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『家にひとりの休日、今日は何を作ろう』

ウチの会社は固定休がない。
会社自体が休みになることが年に数日しかないので、月の休みは決められた数の休日を、部署ごとに擦り合わせしながら取得する形になる。

私は母や旦那の休みと被らせることが多いので、大抵は平日(たまに週末)を休みにする。
しかし時折、誰とも被らない、ひとりだけの休みを満喫したい時は、“絶対に誰も休まないであろう曜日“に休みを入れることもある。

ひとりぼっちの休日は、楽しい。
本音を言うと少し寂しい時もあるけれど、気の済むまで動画を見たり、家の周辺を散歩したり、のんびりとゲームをしたり、気の向くままに過ごす時間は貴重だ。

最近の私がハマっているのは、
『自分だけのズボラ飯を作ること』である。

大好きな食材を買ってきて、ちょちょっと調理して、好きなように味付けして、食べる。
見た目なんか気にしなくていいし、大量に作ってそれを全部食べてもいい。

誰のことも気にせず、栄養バランスなんか二の次で、健康と体重には悪いかもしれないけど、それまでの鬱憤を晴らすように食べる。

今日作ったのは“戻り鰹と玉ねぎのタタキ丼“だ。

おしゃれ感ゼロにも程がある

前日から漬けにしておいた鰹のタタキを熱々のご飯に乗せて、そこに軽くポン酢に漬けた玉ねぎと、水にさらした、ただの玉ねぎのスライスを上からドバーっと山盛り。
最後に胡麻油で軽く揚げたニンニクチップと、コチュジャンを混ぜた醤油ダレをほんの少しだけかけて、真ん中に卵黄を乗せれば完成。

最後にパラパラと振った浅葱の量が足りなかったのが心残りだ。

孤独のグルメをアマプラで再生しながら、五郎ちゃんと一緒に丼をかきこんでいると、なんかとてつもなく幸せな気持ちになる。

すごく心が満たされる。

普段夕食では出さないような、彩りもクソもない、しょーもないズボラ飯。
それをひとりでワシワシ食べる時間。
好きな量を好きなだけ、食べたって誰にも文句を言われない。

なんて素敵なんだろう。

そもそも私は幼い頃からひとり飯の達人で、いわゆる“鍵っ子“だった私は、大抵お昼ご飯をひとりで食べていた。
母が作っておいてくれたご飯をチンして食べたり、“チャルメラ“なんかのインスタントラーメンを食べる時もあったが、その時もご飯のお供に小説を読んだり、ゲームをしたり。

行儀の悪いことをしても誰もいないから、怒られない。
そうして好きなように過ごす時間が好きだった。

ひとりでズボラ飯を食べている時間は、その頃のちょっと寂しいけど自由だった気持ちを思い出すから好きなのかもしれない。
誰の目も気にしない、ひとりだけの至福の時。
この先もしばらくは、このズボラ飯にハマりそうな気がしてる。

もしもサポートをいただけたら。 旦那(´・ω・`)のおかず🍖が1品増えるか、母(。・ω・。)のおやつ🍫がひとつ増えるか、嫁( ゚д゚)のプリン🍮が冷蔵庫に1個増えます。たぶん。