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そのまま受け取りそのまま返す

言葉を言葉のまま受け取るって,簡単なようで意外と難しい。
例えば,太らないように今日から晩御飯を食べないという話をされた時に,関係性とタイミングによっては,私とご飯を食べたくないってこと?
みたいな方向にこじれてしまうことがある。

一緒に食べたかった気持ちを否定されたような気がして,もっと言えば私との時間が楽しくないんじゃないか,というところまで発展しちゃった日には脳内のネガティブ変換が止まらなくなってしまう。

でもちょっと落ち着けば,そんなこと一言も言っていないとわかる。
相手から発された内容のどこにも,そんな情報はないのに裏を読みすぎてしまうのがよくない,頭では理解できている。
わかっていても時々やってしまう。

勝手に落ち込んでみたり,イラっとしてみたり。
でも,深呼吸して落ち着いて冷静に考えてみたら答えは簡単で,考えすぎなだけなのだ。被害者ぶった結果,なんの悪意もない相手を勝手に容疑者に仕立て上げたとしても何もいいことがない。

逆も同じで,言葉にその言葉以上の意味を載せないというのも大事なことだなと思う。分かってほしい,察してほしいの原因にもなるのだと思うけれど,『これを今このタイミングで言う意味』なんて,相手に正確に伝わるはずがないのだ。

家族でも,もっと言えば自分自身でさえ,自身の気持ちはよく分かっていないときもある。それが他人なら尚更わからなくて当然で,言葉の裏のそのまた裏まで読んでいたら疲れてしまう。そんな状態で関係性を安定させるのは難しいだろう。

だから心がけることはシンプルに,相手の言葉は言葉通り受け取ること,自分の発する言葉に必要以上に意味を載せないこと。
本当に伝えたいことは分かりやすく言葉にすること。

そして勝手に落ち込んだり,勝手に期待したりしないこと。

これに限るのだと思う。


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そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。