私の介護観

お仕事お疲れ様です。
今回は私の介護観についてのお話しです。
今までの記事で私自身の介護観を書いた事が無かったので
書いてみたいと思います。

初めに、介護士を志すきっかけは以前にも書きましたが
母方の祖母のヘルパーさんを見て介護に興味を持ちました。
一度は挫折しましたが、友人のとの会話でもう一度チャレンジ
してみてから今に至ります。詳しくは過去の記事を読んで頂ければ
幸いです。

さて、私の介護観についてですが、利用者様のありのままの
姿を全力でサポートする事です。
詳しくお話しさせて頂きます。

利用者様のありのままを受け止める。とは、大変な病気をして
介護が必要になった方や、認知症になり、日常生活のサポートが
必要な状態の方々、要介護認定を受けた方に対して日常生活を
安心・安全にメリハリのある生活を提供する事と考えて接しています。

文章にするとすごく立派に見えますが、利用者様を一人の人間として
対等に接する事。もちろん、人生の大先輩ですので敬いながら
お手伝いさせて頂いております。

時には、親子関係のように接してみたり、時にはスタッフとお客様
として接してみたり、時には友人として接してみたりその時の状況・状態
に合わせて接しております。
利用者様が笑っている時は一緒に笑います、怒っている時は何に怒っているのか、傾聴して一緒に解決に努めます、悲しんでいる時はそばに
寄り添います。このように私はエンターテイナーになります。
利用者様の時々の状況・状態に合わせて立ち回ります。

スタッフの言葉使いが友達のような話し方や乱暴な言葉使いになったり
しているスタッフがおりますが、近くで見ていると不愉快で
ならない時があります。あまりに言葉使いが酷い時は注意してましたが
そのようなスタッフは必ず言う言葉があります。
「利用者様と信頼関係が出来ていますから・・・」
「利用者様からあまり畏まったしゃべり方はしなくて良いと言われてます」
スタッフからはこんな返答が返ってきます。残念でなりません。

普通に考えたら判る事だと思います。自分の親に同じ事をしたら不愉快
なはずです。利用者様家族の前でも同じ事が出来るのでしょうか。
誤解しないでほしい事は、信頼関係が成立しているから敬語を使わなくて
良いと言うことではないのです。人生の先輩でお客様なのです。

お手伝いするケアスタッフも、お手伝いしてもらう利用者様も
対等でいる事が信頼関係だと思います。
信頼関係がベースにあるからこそ、利用者様へ真剣に怒る事もあり
ますし、状況によっては砕けた会話もします。
また目標を達成した時や、うれしい事があれば、自分の事のように
一緒に大喜びします。
この事が信頼関係だと思います。
私の場合は利用者様からお叱りを頂く事が多いのですが・・・

私は利用者様と同じ目線で接して同じ目線で物事を考えます。
そうする事で、車いすの方や片麻痺の方、認知症の方の行動などを
観察して今、何に困っているのか、どうしたら自分でできる環境に
なるか、どのようにしたら不安を少しでも解消して安心してすごせるか
などを考えます。

「ちょっと待っててください」この言葉もよく耳にします。
待つ側はいつまで待つのでしょうか。言われた側はどのように
思うか考えたらこのような言葉は出てこないと思います。
用件を伺って、即対応すことなのか確認して
待って頂くのであれば状況を説明してお待ち頂くように
声掛けするだけで相手は不安にならないと思います。
説明と同意をしっかりする事が大切だと思います。昨今、虐待などで
騒がれている業界ですのでしっかりとした接遇も必要だと思います。

ずらずらと書いてきましたが、これら全てを自分だけで対応しているわけ
ではありません。他のスタッフでも対応できるように情報共有を密に
行い連携しています。一人のスタッフが100%のケアを利用されている方
全員にはほぼ無理です。でも80%のケアだったら利用されている全員に
ケアを提供でき残りの20%は他のスタッフと協力する事でカバーできる。
これがチームケアなのではと思っています。

最後に、私の介護観は、利用者様と対等で敬う心を持ち
スタッフ間で些細な事でも情報共有を密に行う事で
利用者様へ100%のサービスを提供する事ができると思います。
その為にチームケアが重要だと思います。

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