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いい子を演じるのをやめてみませんか?演じさせていませんか?

こんにちはSt.Mです。僕は父が学校の先生、母がある教育団体の幹部という生い立ちです。どちらもみんなの手本となるような人と思われていて、そんな父と母にふさわしい子供にならなければ、、、と思ってしまっていました。同じように自分を演出してしんどい思いをしている(そのことに無自覚な)人に向けて記事を書こうと思います。

photo by Tj Holowaychuk

理性と本能のズレはダメージが残る

ベイビーステップというテニス漫画で学んだことです。主人公は超理性的なタイプで、練習しなければという思いが強すぎて、疲労を押し切ってトレーニングをし、コーチに止められた時にはけがをする直前になっていたというシーンがありました。本能では体を休めたいと思っているのに理性で捻じ曲げてトレーニングに励んでいたわけです。

このように本能を理性で捻じ曲げると心や体にダメージが蓄積されてしまうそうです。

ベイビーステップは心のトレーニングについて勉強になる内容が多く、うつ病などから回復を目指す方にはおススメしたいです。

生きていく上では何かをやらなければ、という場面もあるかと思います。ただ、自分の「○○したい」という心の声を捻じ曲げるのはよくありません。自分の気持ちに耳を傾け、それをかなえてあげつつ、やるべきことをやりたいと思えるように心を鍛えていくといいと思います

いい子を演じてしまっていた自分

僕は親のメンツをつぶしたくない一心で、自分の気持ちに封をして「いい子」であったり「優秀である」フリをしていて、ありのままの自分を否定してしまっていました。ありのままの自分を否定しているので自分が何者なのかを完全に見失っていました。当然自己肯定感も低く、しんどい状態でした。

この状態が良くないと気付いた僕は

「いい子を演じるのをやめよう。自分の心に耳を傾けよう」

と決意しました

だからといって特に行動が変わったわけではないんです。例えば人に「優しくしなければ」という束縛から解放されて、「優しくしたい」という自分の気持ちに気づけたのです。

いい子を演じるのをやめたら、思っていた以上に自分がいい子だったことに気づいたのです

少しずつ自分のことを好きになることができました。
自己肯定感も高まってきました。

周囲から好かれるために、いい人であることを演じたり、優秀なフリをし続けると、自分を見失ってしまい、心へダメージが蓄積されてしまいます。

僕のように演じることをやめることで、演じる必要がなかったことに気が付くこともあると思います。参考にしてもらえると嬉しいです。

photo by Юлія Дубина

お子さんにいい子を演じさせていませんか?

立派な肩書を持った方、先生と呼ばれるような方は、お子さんが僕のようにいい子を演じてしまっている可能性があるので、気を付けてほしいです。

また、自分にふさわしい「いい子」であることをお子さんに押し付けていないかを振り返ってほしいです。

そのままの自分では愛されないと思ってしまうことは心身の発達にいい影響は与えません。またそうしたストレスを感じるとはけ口を求めて「いじめ」をする側になってしまうこともあります。

不具合が表に出てくる前にお子さんのためにも一度ご自身を振り返ってほしいです。

最後に

実はこの記事は、ある会合でスピーチした内容なんです(実物はもっと自分のしんどかった気持ちを表現していましたが)。しかもある特定の家族に向けて書いたものです。その家族は厳格な父親がお子さんに「いい子」であることを強要して、お子さんたちが苦しんでいました。
自分よりも年上の年配の男性に「公開説教」をしてしまったわけですが、僕のスピーチのあと家族会議が行われ、関係が修復されたようです。

自分自身が親になってもいないのに、差し出がましい記事を書いてしまいましたが、みなさまが幸せをつかむためのヒントになると嬉しいです。
ではまた!


お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。