チマキザサ刈り取り・仕分け体験
花背の特産品であるチマキザサの刈り取り・仕分け作業を体験するワークショップを実施しました。
2023.9.17
チマキザサとは、祇園祭で使われる厄除け粽(ちまき)や和食の装飾に古くから用いられてきた花背の特産品です。
一度は絶滅の危機に瀕しましたが、2013年に「チマキザサ再生委員会」が創設され、現在まで再生及び伝統文化継承のための取り組みが実施されています。
また、花背地域の小中学生によって結成された「Team Tell Hanase」によって、花背地域のチマキザサを多くの人に知ってもらうために販売会やセミナーを行っています。
今回は、チマキザサ再生委員会の藤井優三様たちのレクチャーのもと、Team tell Hanaseのメンバー小中学生4名とチマキチマキザサの刈り取り・仕分け体験を行いました!
まず、午前中に刈り取り体験を行います。
今回刈り取り体験をするチマキザサ保全地区は花背の山奥にあります。
生い茂る笹をかきわけ、鎌やはさみで刈り取っていきます。
笹は子供の背丈ほどの高さで、うっかりすると迷子になってしまいそうでした!
天気も良く、みんなで協力してたくさん刈り取ることができました。
刈り取り後は別所自治会館で仕分け作業を行いました。
ここでは、刈り取った笹の葉を長さや傷の有無によって仕分けていきます。
あんなにたくさん刈り取っても、一番大きくて傷のない「黄」は案外少なく…。「黄」が出るとみんな大騒ぎでした😸
他にも、日に当たりすぎた葉は固いので巻いて使用するのには向かないなど、様々な特徴を考慮して出荷していることが分かりました。
刈り取りから仕分けまで一連の作業を体験することで、チマキザサへの理解がより一層深まった一日でした🌸
文責:うえだまな
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