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シロクマのシールは楽しみな日

ジントニックが美味しかったことは覚えているが,途中から記憶が曖昧だ。
それでも私はしっかりと歯を磨いて,薬も飲んでいた。
どれだけ飲んでも品行方正に過ごせることは,全く自慢にならない自慢の一つかもしれない。

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楽しい予定は日々のモチベーションにつながる。
今日頑張れば週末には楽しみがあるから,と思うと少々の嫌なことは乗り越えられるのだ。
楽しみな予定はご褒美に近い感覚なんだろうなと思う。

スケジュール帳に貼られていくシロクマのシールを眺めながらそんなことを考えていた。

シロクマのシールは,今会うのが楽しみな人との予定がある日に貼っている。特にシロクマであることの意味はないが,表情がなんとなくその人に似ていた。だからそのシールを見るたびにちょっとだけその人が浮かんできて,楽しかった記憶が蘇る。

詳細に書き残しておくのは気恥ずかしい。
終わったことは書けるのに,リアルタイムになるとどうも抵抗がある。
書きたい気持ちはあっても,うまく言葉が出てこなくてPCの前でもどかしい気持ちになって,いつもやめてしまう。

どうしてだろう,理性が働きすぎるんだろうか。
別に誰に見せるわけじゃなくても恥ずかしい,困ったものだ。

だからシールくらいでちょうどいい。
時々思い出して,ふふっとなるくらいが私にはちょうどいいのだ。

なんていいながらも,これからもシロクマのシールを貼れる日々が続けばいいなと思っている。



そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。