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就労経験がない障害者に立ちはだかる壁 Vol.1

こんにちはSt.Mです。僕は大学院在籍中に精神病院に入院し、障害者雇用でパートで働き始めたのが27歳の時でした。この記事からシリーズで就労経験がない状態から就職・ステップアップしていくことがいかに困難なのかを書いていこうと思います。

photo by Daesun Kim

働かないのは甘えか?

精神障害者やひきこもりは
「ぜいたく病」という批判があります

親が甘やかすから
働かないでいられる

そう捉えている人もいます

実際に親の収入が多く
甘やかされて育った人もいます

働いたら負けよねと考えて
努力を放棄している人もいます

ですが働けるようになりたいと
努力している障害者もいるのです

働きたいではなく
働けるようになりたい
なのです

ナスタチウム:花言葉「愛国心」「勝利」「困難に打ち克つ」 photo by Polly Dot

主体的に学ばないと就職できない時代の到来

学校の勉強を頑張れば
いい会社に就職できる

そんな時代がありました

いい大学を出たら
大企業に就職でき

終身雇用・年功序列で
一生安泰な時代があったのでした

成績を上げるために塾・習い事
全部親が用意します

子供は受け身でいるだけで
良かったのです

いい学校や専門学校に入れば
就職させてもらえると勘違いしていたり

子供にモラルを教えるのは
学校の仕事と考える人すらいます

あくまで学校は
基礎知識を学ぶ場所なので

例えるならば
筋トレのようなもの

それだけでは
スポーツ選手にはなれません

お子さんをお持ちの方に
気を付けてもらいたいのは

社会の変革のスピードは速く
僕らが学生時代の時に
通用したやり方は
通用しなくなってます

共通テスト(旧センター試験)も
暗記だけでは点数が取れなくなっていて

自分が成功したやり方を
子供に押し付けても
今の時代では通用しません

今は学校とは別のことも
主体的に学ばないと
収入を増やすスキルは
身につかなくなっています

photo by Ben Mullins

働いた経験がないと必要なスキルは分からない

社会人として実際に働いてみないと

自分のウリが何なのか
苦手なことは何なのか
苦手を克服するために
何を学べばいいか  は分かりません

また会社が求める人材は
どのような人間なのかも
分かりません

自分のウリが何かは分からないし
働いたことがなくてウリがない、、

そんな状態では面接で
何と受け答えしたらいいか分かりません

就労経験がない障害者には
この壁がとてつもなく大きいのです

まとめ

主体的に学ばず
受け身の状態で生きてきて
気が付いたらドロップアウト

就労経験もないので
自分のウリも分からず
そもそもウリなんてなく
面接でアピールできない となると
どうやって就職していけばいいのでしょう?

①障害者手帳の発行を受け
 障害者雇用で就職

②パート+障害年金
 (実家暮らし)

③グループホーム+障害年金

僕は①②からフルタイムパートをへて
正社員になりましたが
大変苦労しました

就労経験がない状態からのスタートは
本当に厳しいです

働かない障害者やひきこもりに
批判的な人に理解してもらいたいですね

このシリーズは次回も続きます
ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。