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海が大好きだった彼女から学んだこと

会いたい人には、会いたい時に、会いに行く。

この言葉が、大きく、重く、感じた日。
学びたくなかったこと。でも、学んだこと。
それが、2年前の今日。
オーストラリアのパースで、大泣きしながら、私がいなくなったら寂しいって言ってくれた女の子。

でも、もう会えない。

2年前、どれだけ後悔したかわからない。
帰国してから会えそうだったのに、会えなかった。
友人から一報を受けて、大泣きした。
それを友人に伝えた時も、大泣きした。

彼女は、大丈夫。どこかでそう思っていた。
いつでも会えると思っていた。

インスタのコメントに、いつも、会いたいーって言ってくれてた。
時々連絡も取ってた。

でも、もう会えない。

パースでの生活は、私にとって、かけがえのない経験で、
濃くて、
密で。

自己肯定感最底辺だった自分が、こんなに忙しく、楽しく過ごせるなんて思っていなくて。
4つも仕事を掛け持ちして、馬車馬のように働きながら浴びるように酒を飲む日々の中で、いつも慕ってくれた同じ職場の女の子だった。

よく笑って、
よく飲んで、
よく遊んだ。

たかが4ヶ月、されど4ヶ月。時間より密度。

彼女は私に、
「ばんさんみたいな人になりたい」
と言った。

そう言うなら、また会ってくれればよかったやん。
私また会おうって言ったら会う人って知ってるやん。
また絶対会おうって言ったやん。

自分が、まだ大丈夫って曖昧に考えていたから、会えなかったのかな。
そんなことばかり考えてしまった。
だからこそ、もう二度とこんな思いをしないように。
すぐに行動する癖をつける努力を始めた。
自分の言葉をちゃんと見つめ直す作業を始めた。

気付かされる前に
気付く努力をすること


ーまたいつか会える
ーどうにでもなる
ーどうせ会えない
ーきっとそうだろう
ーわかってくれるだろう
ー多分無理

曖昧に物事を決めつける前に、
自分が本当はどうしたいのか、自分に問いかけてみる。
答えが見つからなかったら、相手に聞いてみる。

なんでもいいから、書いてみる。
誰かに伝えてみる。

言わなくても伝わることなんて、ない。

なぜならば、

心が通じ合っていると言おうが、
結局は後で答え合わせするからこそ、通じ合っていたと認識できるから。

誰も人の心を100%見抜くことはできない。

人間
いつ、
どこで、
どうなるか、

なんて分からない。

自分の言葉の使い方を、一度精査してみる。
相手との会話を、振り返ってみる。

後悔が来る前に、日々を振り返ってみる。
ありがとうとごめんなさいを意識的に使うように心がける。
素直に言える人間になるように心がける。


完璧な人になる、
のではなく、
前を向く人になる。


失敗なんていくらでもするし、
失態だってこれからもいっぱいあるはず。

その中で、どれだけ自分を省みて、反省して、次の行動を考えるか。
省みると同時に、労わることができるのか。

自分がどれだけの人に支えられているのか。
それにどれだけ感謝できているのか。
人に言う前に自分ができているのか。

自分の心に余裕ができているのか。

がむしゃらに駆け抜ける中で、一度立ち止まって考えてみる。
最近、ちゃんと休んでますか?

自分に優しくないと、人には優しくなれない。


場所じゃなく、
人で生きてる。

思い出の場所って
そこでの思い出が印象に残っているからこそ、思い出の場所になる。

良い思い出も
悪い思い出も

そこで出会った人々や、
そこで起こった出来事で変わる。

3カ国に住んでみて、たどり着く答えはいつも、

場所じゃなく、人で生きている。

だから、彼女に出会えた。
自分で、行動したからこそ、出会えた。
しんどくても、疲れてても、イライラしていても、
いつも笑わせてくれる仲間がいた。
それだけ、自分でも、みんなのことを大切にしてる自負があった。
いろんなことが起こって、結局、大切な人だけが残り、今でも連絡を取り合う。頻繁に会わなくたって、たまに会ったり、電話すれば、いつも元気になる。

大切にする、というのは、
その人の人生を背負うことではなくて、
各々の人生を豊かにするために、互いに切磋琢磨できる関係構築をしていくということ。

他人の意見や行動で、変わるのならば、それは自分が選んだこと。
自分の意見や行動で、他人が変わるのならば、それは、その人の選んだこと。

抱え込むのでもなく、支えるのでもなく、
寄り添う、ということ。

でも、そんなに毎回全部できるものじゃない。
できなくても、それに気づいて、次の行動に反映することが、
最も大事なことだという私見。

会いたい時に
会いたい人に
会いにいく。

言いたいことは、言いたいときに、言う。

人間において、時間の使い方は、永遠の課題だと思う。

予期せぬほど忙しくなったり
予期せぬほど時間が余ったり

毎日同じ日はない。

毎日同じ気持ちだとは限らない。

突然の判断で、人生が180度変わってしまうことだってある。

どんな状況でも、次には笑顔になれるように。

他人を楽しませる、他人を気遣うのではなく、
まず自分を楽しませて、笑顔にすることを考える。

これに関しては、考えてほしい。
考えてほしかった、となる前に。

大切な友人が、
あの頃は笑顔だったはずなのに、
いつしか彼女の中では笑顔になれない日々になってしまっていて、
自分自身を大切にできなくなっていたら。

ただただ、純粋に、
悲しい。

何かできなかったのか、と思ってももう遅い。
けれど、急ぎすぎることもまた、攻めることと同じになってしまうかもしれない。

故に、その時の自分に出来ることを考えても、もう何も変わらない。
今できること、したいことを一生懸命に考えて、全力で毎日楽しむことが、
私にできること。

私にできることは、
大切な人たちと笑いながら未来の話をすること。
常に正直でいること。
ありがとうとごめんなさいが言える人間であること。

完璧な人間は、目指してない。
ただ、毎日笑って過ごせる日々を作ることに、一生懸命になれる人間でありたい。

この全てが、それ以上が、彼女から学んだこと。
また、会いにいくその日まで、ビーチでゆっくり休んでてね。









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