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ラオスで魚と添い寝する #1ビッビー。ハノイが通ります

忙しく蒸し暑い世界、それがハノイ

とりあえず旅経ちましょう


2024年6月末日 

旅は蒸し暑さから始まった。
26ヵ国目、初めてのベトナム。降り立ったのは北エリアのハノイ。

飛行機から降りた瞬間、むわっとした熱気に包まれる。
そして、車と人の多さに圧倒される。
空港の外にでると、
「タクシー!タクシー?」
「アーユージャパニーズ?コンニチハ!」
と怒涛の質問攻めにあう。
ビッビー!ビッビー!クラクションの攻め攻撃も追加。

だが私は知っている。
アジアにはUberタクシーの代わりのGrabという配車サービスがあることを。
値段交渉するのも面倒くさいので、先に予約しておいた。
鼻高々にもうタクシー予約しているから。と返す。出だしは上々。
電波も心配ない。私には楽天モバイルがある。海外でも問題なし。
ある国以外は。

とりあえずタクシーに乗り込み、宿のあるオールドタウンへ向かう。
空港から30分ほどだ。

どうやらヨーロッパに来た模様

オールドタウンとはその名の通り、ハノイの昔の街並みを残した観光地通り。
今回の宿はそのど真ん中にある
「Tabalo Hostel」


Tabalo Hostelの外観

オーストラリアで泊った以来、2年ぶりのドミトリー(共同部屋)
バックパッカー経験をすると、数年に一度はドミトリーに泊まろっかなという衝動がくる。
ということで選んだこちらのホステル。
扉を開けると、レセプションのあるフロアには埋まるほどのヨーロッパの旅人たちが。
道を歩いているときも、西洋の街並みが見えてくるかのように外国人の姿がたくさんあった。
物価が安く、ある程度便の良い観光地は人気らしい。

そんなことは、あります。(定期)

チェックインをして、いざ自分のベッドに乗り込む。
部屋には4つの仕切られたベッドがあり、私はその一つで眠る。
おや。明らかに私のベッドが乱れている。
しかも、英語の本まで置いてある。
誰かいますね、これは。

ということで冷静にレセプションに戻り、
どなたか私のベッドをシェアしてますと伝える。
オーストラリアのパースでホステルのレセプションをしていた時、チェックアウトを気にしない人たちをたくさん見てきたので、これは定期だと自分では考えている。

早々に別のベッドを見つけて、15分ほどでベッドメイキングをしていただき、やっと寝床へ向かう。

ちなみに、バックパッカー旅で必ずするルーティーンがある。
それは、「サラテクト消毒」
そう、あの虫よけのサラテクト。旅の必需品。
ベッドに枕にサラテクトをシュッシュする。
なぜならば、サラテクトは蚊だけでなく、南京虫(ベッドバグ)にも効く。
シュッシュとスプレーしておけば、気持ちかなり穏やかにベットに横たわれるのだ。

私の共同部屋には、バックパックに日本のラグビーボールが入った荷物が置いてあったので、日本人がいるのか!?と予測するも、
日本からアジアに来ていたヨーロピアンのお兄さんであった。


ホステルの内部

チェックインを済ませ、とりあえず街並み散策。

リンリンおじさんとひしめく街並み


人力自転車がリンリンスマイルしてくる

リンリン♪リンリン♪
振り向くと、人力車ぐらいの乗り物を乗せた人力自転車が私を呼ぶ。
2人がパツパツで座れるくらいの乗り物だ。
客引きにベルをならしながら、「ハロー!タクシー?」と声をかけてくる。
私はニコリとしながら、前を向いて歩く。
まずはのんびりと街を歩きたい派なんです。
観光客という名の人気者である。
旅初心者の頃は、押し売りされる度におどおどしていたなあ。
「ノー、ノーセンキュー(片言)」って頑張ってたなあ。
現在は、ほほえみながらかわすという高度な技術を身に着けました。

オールドタウンの街並みは、
建物がびっしりと立ち並び、その店舗は、新しかったり古かったり。
メルボルンで見るような、おしゃれなコーヒー屋さんもある。
かと思えば、露店の商店陳列がカオスだったりする。


カオスな帽子屋さん


何より驚くのは、建設中の建物の足場が竹であること。
その後の旅では見慣れるのだが。
自分の想像していたハノイ像とはやはり違った。
この目で見るものが事実である。


足場となる竹がたくさん


街中散策はまだまだ続く。
しかしながらとにかく蒸し暑い。
35度のジャングルに潜り込んだ初日。2024年の夏。


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