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USCPAの性格別職業診断テスト(独断と偏見で作成)

USCPA取得後に行うであろう色々な業務を紹介していますが、

「実際に自分は何が合うのだろうか?」

という疑問があるかもしれません。


そこで、勝手に性格診断テストを作ってみました。
独断と偏見100%で。
各職業に就いている人の性格の傾向ごとにあなたがどこに向いているかを3つの質問で診断します。


最も、実際には、
これまでの知識や経験によっても変わってくる側面はあることから、あくまで自分がどこに居心地よく感じる可能性があるか、という一つの指標にしてもらえればと思います。

いずれにせよ、活用は自己責任で。



診断テスト

下図のSTARTから順番に質問にYESかNOで答えて、自身に合う職業(A~E)を選択して下さい。

※以下に全質問を記載していますので、こちらでもどうぞ。


START:
① ワークライフバランスより、自身の成長を優先したい

 ・YES → ②へ
 ・NO → ③へ


② ネタに事欠かない程刺激に溢れた仕事がいい
 ・YES → ④へ
 ・NO → ⑤へ

③ ルーティーンワークは嫌いだ 
 ・YES → ⑥へ
 ・NO → ⑦へ


④ 自身のクレデンシャルが残る仕事がしたい 
 ・YES → Aの職業へ
 ・NO → Bの職業へ

⑤ 守りを固めるより攻める方が性に合う 
 ・YES → Bの職業へ
 ・NO → Cの職業へ


⑥ 帰属意識は割と希薄な方だ 
 ・YES → Cの職業へ
 ・NO → Dの職業へ

⑦ 過去を振り返るより未来を見据えたい 
 ・YES → Dの職業へ
 ・NO → Eの職業へ



Aの職業へ向きそうな人は…

・成長意欲が高く、ハードワークをも厭わない
・刺激に溢れた仕事を求めていて、エネルギッシュ
・自身の業務結果が何らかの形で記録に残したい(クレデンシャル)

そんなAの職業を選んだあなたに向く職業は…

『M&Aアドバイザー』です。


もう、間違いなくハードワークを強いられる環境です。
時折、案件の狭間でゆっくりできる瞬間があるときもありますが、複数案件重なって結局自由時間が皆無なこともあり得ます。いずれにしても、基本的に激務の職業です。

人よりハードに長時間き、
加えて、クライアント企業の経営陣や経営企画部相手の報告やプレゼンなども多いことから、緊張感も絶大です。
その分成長速度は他の仕事と比べて段違いと言えるでしょう。

アドバイザリーフィーが高額になることから、クライアントもアドバイザーに対して高い要求をしてくることが多く、事業会社の中では普通はあまりないような刺激に溢れています。
以前、別の記事で『毎日が出合い頭の事故のよう』と表現しましたが、案件次第とは言え、今思い返しても正しい表現に思えます。

それを乗り越えて案件が成就した際には、クライアントと一緒にTombstone(案件の記念に作るクリスタルの置物。『Tombstone M&A』で検索すると色々出てきます)をつくるなど、わかりやすく自らの業務の歴史が積み重なって行くのが見れて嬉しいというメリットもあります。
また、Tombstone自体はただの置物ですが、公表案件であれば『〇〇社による××社の買収案件のFAをやっていた』と説明が可能ですよね。

投資銀行やFASを中心に多いM&Aアドバイザリー業務ですが、企業再生のコンサルなども一定程度M&Aを伴うことも多く、ファイナンスと会計と法律の様々な知識と経験を要求される業務であり、この分野と親和性が高いです。

また、この分野での昇進は飛び切り大変ですが、MDやパートナーまで上り詰めると、次元の一つ違う高給がもらえます。また、事業会社へ転職する場合にも、CFOや経営企画など、経営の根幹に携わるキーマンとして入社する人が多いです。




Bの職業に向きそうな人は…

・成長意欲が高く、ハードワークをも厭わない
・それなりに刺激も欲しく、どちらかと言えば守りより攻めを好む
・派手さよりも着実に仕事に向きあってステップアップして行きたい

そんなBの職業を選んだあなたに向く職業は…

『会計コンサル』です。


やはりこの業務もハードワークです。
加えて、クライアントのオフィスへ常駐することも多く、案件によって環境が異なることも。

クライアントの多くは事業会社の経理や財務部門ですが、彼らが通常業務をこなす傍らで中々手が付けられずに課題山積となっていた物事を整理して推し進めなければなりません。
彼らの業務プロセスをきちんと整備できて、社員が作業しやすくなった暁には、部長陣を始め、メンバー皆から感謝され、自身はその作業のノウハウも手に入り、Win-winです。将来、自らが経理や財務へ転職する場合にも、財産になり得ます。

一方で、課題山積の業務を推し進めるのは、社内に抵抗勢力が一定程度いることもあり得るため、一筋縄ではいかないことも。うまくコミュニケーションを取ることが要求され、ヒューマンスキルも身に付ける必要があります。そういったバランスの取れた人にはとても向くことでしょう。

総合コンサルや監査法人などが多く、
決算早期化や内部統制の整備を始めとする会計関連のプロセス改善、法規制の変更への対応、投資やコストの削減など、「会計」と一言に言えど、領域は様々。また、それらをまとめたような多分野を見るIPOコンサルなどもあり、幅はとても広いです。



Cの職業に向きそうな人は…

・成長意欲はありながらも、クールで本当はワークライフバランスも大事
・しっかりとしていて、堅実性の高い方を考えて選ぶタイプ
・帰属意識が割と希薄で周りに合わせるのがそんなに好きでもない
 (できないわけではないが)


そんなCの職業を選んだあなたに向く職業は…

『監査(監査法人)』です。


これは、会計の勉強をしている人には改めて紹介する必要はないでしょう。
会計士としてのメイン・ジョブの一つです。

部署や担当しているクライアントの業界などにより、忙しさはまちまちであり、一部では激務のこともありますが、総じてコンサル系よりは多少マシな印象です。

性格的に穏やかな人が多く、環境としては緩くて、良くも悪くも働きやすいです。一方で『個人事業主の集まり』的な雰囲気(実際はパートナー以外は個人事業主ではないですが)で、帰属意識は事業会社などで働いている人に比べると低いように思われます。

会計業務のお墨付きを与える仕事をすることから、会計基準やプロセス、内部統制については各社の動向を把握でき、こちらも将来的に事業会社へ転職する場合には役に立つことでしょう。

最近では国内ベンチャーのCFOに就任して、IPOに向けた統制準備をするのが人気です(ストックオプションで一発当てること目当てで人気ですが、一人で全てやらないといけなくて疲弊することも多いです)。
その他には、高収入な外資系の経理や財務へ転職する事例も昔から多数あります。

Big 4の監査法人では、ベースの給与水準はFASやコンサルよりも低いですが、シニアスタッフまでは残業代が出るファームもまだあることから、忙しい部門に配属となると、彼らの給与に匹敵、或いは超えることもあるかもしれません。


Dの職業に向きそうな人は…

・ワークライフバランスはあった方が良い
・ルーティーンワークはできなくはないが別に好きでもない
・未来を予測しながら、その実現を目指すことに長けている(視野が広い)

そんなDの職業を選んだあなたに向く職業は…

『FP&A・経営企画』です。


FP&Aはまだまだ日本企業では少ないポジションであり、内容的に一部が経営企画部に内包されていたりしますが、外資系ではCFOの右腕となる、最重要部署の一つです。

一言で言えば、会社の業績予想と実績を分析・報告し、目標予算を達成するために事業部門のコストやKPIコントロールをする事業部専任のプチCFO的存在です。

経理が過去の実績を正確に集計して報告する業務であるのと反対に、FP&Aは業績予測を立て、少しでもそれを押し上げられるように努力をするチームであり、同じ事業会社のファイナンス系職種と言っても、その動き方は真逆です。

最も、事業会社のポストであることから、
コンサルや監査法人よりは業務は緩やかであり、毎月・毎年の作業内容がルーティーンで決まっている側面は一通りあります。

一方で、業績の著しい変動があると、期初に立てた予算の再作成を要求されるだけなく、担当している事業において、他社とのアライアンスやM&Aなどがあると、それによる業績予測の変動などによってもアドホックな業務が適宜入ってくるため、総じて退屈することは少なくないと言えるのではないでしょうか。



Eの職業に向きそうな人は…

・ワークライフバランスはとても重要
・ルーティーンワークを苦とせず、着実に進めることができる
・決まっていない未来よりも、既に確定している過去についての作業をしっかり手順通りに進めることが得意

そんなEの職業を選んだあなたに向く職業は…

『経理』です。


会計と言うと一番最初に誰もが思いつく職業です。
事業会社の中で、比較的穏やかに毎月の売上や支払いの仕訳を切って集計し、財務諸表や注記を作成して報告する業務。

基本的にはルーティーンで毎月、四半期、年次の業務が決まっており、毎月事業の内容などで新しい事象が出て来ることはありますが、このルーティーンが崩れることはまずない、安定した世界です。

一方で、企業としては一連のプロセスの最後の砦なので、ここで間違えると後で大変なことになることから、慎重さと正確性が要求されます。

穏やかさを好む人が多い傾向にあるため、過度にアグレッシブな人は逆に浮いてしまうことも。
一方で、昇進して経理部長へとなる人は、慎重さの中にもそのアグレッシブさをしっかりと持っている人なので、必要な人材であることは多いのですが、ルーティーン性が極めて高い業務に飽き飽きしてしまい、FP&Aやコンサルへ出て行ってしまう人もちらほら。

ここで紹介している業務の中では、残念ながら一番給与が低い例が多いですが(日系企業)、外資系企業であればかなりの高額を若いうちから得られることもある上に、ライフワークバランスが優れているため、ひそかに勝ち組になる人達もいたりします。





さて、あなたは、どの業務が一番しっくり来ましたか?




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