手放すタイミングがきた
思い立って推しのグッズを整理した。
収納ボックスをひらくと、何年もかけて集めたありとあらゆるグッズが、所狭しと並んでいる。
こういうものの大半は、所有しておきたいという欲求が全てなので、一度も使わず封もあけていないものばかり残っている。
じゃあ前ほど気持ちの盛り上がりのない今、使いますかと問われると、それはそれで躊躇われる。
というのも、個人的な好みはシンプルであまり柄が多くない方が好きだ。けれど、グッズはどうしたって派手なデザインや柄が多く、正直あまり可愛いと思っていない。それを無理して使うのもなんだかなぁと思ってしまう。
とりあえず値がつきそうなものはいくつかフリマアプリに出品し、それ以外のものはまとめて買い取ってくれるサイトにお願いすることにした。
買取価格がいくらになったとしても、今の私にはもう未練はない。
推しのことが嫌いになったわけではない。
今でも好きだと思うし、これからもファンでい続けるつもりだ。
でも、これまでのようなお金の使い方はもうしないと思う。
人生における、お金をかけたい事柄の優先度が変わったのかもしれない。
今の私は、仕事に必要な道具や恋人との将来に向けてお金を用意しておきたいと考えている。そのことを自覚して以降、不思議とそれ以外のものに対しての物欲がぴたりとおさまった。
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何事にもタイミングというものがあって、あぁ今だというタイミングをいかに捕まえていけるかなんだろう、と思う。
数年前に同じことをしようだなんて絶対に思えなかった。
処分する予定のグッズたちは、当時の私の心を豊かにしてくれた。
それは紛れもない事実なので、お金を使ったことに後悔はない。
その役目を終えた今だからこそ、手放すことに躊躇がなかったのかもしれないな、と思う。
空いたスペースはそのままあけておくことにした。
ここから少しずつ時間をかけて、部屋の荷物を半分くらいに減らしていくのが今の目標だ。もし、引っ越すことになった場合、この荷物たちを全て連れていくわけにはいかない。
そう思ったときに、まず手放してもいいかなと思えたのがこのグッズたちだった。こんな感じで本当に今の私に必要かどうか見定めていこうと思う。
そういえば断捨離はやりすぎると一種の麻薬効果みたいなものもあるらしいので、やりすぎに注意しつつ、足を知る生活に変えていきたい。
そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。