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念願の"ワン"ライフ-苦悩と喜びと-

僕が初めて動物との生活を始めたのはいつだったろうか?
ベタなシチュエーションではあるのだが、捨て猫だった子猫を姉が拾ってきて飼い始めたのが最初だったはずだ。
名前はタマというこれまたベタな名前だった。

それから犬を3頭
猫を1匹
うさぎを2羽
ブラックバス1匹
すっぽん1匹
ハムスター無限大
てな感じで動物と生活をしてきた。

動物が本当に好きで動物との生活が当たり前だった。

「将来自分が家を建てたら大型犬を飼いたい」そんな漠然とした夢を僕は2021年に叶えることになった。


念願の"ワン"ライフ

子供が生まれたら犬を飼いなさい。                 子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。
子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。
子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。
そして子供が青年になった時、                       自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。

作者不明のこの詩は僕の心の中で大きな存在だった。

まさに僕は動物と暮らすことでこの全てを経験してきた。

だから自分自身も家を建てたら犬を飼おうと決めていた、犬種はできればダルメシアンがいいと思っていた。

ベタだけど101を観てめっちゃ可愛い!と思ったのがきっかけだった。

2021年に家を買った時も庭の広さが決め手だった、土いじりが好きなのもあったけれどどこかで「犬が走れるな」なんて思っていた。

引っ越ししてから半年後に妻に「犬が飼いたい」と伝えた。

僕は動物との生活が当たり前だったけれど、妻は動物と暮らした経験がなかった。

子供たちも小さいうちに犬を飼うことが僕の理想だったが、新しい家族が増えることについて何度も何度も家族で話し合った。

なんとか押し切りる形でブリーダーさんのところにダルメシアンの仔犬を見に行った。

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この時実は2つのの奇跡が起きていた、

1つ目が車でアクセスが可能な地域にタイミングよくダルメシアンの仔犬がいたこと。(ダルメシアンの仔犬は結構レア)

2つ目がこの仔犬たちが妻と誕生日が同じだったこと。

結果としてこの2つが決め手になって僕たちは念願の"ワン"ライフをスタートさせることになる。


葛藤

大体「犬が飼いたい」と思ってから見に行ったらすんなり決定して飼う流れになると思われがちだし、僕もそう思っていた。

だけどここから僕たち家族は家に迎え入れるまで何度も何度も話し合った。

正直「飼うのをやめよう」と決断したこともあったが、その後「やっぱり飼いたい」と考えたりもした。

「飼う」と「飼わない」を本当に何度も往復した。

僕が今までペットと暮らしていたのは事実だったが、それはあくまでも「実家」で飼っていたのであった。

自分たちの独立した生活の中で大型犬を迎え入れることについて、僕たち家族は本当に何度も真剣に話ったのだ。

悩んだポイントはいくつもあるが

・僕の仕事が激務であること

・ベンチャー経営者という安定しない仕事であるということ

・経済面

・毎日の散歩などのケア

・命を預かるということの重要性

・小さな子供がいることに対する安全性

などを話し合っていた。

話し合いの中で涙を流しながら葛藤することもあった。

それくらい真剣にあらゆる想定をしながら話し合ったのだ。

普段はゴリゴリに押しまくる僕だけど今回ばかりはことの重大さをわかっていた。1つの命を預かることがどれくらい大きなことなのかを知っていたから。

そうして話合っている間に残されていた仔犬たちはどんどんと新しい家族を見つけて行った、焦りと葛藤の中でブリーダーさんからこんな連絡が入った。


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「この子が残りました」



この連絡をもらって僕たちは決断した。

「どれだけ大変でも、この子と一緒に暮らしていこう」


新しい家族

一緒に暮らすことを決断した僕たちは早速生活に必要なものを整えた、

ケージやクレート、リードや首輪、餌を入れるお皿など、その間子供たちには内緒にすることにした。

大きな荷物も「これパパの仕事で使うねん」とかいいながら誤魔化していた。


そして迎えた11月後半、引き取り当日僕は1人でブリーダーさんの元に向かい無事にダルメシアンの仔犬を引き取った。

いつも以上に安全運転に気をつけて自宅まで帰り、家でワンちゃんの初対面をした。

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新しい家族が増えた瞬間だった。

子供たちは驚きながらも喜んでいた。

家に来たのは生後3ヶ月の女の子のダルメシアン(3.6kg)であった。

家族みんなで名前を考えてLuna(ルナ)という名前に決定した。

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犬との共同生活

その日から僕たちのドタバタ生活が始まった。

まずは犬の匂いになれることから始まったし、家に来て最初は寂しくて不安で夜鳴きするから僕がケージの横で撫でながら寝ていた。

小さな娘のポニーテールが遊び道具のように見えるらしく後ろから飛びかかっていたり、家具をかじったり、思わぬ場所でおしっこしちゃったりした。

人間だけが生きる空間の中に言葉が通じない生き物が入る違和感、

そしてそれが絶え間なく継続して流れ続けることがストレスになり心の余裕がなくなったこともあった。

何よりも大変だったのは成長スピードだった。

3.6kgでやってきた仔犬はみるみる成長していった、1週間に1kgずつ大きくなっていく。

あっという間に20kgになった。

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こんなのが

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こんな感じになり

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こんな感じになった

運動量もすごく毎朝6時から1時間の散歩をする、時にはランニングにして身体を壊したり、二日酔いでふらふらになりながら散歩したりもした。

今では散歩が日課になっているおかげで結果として健康になっている気がする。


家族が増えて生活をしていく中で、

いろんな変化があった、妻には本当に苦労をかけているし子供たちも大きくなったLunaに襲われる恐怖で日々戦々恐々だ。

ソファは破られてお気に入りの床は傷だらけになった。

ただ1つ言えること。

それはどれだけ手がかかってももうLunaは家族であり、かけがえのない存在であると言うことだ。

来月に1歳になるLunaは本当にちょっとおばかさんで、トレーニングもなかなか進まなくて、寂しがりやでそれでいて最高に可愛い僕たちの家族なのだ。

犬と生活をすること、それは人生を豊かにする。

心の底からそう思っている。

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実体験をもとに商品開発

そんな僕の心の変化があり、犬と共により快適に過ごせる商品を作りたいと思った。

愛おしい家族である犬だけど、それでも困りごとはたくさんあった。

1 お散歩

僕は毎朝散歩に行くが、小雨が降っている時は本当にテンションが下がる、

統計によると60%の飼い主さんが雨でも散歩に行くそうだ。

僕ももちろん散歩に行くのだけれど家から数キロ離れたところまで散歩しているときに急に雨が降り出したりすると悲惨なことになるのだ。

だから散歩に適したウェアを作りたいと思っていた。

2 両手を空けたい

ワンちゃんとの散歩は常に他のワンちゃんとの接触や周りに子供や小動物がいないかなど気にしている。

突然に他のワンちゃんや動物などが現れると驚いて吠えてしまったり暴れたりすることもある。

その時に荷物を手に持っていると非常に危険である。

それでいて散歩には必要な道具がいくつかあって、おしっこをした時に水で流す用のボトルであるとか、フンの始末グッズ、ウェットティッシュ、おやつなど意外と荷物が多いのだ。

だから肩からかけられるバッグを作りたいと思った。

3 お風呂でびちょびちょになる

僕たちは汚れてしまった愛犬を風呂で洗っているのだが当然ながらびちょびちょになる。

びちょびちょというかビッチョビチョである。

冬場の場合犬を早く乾かさないといけなくて結果自分が風邪を引いてしまうようなことになってしまう。

もちろんトリミングサロンなど外で洗ってもらう場合は専用の設備があるが自宅ではそう言うわけにいかない。

だから防水素材を活用したウェアを作りたいと思ったのだ。


上記の3つの理由から開発したのがWon-cho & Won-trench (ワンチョ・ワントレンチ)である。

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耐水圧8,000mmと撥水性に優れた生地を使用し、悪天候やワンちゃんのシャンプーの時にもガシガシ使えて、プロのトリマーさんも認めた、サロンワークエプロンブランドのノウハウを活かしたオールイン「ワン」な商品だ。

これだとお散歩の時はバッグとして、雨が降ってきたら防水素材のトレンチやポンチョとしても活用できる。

さらにワンちゃんを洗う時にも当然使うことができる。


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バッグとしても大容量になっているので、お散歩グッズだけじゃなくてもアウトドアやスポーツ観戦などにも使っていただける。

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現在このWon-cho & Won-trench (ワンチョ・ワントレンチ)はMakuakeプロジェクトを行なっていて、プロジェクト初日にありがたいことに目標達成することができました。(皆様マジでありがとうございます)

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プロジェクトはこちら

最後に僕たちは日本の職人さんたち一緒にこの商品を作っている。

僕たちはそもそも「日本の縫製業を次世代につなぐ」というビジョンで運営しております。

1点1点のものづくりが高品質で、皆様の生活をよりよくし、

そして職人さんの生活がより豊かになりますよう。

ぜひ応援よろしくお願い申し上げます。


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