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農園部日誌【10日目 春に向けて畑を広くしました】3/20 (土) 10:00- 天気:☀

東京都八王子の磯沼ミルクファームさんの畑をお借りして、月2~3回と「ゆる〜く楽しく食を学ぶ」をモットーに活動しています。

今回の日誌当番は、foodskole校長で農園部顧問の平井です。今回、農園部日誌をはじめて書きます。顧問も書くんかい!というツッコミが来そうですが、じつは担当がまわってくるのを今か今かと心から待ちわびていました。

では、先日の活動を思い出しながら、日誌を書いていきます。

○ ハイライト

1. foodskole農園部、春の体験農園。

この日の活動は部員だけではなく、どなたでも参加できるオープンな形に。日頃から、「農園部を体験してみたい!」と嬉しいお問い合わせをいただくことが多いため、フードスコーレ生ではない方でも体験できるイベントを開催しています。

開催は、3月13日に予定していましたが、雨天のため順延。そのため13日の体験を予約していた方々が残念ながら参加できないということもありましたが、こうしたイベントは定期的に計画していきますので、また遊びに来てくださいね。

この日に集まったのは、農園部員7名、イベントに参加された方が4名。
中には小さい部員も1名。これだけの人数がいれば作業はスムーズそうだ!

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2. はじめて農園部に取材が入った。

農園部に八王子の情報サイト「八王子ジャーニー」さんの取材が入りました。農園部に取材が入るのはお初。せっかくなので、八王子ジャーニーの方も一緒に農作業を楽しんでもらいました。サイトにいつ掲載されるか聞いてみると、「すいません、ちょっと時間いただくかもです!」とのことでしたが、こちらとしてはまったく問題ありません!気長に活動している農園部、何事も急かさないのです。

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3. 雑草をガンガン抜く、そして収穫。

次に畑を使う人に引き渡すために、これまで使っていた畑の雑草を取って、育ててきた野菜を収穫して、畑をできるだけ何もない状態にする。
そして、新しい畑で種を播く。これがこの日のミッション。

遠目から見てもわかる、これまで使っていた畑にボーボーに生えている雑草たち。しばらく畑に来ていなかったので、雑草が伸びていました。同じ種類の植物が固まってスペースを占拠している。それとはちがう種類の植物が隣のスペースを占拠。すごいな、植物の生きる力というのは。

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こうした雑草に隠れる形で、育てていた大根、水菜、ほうれん草、のらぼう菜などが顔を出しています。にんにく、玉ねぎ、そら豆はまだタイミングではないので、それ以外の野菜を収穫。あらためて畑を見ると、かなりの収穫量になりそう。

農園部のように家庭菜園として野菜を育てる場合、獲れすぎず足りなすぎず、その収穫量の調整はかなりむずかしいことを学びました。農業されている方や、本格的に家庭菜園をされている方からすれば、そうした計画も当然のことだと思います。でもそうした体験をこれまでしてこなかった自分のような人からすると、40代になって身体を汚しながら野菜を育てることの難しさを知ることが、今さらながらに実感できるのは本当におもしろいですね。

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4. いざ、新しい畑へ。今度の畑は広いぞ。

農園部の特別講師として僕らの活動をサポートしてくれている、
一般社団法人畑会のフナキショーヘイさんに教えてもらいながら、
新しい畑で種まきです。
この日に植えるのは、じゃがいも(メークイン、キタアカリ)と、
大根(春大根、はつか大根)です。

まずは、じゃがいも。
腐敗防止のために種芋に灰をつけます。
ならした畑に、30センチ間隔で10センチ程度の穴に均等に埋めていきます。

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そして大根。
最初に土に石灰を撒いて種まきの準備です。石灰は酸性の土を中和し、Caを補充する役割。大根を植えるために、畝に被せた黒色の遮光シートの穴に、指の第一関節分の深さの穴を2つ開けて、そこにちいさな種をみんなで入れていきます。

種まきのときに毎回思うけど、こんなちいさな種に、目に見えないものすごいエネルギーが詰まっている、そんな気がする。そうでないと、数ヶ月後にあんなに立派でおいしい野菜に育つとは信じられないですよ。

種を播いたあとに忘れてならないのは、どこに何を植えたかわかるように、看板を立てること。これは結構大事なことだと、これまでの活動で学んだのです。

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今後はこの畑で、とうもろこし、にんじん、大豆にもチャレンジする予定です。果たしてできるかなぁ。心配もあるけど、ワクワクの方が勝っているな。フナキさんのアドバイスのもと、農園部のみんなでやればなんとかなるよ、きっと。


5. 作業のあとの、コーヒータイム。

あたらしい畑に、「foodskole farm」と書かれた大きなお手製の看板を立てました。この看板は、この日のためにみんなで作っておいたもの。まだ何も育っていないまっさらな畑と、そこに立つ新しい僕らの看板。これからまた新たに野菜づくりを楽しむぞ!と、部員ひとりひとりが決意しました(たぶんね)。

春が近いことを感じさせるあたたかい風を受けながら、みんなで飲むオオモリさんがいれてくれたコーヒー。この日は、部員の「きなこさん(とみんなから呼ばれています)」が用意してくれた「熊谷きなこ家」さんの五家宝をおやつに。農作業で疲れた身体に沁みるなぁ。

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○ 日誌当番の感想

新しい畑は、広さ50㎡。「たいした広さじゃないよー」という方もいるかもしれませんが、農作業初心者の僕たちにとっては、少し背伸びした広さです。

今度はなにを植えようか。
大豆を育てて、きなこ作りたい!
大豆はどのくらいの収穫量を目指せばいいんだろう?
夏くらいには、とうもろこし食べられるかもね。

畑を少しずつ広げて、新しい野菜づくりにチャレンジする。たのしみながら少しずつ、できることを積み重ねていく。みんなで汗かいてがんばるこの過程が、なんとも言えなくいいなと、僕なんかは思うわけです。

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