歌舞伎町という湿った街の奥にある、古びた茶色い建物、玉城ビル。もともとはキャバレーやらカラオケやらで栄えていた廃墟らしい。 ここにきたのは、chim↑pomさん主催のイベント「ナラッキー」に来るため。歌舞伎町の廃墟でやる、奈落がテーマのイベント！？なんだそれぜったいおもしろい。好奇心だけでふらっと歌舞伎町へ。 なんだかお化け屋敷に入るような緊張感で、ぎぃっと扉を開けて、中へ。前日に雨が降っていたこともあるけれど、なんだかそれだけじゃない湿っぽさと、重い空気。不思議な重力を
パスタ、うどん、カレー、そうめん。 1人暮らしのわたしの、毎日のレパートリー。 料理ができないわけではないけれど、1人暮らしで野菜を買うとすぐに腐らせてしまうし、自分のために手の込んだ料理を作るのも、洗い物も面倒になり、1品物のメニューばかりになっていた。 楽でお腹が満たされる、麺か米。 夜は、それに缶チューハイを2本。 お決まりのメニュー。 そんな日々の中で、会社の先輩のご夫婦がやっている、割烹にお邪魔する機会があった。 1〜2組でいっぱいになるこじんまりとした店内
電車の中では、スマホを見るよりも、人間観察をするほうが好きだ。 と、そう思ったのは案外最近の話で。 大好きな夏生さえりさんが、スマホのことを「持ち歩ける自分の部屋」と表現していたのがなんだか腑に落ちた。ただでさえ在宅で一日中家にいて、仕事が終わったって自分向けにレコメンドされたSNSの情報ばっかり見てるんだから、外に出た時くらい小さな部屋から出なくちゃと思って、電車ではスマホを閉じるようにしてみた。 あれ、そうか。なんだかマスクをしている風景が当たり前になってたけど、も
悩んだ時に、自分探しだといって海外に行く人たちがいる。彼らは世界のいちばん外側に行こうという思考だけど、わたしはいちばん内側に居たいと思ってしまう。 日本が好きで、東京が好きで、おうちが好きだ。そして、わたしの世界のいちばん内側というのは、"おうちのお風呂"だと思っている。 おうちの中でもさらにドアの内側の内側にあって、外に通じる窓もない。たまに人を家に呼んだ時も、トイレは見せてもお風呂は見せない。裸で入る、特別な場所。 だから、本当に辛いとき、お風呂から出られなくなっ
＊なるほど、ネガティブな日記はいいねがつかないと学んだけど、そんなことは気にせずありのままを載せるぞ 5/23 何だか今日もいまいちでしたが、街で生のトムとジェリーをいっぺんに見れたので良き日ということにしましょう。 そういえば、いつかの春の朝、起きた時、孤独の音がするって思った。いや、実際には真逆で、起きたら何の音もしなかったんだけど。なぜだかしっかりと「音がする」って感じて、孤独って音がするんだなぁってはじめての感覚だった。 あまりの静けさにあるはずのない音が聞こ
5/21 今日は何もできなかった。仕事をしようと思ったのに、身体にいいものを作ろうと思ったのに、愛想良く笑いたかったのに、泣かないようにしたかったのに。 どこに行っても、帰り道はなぜだか泣いてしまう。悲しいことなんて何もないのに、みんな優しいのに。涙が出るのを我慢して帰って、玄関のドアを開けた瞬間ウワッと泣いてしまう。家では何もできない。本当に、悲しいことなんて何もないのだ。健康で、優しい家族がいて、気に入っている仕事があって、職場のみんなは親切で、尊敬できる人もいるし、
5/16 在宅で働いていると、一歩も外に出ずに空が暗くなる毎日。人生なにがおもろいねん！！って思って明るいうちに外にでた。 酒屋のおじいちゃんが道路にチョークでアンパンマン描いてて、少しおしゃべりをする。小さな本屋さんの人と喋って、ポストカードをもらう。黒猫ちゃんが走ってきて、お腹を見せてごろにゃんしてくれる。飼い主さんと、冷たくて気持ちいいんですかねとしゃべる。自転車漕いでる子どもがなぜか「こんにちは」と挨拶してくれる。わたしがニコニコ(ニヤニヤともいう)見ていたからか
いろいろ検討しながらはじめて、長く続けることは得意。でも、嫌だったらやめたらいいやの精神で、パッと行動に移すのは苦手。 そう思っていたので、パッと行動してみるぞ！ はじめましてnote。 日々iPhoneのメモにたまる、行き場のない日記の中から抜粋して、こちらに書いてみます。
