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自己肯定感を引き出すヒントの宝庫「クイァ・アイ」について

成長には自己肯定感は必須である。
自分を認め、信じてあげること。それが、成長への第一歩だから・・・

コロナによる在宅勤務の悪影響がでてきたのか、すこし鬱々とした状況でここ1週間すごしていた
その中で、出会ったのがNetflixの「クイァ・アイ」という番組である


専門をもったゲイの5人が、内面も外見も変えて行くという、いわゆる「変身番組」であると思っていた
ゲイというカテゴリをアピールしているところで少し躊躇はあったが、個人的には少し明るい気分になれるかな?と「変身」する姿をみて、私も勇気づけられるかな?・・・程度の期待で見始めたが、もうこの番組は、人生の葛藤を引き出し、前に進める素晴らしい番組ではないか!?!


カウンセリングから、一歩を踏み出すためのコーチング、応援団・・・・みたいな役割を引き受けている。1週間で、新しい自分と出会い、人生を変えて行く。というのは大げさかもしれないけれど「このことは一生忘れない。ありがとう!」という言葉を、大変した人が何度も発しているのを見ているので、本当にすばらしい活動を目の当たりにできる。

この5名(ファブ5と呼ばれている)は、専門もっており、各担当が、この専門性を通して「自己の解放」と「自分を愛してケアすること」も大切さを伝えて行く。(元々はアメリカのFOXで製作されていたのが、Netflixでリバイバルされている。メンバーは2代目)

・料理
・ファッション
・カルチャー
・インテリアデザイン
・美容

まるで七田式の教育「認めて、ほめて、愛して育てる」の実践だ。しかも、大人で、たくさん傷ついてきた人を、自分と見つめ直し「許す」機会を設けるのだから、すばらしい。

よくある変身番組は「ファッション」と「美容」だけの表面だけであるが、この番組は自分自身の価値観や、今の状態の原因となっている葛藤を引き出し、その葛藤から抜け出した人と対話させるような機会を設けたり、体験させたりするのが、人を変える瞬間を作り出している。

また、その人が、変身後に歩みだした後も、その変化が維持できるように、日常で過ごすときに必要な「空間」をインテリアデザインの方が居場所の提供による「自己解放」をサポートし「料理」で人と繋がる。そこで、自己肯定感のレベルを下がった場合の仲間づくりなど、本当に、人生を変えるヒントが盛りだくさんである。

まだ、5つのエピソードしかみていないが、人はみんな苦しんでいるし、その苦しみに対する癒しや、自分が幸せになる理由を、この番組は教えてくれたと思う。そして、このファブ5のメンバー全員が素晴らしい。

自分の専門性を生かしながらも「クライアント」の葛藤に少しでも触れたら、その場で、話し合う時間を設ける。本当に、人間として向き合っているのだ。

この5名は、ゲイであるからこそ、経験している苦しみや弱さをポジティブな方向に変えている。そういう人を世界中に増やして行きたい!そういう意気込みを感じられる。

以下のリンクでメンバーの簡単なプロフィールがみれます。


LGBTの自己肯定感はかなり低いし、社会から認められていると感じることが少ない中、私の人生では感じたことの無い色々な経験をたくさんしているからこそ、あのすばらしい言葉を紡げるのか・・・と納得。

「あなたは素晴らしい。周りにどんなことをいわれても、信じれるのは自由」良い影響を与えることができるのだから」などと、言葉で伝えていく

まずは、自己肯定感を取り戻すために「ほめる」
このファァブ5は、とにかく、依頼者の方の内面や理想を引き出すのが上手。

自分の価値観を押し付ける訳ではなく、その人の「理想の自分」を引き出して、その姿の自己実現に、専門性を生かしてサポートしていく。

まずは、クローゼットのチェックをしながら、好みを把握。また、インタビューにより、なにがこれまで問題なのかを深堀していく。

例えば、シーズン5のトリマーのビジネスに挑戦したが、色々と課題を抱えている女性。
身長が高過ぎて、小さい頃から、人の目が気になってしまっていたこと。トリマーという職業柄、犬の毛がくっついてしまったりすること。など。
そこで、背が高いということを肯定しながら、ファッションを楽しめるようにしていく。また、このファブ5は、ビジネスで成功しているので、ビジネスをするにあたり、外見の大切さも伝えて行く。といった、全力でサポートしようという気持ちが伝わってくる。

ゲイで、海外留学したことで開放したものの、日本で自分の居場所を見つけられない男性には「居心地がよくないから、いつかは日本に居ないかもしれない。だから、現在の生活を軽視しているのでは?もっと、今を生きないと!」と、現状をちゃんと分析し、良い言葉をかけてくれる。

こんな素晴らしい活動を、テレビ番組で実際にやっていたとは!これこそ、私の目指す「多様性の生き方を認め、愛して、良い循環を目指す」ということなのではないか。

以下、いくつかの言葉の抜粋

タン(ファッション):自分自身の美しさを認めよう。なりたい自分は?工夫次第で、みせ方は変えれる。ってこと

「あなたが本当に自分らしく幸せを感じられるようだったら、やってみましょう。あなたはトレンドを作れるかも。自尊心を高めていこう」

「鏡を見て自分は美しい、自身に満ちている。自分が好きだと思えるようになってほしい。服は、その手助けになるはず」「自己評価を変えられるところまで導きたいと思っている。また、女性らしさを自覚してほしい」

アンソニー(料理):「食はひとをつなぐ、最高の手段」「工夫をすれば特別なものだって実は簡単に作れることを教えてあげたいよ」

カラモ(カルチャー):「ひとを喜ばすことが素敵だけど自分にも喜びが必要だと知ってほしい。」

ボビー(インテリアデザイン):「集いの場所を作ってあげることだよ。教室を開いたり、一緒に料理したりすれば人の絆は強まる」

ジョナサン(美容):「あなたが自分自身を愛せるように、パワーを内側に向ける方法を教えてあげる。自分に行ってほしい”女王様よ 超いい気分”って」「人のケアをするのに、一生懸命すぎててだから、自分のこともいたわらなくちゃって、思う暇さえないの。」


この世界に、こんなにも色々な悩みがあって、みんな葛藤している。それを、自分の専門性を生かしてサポートしていき、素晴らしい一歩を踏み出すことをしている。

番組だけではなく、本当にこういうサービスができたら良いのに。と思いながら、イメージトレーニングをするのでした。

読んで頂きありがとうございます。サポート頂いたお金は、社会問題を解決するために使いたいと思います。そして、その結果を記事にして循環させたいと思います。