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製作日記

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#ギター

製作日記31 ドミナントが嫌いなんだ

そうなんです、ドミナント(V7)嫌いなんです。
曲にインプロやアドリブの音を強制されるようで。

そんなこんなで、今回のライブルーピングにもドミナント(V7)は出てきません。

EbM7 → BbM7 → GM7 → BbM7 → Am7
こんなコード進行で、7拍子、5小節で1ループのライブルーピングです。

5小節1ループなのは、並べたいコードが5つあったのと、どこかのコードの長さを減らしたくな

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製作日記25 ライブルーピング・即興演奏・ポエトリーリーディング

製作日記25 ライブルーピング・即興演奏・ポエトリーリーディング

Googleポエトリーディング、2本目です。

リフから伴奏パートを即興で創り上げるのをイントロとしつつ、ポエトリーリーディングで曲の"テーマ"を提示、その上でソロを行っていく……という形式ですね。

今回のタイトルは"浴室と浴槽"です。

湯船につかっていると、なんか考え事をしてしまって、異様な時間が過ぎていることがあります。

そんな人、多いと思うなぁ。

歌詞はこんな感じ。

2m四方のハコ

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製作日記18 調性に挑戦する

Chill Math Rock Vibesってなんなんですかね?

自分でつけといてなんですが、それっぽい言葉を並べてみました感すごい。

コード進行は、……。

バッキングに2音しかなければコード進行もないか……。

ともあれ、後半に向かってグッと盛り上がるような演奏になったので、できれば通して聞いていただきたいなぁ。

この曲は、特にメロディーを弾いている際、調性を気にしていないんだ、というこ

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製作日記17 車輪のDIY

製作日記17 車輪のDIY

人の声をチョップしているとやっぱり面白い効果が得られます。

聞いていただくとわかるかと思うのですが、声をサンプリングしてチョップしないと出ない、新しい楽器の音ですね。

ただ、もしラップを載せる、ということを考えると、声の帯域がかぶってしまう場合もあるので難しくなりますね。

なんかこの話、した気がするなぁ……。

自分は現在、学問の場に身を置いているので、常に「独自性はあるのか?」を問うてしま

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製作日記16 100点よりも、70点を定期的に

今回は、Chill Post-rock Vibesってことにしましたがいかがでしょうか。

バッキングとビートの音量が上手くいっていないの若干の心残りですが、まぁ良いとしました。

以前にTwitterでも書いてましたが、
100点のものを追求してたまにアップするよりも、70点のものを高い頻度で定期的にアップする方が良い、
という判断です。

あと、おおむね取り直すと自分がその曲に入り込みきらず、

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製作日記14 あるジャンルの音楽を良いものとして聞くための認識枠組み

コード:Em7→Em7(9)/D→CM7→B7

タイトルは、Frog Rock、カエルのロックです。

こう、結構な数のループパフォーマンスをやってるわけですが、そうすると弾いてる自分もだんだんとマンネリを感じるようになってきています。

そんな中で"暗めネオソウル"みたいな曲が増えてきているところから脱却しようとして、ちょっとオルタナ系をやってみた、そんな感じですね。

奇しくもギタマガ4月号

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製作日記12 ポストロックとか、マスロックとか

ポストロックとかマスロックとかって、ジャンルとしてはなんとなくわかるけど、定義するとなると難しいですよね。

今回は、そんなジャンルであるポストロック志向です。

コードは、D♭M7→Fm7(9)→Cm7です。
真ん中のFm7(9)は正確にはFm7(9)omit3なんですが、その上で演奏しているソロにomit3はそこまで影響していないので……。

たぶん。

タイトルは、The Relations

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製作日記10 グレッチ6120の音作り

製作日記10 グレッチ6120の音作り

グレッチ、かっこいいですよね。

Fm7→Cm7→Gm7(11)→Dm7/A

今回は、グレッチ6120を使いました。

1995年製なので、寺田楽器製です。

グレッチはかなり不遇なメーカーで、

1960年代後半以降、ギブソンとフェンダーがエレクトリックギター市場で人気を二分するようになり、グレッチは次第に経営不振に陥っていく。1967年に会社はボールドウィン・ピアノに買収され、また1973年

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製作日記8 Dreamin’シリーズについて

私は、Dreamin’シリーズという、一つのモチーフを用いて、さまざまに曲を作るという企画をひっそりとやっています。

それが現在、07まで来ました。

2桁まで頑張ります。

一応、根底には寝ると起きるの境界線上のあの気持ちよさというか、明晰夢のような妙な浮遊感というかを、さまざまな形で表現したいという意識があります。

なので、多くの場合は無拍子だったり、全く違うリズムが2つ存在していたりと、

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