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教員としての安定を捨てる

教員としての安定を捨てる。
「公務員は安定してていいよな。」そんな言葉を聞いたことがある。でも、それには疑問がある。

教員としての仕事は、忙しい。仕事量も多いし、多くの業務を担っている。当然長時間労働にもなる。しかし、残業代はほとんど出ていないようなもの。勤務時間だって、あってないようなもの。

生徒指導、保護者対応、研修、日々の仕事に終われて、授業準備の時間はほとんど取れない。

ある程度ベテランの教員ならいいかもしれない。
でも、若手の教員からしたら、毎日を乗り切るのに必死。

昨日まで大学生だった人が次の日から「先生」と呼ばれる立場になる。一つのクラスの担任を任され、30人の子ども達を相手にする。

今、教員のなり手が不足しているというニュースが流れるが、たしかに多くのことが大変で、その大変さに見合う給料かと言われると疑問だ。

仕事量を減らすか、給料を上げないと、若い人がなりたいと思えないと思う。

昔は「先生の言うことは絶対。」
保護者も先生に対して、要求することは少なかった聞く。

でも今は違う。
「先生にこんなひどいことを言われた。」
「先生はうちの子を全然見てくれない。」
「子どもの安全が確保できないから、下校班についてこい。」

尊敬されていた仕事が、いつの間にか何でも屋になっていないか?

教員としての本来の仕事って何だろう。
授業じゃないの?

これだけ教員が忙しくブラックだと言われているのに、さらに色々と学校に要求してくる保護者。

そりゃ理不尽だと思うわ。
教員辞めたいと思うわ。

他国の教員と比べても、日本の教育は異常だ。
先生が担う義務が多すぎる。

そんな働き方を続けていたら、教員になりたい人がどんどん減るし、優秀な人材が入らないし、結局子どもへかえってしまう。

子どものことを本当に大切に思って、未来を担う子どもを育てたいと思うなら、日本の教育のあり方をもう一度ゼロペースで考えるべきだと思う。

他国のいいところを取り入れるべき。
もちろん日本には日本のいいところがあるから、それは守りつつ。

日本の教育のあり方をもう一度考え直す必要がある。
そのためにできることを自分もやっていきたい。

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