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一級土木施工管理技士(一次検定)を受検してみた。2024年度七夕速報

はじめに

今日2024/7/7の七夕に受けてきました。note始めてから初めての集合式なのでいろいろ試験対策で思い出したことを忘れずに書きたいと思います。

受験の動機

 1級土木施工管理技士(一次検定)については3つ受験理由があります。
1.受験制度変更の検証
今年度から各種施工管理検定は受検制度が変わり一次検定については19歳以上なら誰でもOKになりました。私の部署は技術研修や資格取得に向けて社員教育も行っているため主となる別の施工管理技士試験の傾向分析するためです。部署の長の人間が率先してと思う方いるかもしれないが、しょせん間接部門、部下に恵まれているとでも言っておく(苦笑)
2.経験の体系化
一昨年度から昨年度にかけて勤め先の現場の技術的支援で土木を関わっていました。周りにもあまり土木関係に強い人がいないため、その時それなりにほぼゼロからお勉強もしたので忘れないうちになんかしら残したかった。
3.GET研究所の過去問の通りで受かるか検証
最小限の労力で合格を目指すGET研究所の気持ちは非常に理解できるものでした。じゃーちょっとくらこの通りやってみたら合格するか?を検証してみようと思いました。勤め先の主となるものは別の資格ですがGET研究所からも同様の問題解説集がでているためです。なお利用した受験対策本はこれだけです

各種一級施工管理技士一次検定受験資格が改定

 令和3年4月に、1級土木施工管理技士の制度が改定されて、新たに「1級土木施工管理技士補」という資格が導入されました。この制度は2021年度から始まり、資格取得の敷居を下げる一方で、学科試験と実地試験の名称変更および問題形式の変更が行われました。
さらに今年度にあたる令和6年4月から第一次検定は満19歳以上であれば受験できるよう改正されました。学歴や経験が関係なく誰でも受検できるます。
これは建築、土木、管、電気、電気通信他すべての一級施工管理技士が該当します。

一次検定と二次検定の違い

 1級土木施工管理技士の試験は一次検定(学科試験)と二次検定(実地試験)に分かれています。一次検定は基本的な知識を問われ、過去問題を繰り返し学習することで対応できます。一方、二次検定はより実践的な知識と経験が求められ、経験記述などがあり実務経験が必要です。

試験勉強の方法

過去問題の重要性

 毎回同じことを繰り返しおりますが、一級土木施工管理技士の一次検定に合格するためには、過去問題の活用が非常に効果的です。今回は先ほど紹介した問題解説集を何度も繰り返し学習すること取り組みました。
過去問題は実際の試験の難易度や傾向を把握するために不可欠です。

 過去問題を解くときにエクセルを利用して統計を取ります。どの問題、どの分野が間違えたかを手書きノートではなくエクセルで行うことで自分の弱点を知り、その部分を重点的に復習することができます。

そうそう、過去問ではだめなものがあります。土木施工管理に必要な工学基礎知識を確認できるように、令和6年度以降、土質工学(2問)、構造力学(2問)、水理学(1問)の分野を追加されました。今回も工学基礎知識5問ありました。6月の二級前期をちょいみておけば解ける感じでした。とはいえ3/5でした(;^_^A。
5問増えたため例年は65問ですが今年度は70問です

日常生活と勉強のバランス

 今回は6月の株主総会から7月1日異動が多くあったため6月初旬から飲み会が多くありました。正直同じ人の壮行会は都合悪いと断るのは仕方ないと心を鬼にして・・・。勉強を進める上で、バランスを取ることが重要です。試験の勉強が主体となると、どうしても夜の付き合いや家族との時間が疎かになりがちです。このあたりは、隙間時間やできる時間を効率的に時間を使うことで、このバランスをうまく保つことができます。

 毎回言っていますが、やらない日をつくらない。夜に予定があれば昼休みなり朝の通勤なりを利用して無理はしないが必ず問題演習を行う。
「あきらめたらそこで試合終了だよ」

 また、リラックスや遊びの時間も積極的に取り入れることが、効率的な勉強を持続する秘訣です。よく息抜きでスマホで漫画を読んでいます。無理なく続けられる勉強法を見つけることで、成果を上げることができます。

試験当日

一時間前に集合

 いろいろ試験がありますが、記載がない場合はおおむね1時間前に会場入りができます。時間に余裕をもつことが大事。
今日も二名ほど始まってから来た子がいましたが、私が過去受けた試験で横や前後で座る遅れてきた子で合格した子は一人も見たことがないです。
大事なこと!お昼を挟む試験はかならず昼食を朝買ってくること。
会場は大学等で行うことが多いですがコンビニも学食もやっていません。
炎天下に昼食買いに行っていただろう汗臭い受験生が・・・。
ちなみに私はカロリーメイトやソイジョイなどの栄養食品にしています。食べると眠くなるのが50代。(巻き添えごめんほかの50代)
例年はわかりませんが、女性が多いのではないでしょうか、学生っぽい男女が結構いました。多いといっても2%ぐらいでしょうけど・・・。
※駒場東大の7号館が試験会場(東京)でしたが、椅子が非常に昔ながらの机固定型でよくありません。長く座っていたため次の日から腰が痛いです。

受検に際して

 一次検定では、「適当なものはどれか」「正しいものはどれか」「適当でないものはどれか」「誤っているものはどれか」「該当するものはどれか」
このぐらいが出てくる設問です。技術系試験は原則技術知識を問う試験が多いので宅建などのように日本語読解力試験か?という問いや設問はなく非常に素直でわかりやすく設問になっていますので学習した知識をキチンをアウトプットすればよいです。文系資格のような搦め手もありません。出題者の意図など考えずに直感に従って素直に解答することが正解です。
まずは問題文になにを問いているかを丸を付けること!これをすれば間違えないです。つい合っているものを探しているのに誤りを見つけた瞬間にそれを解答に書いてしまうとかね。
またこの試験で時間が不足することはありません。今日も終わり際はほとんどの人が睡眠状態です。(最後まで残り試験問題を持ち帰るため)好きな問題から好きなだけ時間をかけて解きましょう。

まとめと今後の展望

 日建の20時からの解答速報の採点結果
午前A、工学基礎知識3/5、土木一般10/12、専門土木10/10、土木法規7/8、
午後B、施工管理18/20、施工管理法(応用能力)12/15
得票率 全体得点 60/70 85.7% 施工管理法 12/15 80%

応用で間違えが多いです、まぁぼちぼち採れたのではないでしょうか。明日の公式解答で再度確認しますがまぁ、合否に関しては大丈夫でしょう。
GET研究所の言う通り(かなり問題も絞る)だけで合格できるか?
の点ですが、ぶっちゃけ改正後の工学基礎の分野は足りてない。過去問にもありませんしね。正直いって、GET研究所のだけの言うことだけでは不足していると思う。ちょい余裕ができたので掲載しているもので各分野1問づつ多めやったのと、あと根本的な基礎力があったので解けたところもあったから合格したと思います。たぶんGETの言われるままではやばかったと思う。来年度には問題形式の変更に対応すると思われますので、あくまで今回はというコメントです。ただ、少なくても参考書なしでGETの問題解説本だけでこの点数で合格(仮)でてきますので問題解説本としては間違えないです。
ちなみに私は一次検定のみです。土木が本業ではないので本業周辺のためこのあたりの知識で自分の価値的に十分。

 最後にちゃんと二次試験で技士まで目指している方へ、一級土木施工管理技士の資格を取得することで、現場の技術者として配置されるだけでなく、主任技術者や監理技術者としての役割も担うことができ、大変価値のある資格です。そして日本のインフラを支える大事な仕事であります。これから受験される方々にとって、この資格がキャリアの大きなステップアップになることを願っております。

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