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自分のレベルまでしか導けない

こんにちはSt.Mです。僕はドロップアウトして精神病院のお世話になり、多くの精神障害者と接してきました。精神障害者の人たちは就労先として福祉業界を選ぼうとする人が非常に多い印象を持っています。そうした方に向けて記事を書きたいです。かなり耳に痛い内容になるかもしれません。

ビワ:花言葉「治癒」「あなたに打ち明ける」「密かな告白」 Image by İsmet Şahin

僕が福祉業界を目指さない理由

僕はドロップアウトした状態から
這い上がってきました

全く能力がない状態から
社会で働けるようになるためには
どのような能力が必要なのか

身につけるためにどのような努力が
必要なのかを考えながら
実践してきました

その過程で学んだことを伝えることは
同じく心の病で悩んでいる方
就労経験がない障害者の方にとって
有意義だと思っています

自分が道しるべとなり
あとに続く人の助けになりたいと
思ったのです

就労経験がない精神障害者や
引きこもりの方の中には

自らの体験が役に立つと思い
福祉の道に進もうとする人が
多くいるように思います

ですが人を支援するにしても

自分のレベルまでしか
相手を導くことはできないことに
気づいてほしいのです

もちろん「寄り添う」という
支援の形もあります

でも働いた経験のない人が
働くことを希望する人を
支援することができるでしょうか?

一度ご自身に問いかけてみてください

photo by Andre Taissin

お金の問題を解決できるか?

障害者支援で一番大事なのは
お金の問題を解決することです

お金の問題を解決し
将来への不安が軽減されるだけで
症状は一気に改善します

障害年金の手続きや
制度のしくみ

自立支援や生活保護などの
利用できる制度

障害者雇用での賃金相場
将来もらえる年金の額が
いくらになるのか

場合によっては
資産運用の話なども、、

本人のレベルと
社会で働く際に求められるレベルの
ギャップがどれほどなのかによって

どのような働き方・収入を目指したらいいのか
あるいは働くことは目指さない方がいいのか

そうした判断ができる人が
支援者だと助かりますね

そんな支援者になるためには
社会で働く際に求められる水準を
知る必要がありますし

一人暮らしをするなどして
生活にどれくらいお金が必要なのかも
知っておく必要があります

自分がレベル10ならば
レベル10以下の人の支援しかできませんが

自分がレベル50だと
レベル50に達するまで支援できます

知人の中には支援者として
成功している人もいます

彼は尊敬できるくらいに
自分を高める努力をしていました

自分のつらい経験という手札だけで
勝負しようとせずに

自らを高めることで
質の高い支援をできるように
なってほしいです

まとめ

今回は福祉の支援者について書きましたが
自分のレベルまでしか支援できないというのは
自分のレベルまでしか育てられないと
置き換えてみると

部下の育成や子育てにも通じるものがありますね

次回は自分の育て方について
記事にしたいと思います
ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。