ていますね。

「土の中に住んでいる微生物」と捉えることもできるかもしれないけれど、まるで人間で言いうところの器官や細胞のように、「微生物も土の一部」と捉えることもできる気がします。

そうすると、なんだか土が生きているように感じられました!
だから、コーヒーかすを堆肥にしていくことは、まさに土を育てているような感覚です。

私たちは野菜を育てようとしていますが、野菜作りには土が必要です。
土台である土を育てることも、作物を育てることと同じようにとっても大事なんですね。


3. 次回、「菜っパーティー」開催!

最後は皆で大森さんのコーヒーをいただきながら、
次回収穫できそうな葉物類で、どんな収穫祭を開こうかとの話で盛り上がりました。
最高にさわやかな朝です!!

コーヒー1


〇日誌当番の感想

今日畑の雑草を抜きながら思ったこと。
「一体これらの雑草はどこから来るのだろう?」
土の中に根っこが混ざっていたのかもしれないし、風で運ばれてきたのかもしれない。
とにかく言えることは、畑の土が、雑草もよく育つ、それだけ良い土だということ。

これは人の関係にも言えるんじゃないかなあと、ふと思いました。
おもしろくて、ワクワクするような場所(そして特に、おいしい食のある場所、、、!!)があれば、自然と人は集まってくる。

フードスコーレ農園部も、そんな感じで集まった気がします。目的はバラバラかもしれない雑草みたいに多様な人々が、おいしそうな知らせに惹かれて集まってきました。

この多様なメンバーがどんな相互作用によってこの畑の上で生態系(エコシステム)を作り上げていくのか。
これからが楽しみです!!

みんな


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