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遠い未来への物語

この話は長い
noteを書く理由の一つではあるが
ちゃんと書けば長いので
エッセンスを絞り倒して書く
いつか、小説にしたいくらいだ

なんでもやっていい


数年前のことだ
新しいことをやって新しい仕事を生み出そう。そんな話をもらった。
実はもうそろそろ引退を考えてた時だった
が、こんな話をされたので留まることにした
方向性も計画も何もかも全部自分で決めないとならない

ついてきてもらったのは一人だけにした(相方さんと呼ぶ)
酔狂な話しになるのと人数が多いのは苦手なのだ

で、さぁどうする?
いろいろ考えて突き進んでは迷った事、数知れず
瞑想か迷走なんだかわからんくらい毎日が悶々としていた

そんなある日、思いついた
なんかするには仲間が必要
集めよう

この指止まれ!ってどうやるん?
うーん。。。
うーん.。。。
何するんかわからないのにどう声かけるんだ?

そもそもそんな仕組み会社にないぞ

あー、めんどくさいな
なんかそこからかよ
わかったよ。
集める仕組みから作るさ!

思えば、それがきっかけだった
相方さんと毎日話をして
「最初」を作って行った

アウトラインは割と簡単に作れた
やりたいことをやるためのコミュニティ、学びがあって、チャレンジがあってそんなサーケルと言うか、部活みたいなものやりましょう
くらいだったかな

ただ
この手のコミュニティ、長続きしない。盛り上がらない。
簡単じゃないのだ
相方さんはその辺のことを徹底的に調べて組織設計をやっていた

会社にはコンセプトを説明して育成スキームの一つに入れてもらったりして支援をしてもらった
そして、種を植えた

始めてしまった

二人しかいないコミュニティだった
とりあえず多くの人に知ってもらうために、まずは宣伝した
コンサバティブな風土もあり、どちらかと言うと受け身な感じの人が多くて、そんな中で新しい風当たりの強いことをするのだ

そんな中で仲間を見つけるのだ
派手にやらかすか!

社外でいろいろ活躍してる知人や興味がありそうなネタを持ってる方をあの手この手でお招きして大プレゼン大会をやった

この数年前に一度、頼まれて似たようなことをやったことがあって、同じことやったんだけど、今回は単なるイベントではない

人を集めて、企画したコミュニティを宣伝するのが狙い
簡単に言うと巻き餌だ

記憶は定かではないが2〜300人は集まったと思う
この他、資格取得の勉強会とかとにかく知ってもらおうとした

ツールはITっぽくslackだ
あんまり浸透してないのでなかなかアクティブにならないが
やると決めたのでとにかくやる

そして、少しずつ仲間が集まり始めた
ほんの数人だったけど来てくれて嬉しかったのを覚えてる

とにかくも手作りのコミュニティ
前途多難な気配がムンムン
でも、始まった

全力の日々

かなり頑張った
でも、知名度も上がらない
人も増えない
みんなやりたいことないんか?
いや違う、怯むな
そこから先に進め
夜に宴会、昼に講演会、勉強会
考えられる自己啓発を片っ端からやった
予算もつけてもらってとにかく
やってみたいことをやってみようと
動いた

それでも、まだまだ自分たちの知名度は上がらない
だが、新しいことをやるのには
走り続けなければならない

そうしたら少しずつ仲間が増えて行った
10人、20人、30人と
なんとなく入ってる人から
入りたくて仕方ない人とか
だんだんと流れみたいなのができてきた

思いよ届け!

たくさんの人が集まって何かしようよってなっていろいろやった
DRONEカフェとかも行ったな
わちゃわちゃ集まると何か産まれそうな気がする

ある時ビジネスアイデアコンペがあった
何かやってみようと仲間を集めて突撃してみた
するとそのうちの一件が最終審査まで行って優勝した
いっぱい思いを持った人がゴロゴロいるんだけど
何か出していく場がなかったんだな

これはわかりやすい事例だけど
もっと地味に頑張ってる人々はたくさんいて
それなりに何かやりたくて何かを変えたい人はいるようだ

そんな人達と繋がりを持って新しい道を拓いていきたい

簡単なことではないが、もっと渦を作らないと思った

仲間もいつしか400人を超えていた

ありがとう

相方さんが異動してしまった
コミュニティの基礎を作り
小さな種火をここまで大きくしてくれた相方さんだった

時に激しくぶつかったりもしたが
サポートがなければこんなに大きくなってなかったと思う

少ないと思うけど私たちが作ったこのコミュニティで心が救われた人もいる

今は少しずつ世代交代をしている
やがて私も消えていくだろう

それでいい

総てはあの時に始まった記憶を
相方さんへの感謝とともに
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この章はここまで

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