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散策記|岩手県大船渡市:カフェ・ビアン、夏虫の湯(サウナ)

早いもので前回の更新から3ヶ月が経過しました。
厳冬と言われた冬も終わり、とても温暖な日が顔を覗かせる今日この頃。そろそろ活動を再開させようと思い、久し振りの更新となりました。

といっても、まだまだ感染症の脅威が薄れたわけでなく、むしろ私が住む田舎周辺では、今まさに猛威を振るっていると言われる状況です。そうした状況もあり、久々の更新となる今回は、散策記というよりは来訪記と言うべき内容でお送りしたいと思います。


カフェ・ビアン

まずは大船渡市の辺境にある三陸町越喜来で営業しているカフェ・ビアンを紹介します。

地図を見て頂けると分かる通り、中心市街地から非常に離れた場所で営業しています。

実は地元の人間でさえ知らない人は多く、隠れた名店と言っても過言ではない喫茶店(軽食店)となっております。

位置的に駅から少々離れており、徒歩で向かえば30分は難くないでしょう。自動車で行くことをお勧めしますが、土地勘のない人だとたどり着くのも難しいかもしれません。

もしも初めて行くのであれば、Googleマップやカーナビゲーションシステムの使用をお勧めします。

外観はこじんまりとしており、どことなくキュートな印象を与えます。店内は広いと言えないものの10人-15人程度は滞在できるスペースが確保されていました。少々異国情緒を漂わせる独特の雰囲気を醸し出しています。

カフェ・ビアン最大の特徴は、海を見渡しながら食事を楽しめる点です。大船渡市は海を観光資源と謳っている自治体であるものの、意外に海を楽しみながら食事等を楽しめるお店は限られています。カフェ・ビアンは、数少ないオーシャンビューを楽しめるお店として、貴重な存在です。

今回、来訪したのは夕暮れ近くでしたので、ウインナーコーヒーとイチゴたっぷりパフェを頼みました。

カフェ・ビアンは、カレーライス他洋食メニューが豊富に用意されていますが、時間帯が遅かったため食事を避けた恰好です。

ウインナーコーヒーはクリームの甘さとコーヒーの苦みのバランスが非常に整っており、滑らかな飲み口が素晴らしく、ゆっくり楽しもうと思っていたにもかかわらずすぐに飲み干してしまいました。

イチゴたっぷりパフェは、今の季節限定のメニューということで頼みましたが、イチゴの甘さとキウイの酸味の組み合わせが絶妙で、やはり気付いたら平らげてしまっているほど、スルリと口の中に入れられました。

生クリームやシロップが潤沢に盛られていたのですが、甘過ぎると感じることはありません。まるで爽やかな味わいのシャーベットを食べているかのような心地でした。

見た目のボリュームとは裏腹に、胃に重たいものが溜まっていく感じはなく、むしろ食後に僅かながら寂しさを感じたほどです。機会があれば、ぜひまた食べに訪れたい。そう感じました。

カフェ・ビアン
住所:岩手県大船渡市三陸町越喜来小泊102
営業時間:11時-19時程度
定休日:木曜日
ウインナーコーヒー:400円
イチゴたっぷりパフェ:850円

カフェ・ビアン

夏虫の湯(サウナ)

リモートワーク続きな上に運動する機会もなく、まして冬期の間は部屋から出る機会さえ減っていたので、少し汗をかきたいと思い、夏虫の湯を訪れました。

夏虫の湯は、カフェ・ビアンよりも辺鄙な場所で営業している公衆浴場です。

急斜面かつ曲がりくねった道を登った先にあるため、どことなく秘境でこっそりと営業している秘湯のような存在に感じられます。

最寄りの駅から歩いて向かうのは非常に厳しく、自動車で行くよりありません。その自動車でさえ、最寄りの駅から10分程度かかる上に、先ほど伝えた通り曲がりくねった道を登り続けなければいけません。

一応、送迎バスは存在しますが、利用人数が10人からであり、ちょっとした個人旅行で利用するのは不可能に近いと考えるべきでしょう。

このように来訪が難しい場所ではありますが、意外と利用者は多く、訪れると多くの愛好者の姿を見ることができます。

まさに秘湯といった佇まいであり、長い道のりの果てに辿り着く場所としては、ちょっとした達成感を得られる外観を目に出来ます。

施設内は、お土産等の物販がある他、飲食スペースも存在します。以前は隣接する施設において宿泊もできたのですが、2022年2月より無期限で休業しております。

さて、肝心の浴場ですが、広々とした湯船がある他、ジェットバス、サウナが楽しめます。サウナは比較的広めに作られており、大人の男性が10人程度は入れる空間となっていました。

テレビも用意されているので、退屈な時間を過ごすこともありません。浴場内に休むスペースも用意されており、憩いの時間を楽しむには丁度良い場所に感じられました。

鍵付きのロッカーが浴場外にしかなく(浴場による)、男女共用である点は気になりましたが、そもそも供用ロッカーが埋まるほどの来客があることは稀に感じられるため、あまり気にする点ではないかもしれません。貴重品はカウンターでスタッフが預かってくれるため、気になる人はスタッフに相談しましょう。

久し振りのサウナ・大浴場での入浴でしたが、やはり大量に汗を流し、広い湯船でくつろげるのは良いもので、機会があればまた訪れてのんびり過ごしたいと思いました。

夏虫の湯
住所:大船渡市三陸町越喜来字小出59-1
営業時間:10時-21時(最終受付20時)
定休日:水曜日
入浴料:400円
ロッカー代:実質0円(浴場外)、100円(浴場内)

夏虫のお湯っこ

さて、これまでならばここで終わりとしましたが、2022年度からは散策記に付随する形で「裏話」と題して、個人的な所管などを書こうと思います。今回は、「辺境」「辺鄙」と伝えた背景について伝えましょう。

「裏話」は有料とし、著作権法上容認される引用の範囲を超える転載は一切認めませんので(無料部分であっても本来的には同様ですけれど)、その点は注意してください。とくにスクリーンショット及びその公開は絶対におやめください。

裏話

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