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留学終了1ヶ月で就活を終えました。

就活中(2018/03)に勢いで書いた文章を公開しておく。

2017/09〜2018/02までドイツで研究留学をし、2018/03に某WEB系企業に2社内定。色々考えたけど、電機メーカとSIerは自分には向いていない(長年勤めたくない・新しいことバリバリやりたい・薄給でも暮らしていける生活スタイル)と思い、就職活動一旦終了。

・はじめに(前提その1)
自己分析。

(1)B3からM1に飛び級進学した(B4をスキップした。つまり、学部の卒業論文を書いていない。)
ー>意地悪な人事から「君は研究した期間が1年間短いから、同期の院卒の同級生と比べて勉強量が不足しているのでは?」あるいは「他の同級生は卒論も修論も書いているのに、君は修論だけなの?」とか言われるから、飛び級が就活に直接メリットを与えたかは一概に言えない。飛び級が話題になりやすいから、面接の時に話しやすいというメリットはあるが、いちいち複雑な説明・弁解するのがやや面倒。

(2)M1の後期に6ヶ月ドイツに海外留学した
ー>これはダイレクトに就活にメリットをもたらしたと思う。自己分析の面でも、人事からの評価の面でも。
ー>ただ、就活が始まる直前ギリギリまで留学したので、インターンシップなどに行ける機会を損失した。

・はじめに(前提その2)
人によっては、「起業の道を選択肢として持っていて、企業の奴隷になる気は無い」と言う人もいると思うが、僕はそう言うタイプの人間ではない。ちなみに、起業の道は「銀のアンカー」のこの部分を読んで明確に諦めた。でも副業はやるかも。

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以下、本題。

・面接で「あなたの就活の軸は?」と問われることがある。人によって答え方は違うだろうが、僕の中では、次の4つの軸が頭に思い浮かんだ。

就活の軸(建前)

1:(金銭面その1)年収が高いことが重視
(実際に僕の友人から聞いたその理由:東京などの都会に住みたいから≒家賃が高い所に住みたいから、お金のかかる趣味を持っているから、海外旅行に行くことが生きがいだから、子供が沢山欲しいから≒既に結婚していて自分には守るべき家庭があるから、人には言えない将来の野望があるから)

2:(金銭面その2)福利厚生がしっかりしている
※企業によっては、「年収が高いと見せかけて、貰った年収の中から社会保障とか保険とか自分で遣り繰りしろ」というスタンスのところがあるので注意。

3:(精神面その1)有給休暇消化率が高い・完全週休2日制・年間休暇125日以上
休みを取りやすいか否か。

4:(精神面その2)働きがいがある・適職かどうか・自分に合った職場かどうか
仕事が自分の能力に見合っているかどうか。自分の能力を職場で活かせ、「貢献できている」感があるかどうか(それが幸福に結びつく)。

以上の1〜4の中で、自分のスタンスは

3と4を重要視
1と2は軽視

(重要)4>>>>>>>3>>>>>>>>>>>>>>>>>1>>>>>>>2(軽視)

である。

面接で聞かれた時は、まず先に「3番の「有休消化率の高さ」を重視している」と答えた。というか、有休消化率の高そうな企業を優先的にエントリーした。

「4番の「自分に合った職場かどうか」」は、実際に働いてみないとこんなもの分からないと思ったので、面接では言っていない。(それ(=4番)を知るためにインターンシップというものが存在しているのだが、僕はほとんどのインターンシップがその機能を果たしていないと思う。本当であれば、長期のインターンシップとかで、インターンシップ生に対して、企業に人が「君は全然ダメだから、もう来なくていいよ」とか言ってくれれば、分かりやすく有り有りと「自分がその職に合っているかどうか」がわかるので良いと思うが、近年はブラック企業問題が意識されだして、そう言うの企業の人はやらないと思う。)

また、もう少し詳しく言及すると、以下の2つの軸がある。

就活の軸(本音その1)

自分の人生におけるプログラミングの立ち位置について。

情報工学課程の学生として、せっかくプログラミングを使って勉強したのだから、仕事ではプログラミングに何か少しでも関係のある仕事をしたい。しかし、プライベートと仕事を区別つけて社会人生活を送りたい。すなわち、「仕事ではもちろんプログラミングするが、プライベートではしたくない。(=プライベートでもゲームプログラミングしたり、アプリコンテストに出場するほどの熱量は自分には持ち合わせていないかもしれない。)」

(留学の時に、他の優秀な研究者と感じた差)

一方で、こんな記事もある。(Twitter社の人々の仕事ぶり)
http://hrnabi.com/2014/09/24/3739/

"アメリカに来て驚いたことが、もう1つあります。プログラミングが趣味じゃなくて、一切プライベートでコードを書かないという人は日本にもいますが、そういう人は、プログラミングが好きな人にはかなわないと思っていました。でも、こっちに来て驚いたのは、仕事だけでコードを書いていて、しかもスゴい人がいるということです。家に帰ったら子どもと遊ぶだけ。大学で情報科学を専攻して、職歴もヤフーとか、そういう人ですけどね。"

ー>以上のような自己分析を踏まえて、「人事の人間は嘘を完全に見抜く完璧人間説」を信じて、「僕はバリバリ、コードを書く人間では無いので、プレゼンテーションに注力するだとか、サポート役に回りたい」という旨をそれとなくしっかり伝えた。

就活の軸(本音その2)

英語を使って会議をしたくない。
ー>「英語で仕事する」僕には無理だ。

1回生の時は、ESSという英語弁論部に所属していた。また、大学・大学院での研究室では、留学生(交換留学生)が沢山在籍しており、英語で毎週ミーティングしていた。さらに、上述の通り、海外留学にも言ったので、英語を使う機会が多かった。

でも、"ずば抜けて英語論文を読みこなせて、ガンガン英語で議論できる"というレベルとはお世辞にも言えないので、会議ぐらいは自分が一番使いこなせる言語である日本語でやりたい、という本当に当たり前のことに、留学から帰ってきて初めて気づいた。やっとこの事実に気づけたことが、留学に行ってよかったことの1つ。

ただ、TOEIC300点の人が「英語は苦手なので英語は使いたくありません」と言うのと、TOEIC800点の人が「英語は苦手なので英語は使いたくありません」は、全然意味合いが違ってくると思う。Google翻訳などのテクノロジーが急速に発達していることを考えると、自分の孫の世代は、もはや「英語を勉強する人は、趣味でやってるか、本当に仕事で必要な人だけ」という時代になっていると思うが、自分や自分の子供の世代は、まだそこまでのレベルに達していないので、どっちみち少なくとも最低限の英語の勉強はこれからも必要だとは思う。

最後に(学生時代を振り返って):

留学はいいぞ。

メリットー>現場で英語力を腕試しできる。「自分の限界」を明確に把握できる。インターンシップ先で留学中に出会った方達は、本当に優秀で、その分野における「自分が越えるべき壁・及び超えられない壁」を認識できるようになった。

★もっと個人的なことを言うと、自分は追い詰められた方が仕事やるタイプということがわかった。

デメリットー>僕のように就活時期直前だとインターンシップにいけないくなるので、企業研究・優良企業(自分の肌にあった企業)を判断する材料が少なくなってしまう。

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