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街中にあるボールパーク サンディエゴ パドレス観戦記


 サンディエゴパドレスの本拠地であるペトコパークに行ってきました。ペトコパークはMLBでは珍しい街中にある球場で2004年にできた新しい球場に分類されます。GW期間中にフィリーズ戦とレッズ戦を観てきたので球場の雰囲気を紹介しながら観戦記を書いてみました。

4月28日 パドレスvsフィリーズ

まずは球場周辺を散策します。この日は1:10開始のデーゲームでした。街中の至る所にパドレスの旗があって一体感がありました。歩く人はパドレスのキャップやユニフォームを着ているのも雰囲気が良いですね。

ペトコパーク
街中にはパドレスの旗が
ガスランプクォーター入口です
トロリーもパドレス仕様です
トニー・グウィン通りとトレバー・ホフマン通り

さっそく中に入ってみます。
通常のゲートは試合開始90分前から開門となりますが、公園側のゲートは120分前から入場することができます。

公園側の入口
ダルビッシュ選手とタティス選手の壁画がありました

まずは歴史的な展示物がお出迎え。レジェンド選手の紹介やワールドシリーズ関連の展示物がありました。トレバー・ホフマンの銅像もありました。

トレバー・ホフマンの銅像
1984年ワールドシリーズ関連の展示物

少し進むと広場があります。やはり街中にあるだけあってビルが近くに見えます。

開けた広場は解放感があります
広場の上から

CRAFT PIER席は2時間前だと人もまばらです。エリア内に入ると選手が練習している様子を近くで見ることができます。

CRAFT PIER席です

この日はデーゲームでした。デーゲームだと試合前の打撃練習は行わないようです。試合前のシートノックもありませんでした。日本とは試合前の調整方法がだいぶ異なりますね。

練習するパドレスの選手

ダルビッシュ選手がいました。4月28日時点では15日間のDL入りしていたので次回先発はいつなのか?という状況でした。パドレスのローテーションは①ダルビッシュ②マスグローブ③シース④キング⑤ウォルドロンと回していてこの日はキング選手が先発です。ダルビッシュ選手の最短復帰は4月30日のレッズ戦から可能でしたが、先発可能なブリトー選手らしき人も練習にいたのでローテーションを1回飛ばすのかなと思ってました。

練習するダルビッシュ選手

スタンド内には90分前から入場できます。選手からサインをもらえるエリアは決まっているみたいでサイン目当ての子供たちがボールと野球カードを持っていました。場所取りも含めて先着順の様なので選手と交流したい場合は早めに入るのが良さそうです。

人だかりがあるエリアが選手と交流できるエリアになります

この日はマスグローブ選手がファンサービスをしていました。前日先発だったのでオフだったのでしょうか。ダルビッシュ選手登板の翌日に行けばチャンスがあるかもしれません。

長い時間ファンサービスしていました。

ペトコパークのチケット価格は土日と平日に価格差があります。特に平日デーゲームは安いです。この席はネット裏から数えて6列目。VIP席を除くと2列目にになります。日曜デーゲームだと140ドル+手数料、月曜ナイターだと100ドル+手数料、平日ナイターだと80ドル+手数料でした。昨年の観客動員は30球団中上位5位に入るほどですのでファンの熱も高まっているようです。

選手が近くに見えます。おすすめです。
エンゼルスから移籍したマーシュ選手もいました

パドレスの先発はキング選手、フィリーズは怪我明けのウォーカー選手が先発でした。

フィリーズのスタメンメンバー
パドレスのスターティングメンバー

試合を振り返ります。
この日は3連戦の3戦目、フィリーズが2試合とも完勝で迎えた3戦目でした。1戦目は3-9、2戦目は1-5と先発に8回まで抑えられる展開にですした。ただ、フィリーズ先発のウォーカー選手は怪我明けの今期初先発なので出来は未知数です。あとはキング選手が強力フィリーズ打線を抑えられるかがポイントでした。パドレスは直近のロッキーズ4連戦で2勝1敗とし、一時はドジャースに0.5ゲーム差と迫る好位置にいました。4戦目も5点リードで8回を迎えますが救援陣が崩れてまさかの大逆転負け。その悪い流れを引きずって3連敗で迎えた試合になります。

試合は2回表に打率1割台のカステラノス選手の四球から8番ストット選手のHRでフィリーズが2点先制。3回裏パドレスは2死からプロファー選手の四球からタティス選手の2塁打で1-2、直後にクロネンワース選手の打った瞬間分かるHRで3-2と逆転します。直後の4回表2死にまたしてもカステラノス選手の四球からストット選手の2打席連続HRで3-4と再逆転を許します。客席は冗談だろ?という雰囲気でした。先発キング選手は2回から5回までカステラノス選手の四球とストット選手のHR以外は走者を許さない完璧な投球だっただけにもったいない2発になりました。両者無得点で迎えた6回、リアルミュート選手の2ランHRで3-6、7回にもフィリーズが1点加えて3-7、ちょっと厳しくなってきました。ウォーカー選手は6回まで73球、パドレス打線は早打ちの感があったか球数が少ないので故障明けですが7回もマウンドに上がります。1死から2人走者を許すと9番のヒガシオカ捕手に変わって打撃好調のキャンプサーノ捕手が代打を告げられます。このキャンプサーノ選手がレフトへ3ランHRを打ち6-7と試合が分からなくなりました。ここでウォーカー選手は交代。代わったホフマン投手から好調プロファー選手が2塁打を放ち同点のチャンスを作ります。ここで打席には2番のタティスJr選手。4月のカブス戦同様に大差からの逆転HRに期待がかかります。タティス選手の打球はセンターに飛びますが、やや打ち損じのあるセンターフライに。後続も倒れて絶好の同点機を逃します。このあと8回にフィリーズが1点加えて8-6。その後反撃も乏しくフィリーズが8-6で勝利。パドレスは痛い被スイープになりました。

今日2HRと大活躍のストット選手

4月30日 パドレスvsレッズ

元々この日もチケットを買っていたのでもう1試合参戦しました。前日のレッズ戦も敗れて5連敗になったパドレス。4月29日の試合後にはシルト監督が30日の先発投手にダルビッシュを指名します。悪い流れを変えられるでしょうか。

今日もパークゲートから入場です
色んな種類のサーバーがありました
コンコースの売店
色んなお店がありますね
注目のデラクルーズ選手
今日の先発はダルビッシュ選手

レッズの先発はマルティネス投手。日本ハム・ソフトバンクにも在籍した日本にもおなじみの選手です。レッズは開幕前から怪我人が多く、TJフリードル選手、マクレーン選手を欠き、ノエルビ・マルテ選手は出場停止になるなど野手のフルメンバーが揃っていませんでした。チーム打率は2割2分ですが、盗塁数はリーグ1位と機動力で攻撃力をカバー。この時点で貯金3と好調の出だしです。

試合を振り返ります。
両投手とも順調な立ち上がり。2回までは無得点です。3回表に2本のヒットから2死23塁のピンチを迎えます。ここでレッズ2番のデラクルーズ選手。この時点でHR8本、OPS.962、盗塁数はリーグトップの22歳。パドレスファンからはOverratedコールも笑。ここは一ゴロに打ち取りピンチを切り抜けます。直後の3回裏パドレスはタティス選手、クロネンワース選手の連続ヒットでまず1点先制。先発のダルビッシュ選手は怪我明けなので投球数が限られていましたが少ない球数でまとめて5回70球無失点に抑えて勝ち投手の権利を得て降板します。5回裏1死13塁からクロネンワースのバットが捕手のグラブをかすめる打撃妨害に。打球はゴロとなっていたためパドレスは1死満塁無得点か2死2塁得点+1を選択できる状況に。ここでシルト監督は1死満塁を決断し、得点1-0で4番マチャド選手に託します。するとマチャド選手が期待に応える3点2塁打を打ち4-0に。その後両者得点を取り合い6-2とパドレス4点リードで迎えた7回、回跨ぎのデロスサントス選手が2本のHRを許して6-4と分からない展開に。ここでパドレスはイニングの途中から松井投手を起用します。松井投手は後続を抑えて悪い流れを断ち切ります。続く8回も3者凡退に抑えて5人の打者を完璧に打ち取りました。6-4で迎えた9回裏には阪神にも在籍したスアレス選手がマウンドに。12球連続95マイル以上のツーシームと球威で押すピッチング。最後は100マイルのストレートで打ち取りパドレスが連敗を5で止めました。

パドレスが勝利

まとめ

 ペトコパークは立地が良く、球場の雰囲気・街の雰囲気もとても良い場所でした。日本からはサンディエゴへの直行便もありますが、ロサンゼルスからアムトラックを使えば3hで行けますのでロサンゼルス往復便を取って陸路でアクセスするのもありかと思います。今期のパドレスは打線が強力でポストシーズンの6枠に入るポテンシャルを持っていると思います。日本人選手も在籍しているのでこの機会にサンディエゴで野球観戦してみてはいかがでしょうか。


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