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かささぎ
2023年10月20日 13:42
彼のことを思い出す度、不思議な人だったなぁと思う。伏せ目がちで、どこか人を恐れていて。厭世家のように振る舞って、人を嫌っていて。長い前髪に隠れた黒い目は全てを拒絶するような色が宿っていて。だけれど、私に時折見せる不器用な微笑みが私は好きだった。2人きりの時は耳がくすぐったくなるような、少し気を許した優しい声で話してくれるのが嬉しかった。私はそんな貴方に惹かれた。以下はその記録。
2024年4月30日 21:27
あなたがそこに立っている、流れる群衆の絶え間無さに、一人、浮かび上がるようにして