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森貴史の『この積ん読、どうする?』3.【PRIME 1 studio 2019 summer(2019)】

人によって、本の定義は色々だと思います。

しかし1964年のユネスコ総会で採択された定義によると、
「表紙はページ数に入れず、本文が少なくとも49ページ以上からなる印刷された非定期刊行物」
とあります。

それに当てはめるなら、今回紹介するこの冊子は本ではないし、客観的に見ても既に答えは出ています。
ーーこれは〝カタログ〟

プライムワンスタジオとは、映画、ゲーム、漫画のフィギュアを専門に扱う企業で、そのクオリティの高さはサブカル好きに知らぬものはいない、と言っても良いでしょう。
もしお時間あれば、ひとつでもフィギュアの画像を見てほしいです。驚嘆して「これは芸術作品か!?」と叫ぶでしょうね。
自分はフィギュアをこれといってコレクションしてるわけではありませんが、何か一つ部屋に飾りたくなるのが、〝男の子〟ではないでしょうか。

自分がこれを手にしたキッカケは、何年か前に東京で開かれた『東京コミコン 』という映画・マンガといったポップカルチャーイベントだったと思います。ブースの一つに、高クオリティでさらに10万円(‼︎)の高額フィギュアが展示されていて、暫くそこを動けませんでした。
「多分一生手に取ることは出来ないから、せめて拝めるだけ拝めておこう」と、カタログも持ち帰っていました。
それから部屋でくつろいでいるときや、脳が疲れたときとかに、何となくカタログを開いて、その造形美にうっとりした後、値段を見て現実に引き戻されるルーティーンを一年くらいしてきましたね。

それがいつの間にか積み本の中に紛れていたようです。

久し振りに開いて、懐かしさを覚えると共に、この一冊もまた仕分けの対象になるのかと考えて、最終的に「部屋を綺麗にするにはまずは一つでもモノを減らすことが必要」となりました。



というわけでこの本(カタログ)は
『保持』か『手放す』か……判定!

(一部を除いて) 【手放す】!

どういうことか言いますと、
よく考えると「アレもコレも欲しい!カッコいい!」となっていたのではなく、バットマン関連やプレデター関連のフィギュアを中心に魅了されていた気がします。
つまり、「お気に入りのフィギュアの写真のみ切り取り、後は手放せばいい」
・バットマン:ダムド(販売数未定)
・バットマン:アーカムナイト(限定数500体、定価108000円)
・GANTZ:0 レイカ(限定数未定、66900円)
etc.

もっと言うと
「いつか売れたときにこのフィギュアを部屋に飾ろう」
と考えて、手帳に挟んでおけば一つの目標に……なるのか?

(2022年1月17日)

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