当たり前は当たり前じゃない

皆さんにとっての当たり前の毎日はどんな生活ですか？

変わり映えのない毎日は退屈だと感じますか？
それとも幸せと感じますか？

私は最近病気をして、今までの当たり前が当たり前ではなくなりました。

これまでの私の中の当たり前はこんな感じでした。毎日朝が来て、起きてご飯を食べる。

そして仕事をしてクタクタになって夕飯を食べてお風呂に入って寝る。

週末にはたまに友達と会ったり、1人で思い立った行きたいところに行ったりして。

でも病気をきっかけに働けなくなったり、体調が不安で外に遊べなくなったり。

最近では毎日起きて、買い物に行って、散歩をする日々を送っていました。

そんな日々を送っていたら、すごく自分のことが嫌になりました。

誰かの役に立っていないような気がして、
頑張れていないような気がして。

そんな経験をして自分の中で、誰かの役に立ったり、やりたいことができるといった社会貢献や自己実現が生き甲斐だったのだと気付かされました。

だから何か頑張れた、成し遂げた達成感がないと自分には価値がないように思えたり、生きている心地がしませんでした。

例え誰かの役に立たなくても、毎日何かを成し遂げなくても生きているだけで素晴らしいのに。偉いのに。自分のために生きて良いのに。

なかなかそんな風に自分を納得させることはできません。

ですが、人生のどん底の今の自分を受け入れることができたら、前に進める気がしました。

コンプレックスだらけで、自己嫌悪まみれだった自分を救うためには今のどん底の自分を認めること。

そして今を一生懸命生きて、たくさんの幸せをキャッチできる心を育てること。

当たり前を失って初めて自分の価値観や、自分を苦しめ続けていた考え方に気づきました。

今は苦しくても、この経験があって良かったと思える日が来ることを祈って。

今苦しんでいる方々の心にも、小さな灯火が灯りますように。

今回はこのへんで。読んでくださった方がありがとうございました。