台湾で漫才をするということ
◆台湾在住8年目
初めまして、吉本興業所属台湾住みます芸人漫才ボンボンの太田と言います。
変な肩書きが多くてすみません。中国語で漫才をやったりMCやったり時々テレビに出たりしていて、自分の経験や生活の中で感じたことなんかを書きたいと思いnoteを始めることにしたんですが、名前を言うまでの肩書が多くて自己紹介をするといつも「何っ?」って顔をさせてしまいす。なので初回はまずその肩書を一つ一つ説明出来たらと思います。
◆吉本興業所属
吉本の芸人で芸歴は18年目(2022年現在)になります。同期にはオリエンタルラジオやはんにゃ、フルーツポンチ、トレンディーエンジェル等がいて、世に出た芸人が比較的多い東京NSC10期生です。人によっては花の10期なんていう人もいますが、その中の完全に土の中に埋まりに埋まった地下芸人として活動をしてきた人間です。
◆台湾住みます芸人
そんなにっちもさっちも行かない芸人生活を10年間したのち、事務所の『アジア住みます芸人』プロジェクトと言う企画で2015年4月28日から台湾で暮らしながら芸人活動をするようになりました。
(台湾出発日の羽田空港)
◆漫才ボンボン
『漫才』の名を冠にしてしまっている恥ずかしいコンビ名ですが、これは日本の人にだけ使うコンビ名で台湾では『漫才少爺』と言います。「少ない爺ってなんだ!?」と思われると思いますが順を追って説明すると、これは台湾に来るタイミングでコンビ名を全て漢字で表記出来る名前に変えようというところからその当時の中国人の社員さんに名付けられた名前です。やってることが分かりやすいようにと頭に『漫才』を持ってきて後ろの『少爺』に関してはお金を持ってる雰囲気があった方が人気が出やすいからと『お坊ちゃん』と言う意味の言葉を付けられました。なので漫才ボンボンのボンボンはお坊ちゃんと言う意味の『ボンボン』です。
その当時僕はまったく中国語が分からず台湾の知識もなかったため言われるがままコンビ名を変え、のちのち何度も後悔することになりました。
これをギュッとまとめると「吉本興業所属台湾住みます芸人漫才ボンボンの太田です」になります。こんなの初めましての挨拶で理解してもらえる訳ないので、完全にこちら側の責任です。
◆noteを始める理由
自己紹介だけで長くなってしまいましたが、今まで取材をしてもらった時に自分の経験や感じたことを話すことはあっても自分が好きに書ける場所で書いていくのとはまた違う部分もあるのかなと思ったり、台湾来て7年が経ちもう一度振り返らないとどんどん忘れていくと思いnoteを始めてみることにしました。
長いこと日本語の長文を書いていないので日本語のリハビリも兼ね、中国語で漫才をやっている唯一の日本人として今まで経験してきたことや今も現在進行形で行っている活動のことなんかを書いていこうと思うのでお付き合いいただけたら嬉しいです。
次回は何故台湾住みます芸人になろうと思ったかを書きたいと思います。
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