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吉野敏明さんの新著「医療という嘘」②/二章「近代西洋医学の波に飲み込まれていく日本」の目次と主題の紹介(後編)

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■前回迄のお話

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①日本で「アメリカの医療ビジネス」が確立されていく経緯


日本の口中科はレベルが高く、ロックフェラー医学仕掛け人たちが入り込む隙がなかった。

そこで、幕末の混乱期にウィリアム・クラーク・イーストレイクらがアメリカ人歯科医を日本に送り込み、「日本はちゃんと医科と歯科を分ていないのが野蛮だ。別歯科部を作りなさい」と指示し、それに小幡栄之助が忠実に従った。

これにより、医師と歯科医師が法的に別個の存在になり、未病段階で対処できる口中医がいなくなり、歯科技術だけを扱うアメリカ式の歯科医になってしまった。


②世界の石油王が医学界占有こだわったわけ


医薬品は石油から作られる…。ロックフェラー財団は「病人」永久に作り出すことができれば、薬を永久に売り続けられることに気づいた。



③ロックフェラー医学が世界を支配する経緯


病人を永久作り出すには、未病の段階で治せる上医を排除すればいい。予防ができる優秀な医者たちを医学会から追い出してしまえばいい。

アメリカの医師会のジョージ・シモンズモリス・フィッシュベインの二人が、それまで主流派だったナチュロパシー(自然療法)やカイロプラクティク、ホメオパシーを廃業に追い込んだ。

ホメオパシー医学はイギリス王室の伝統的な医学で、未病の段階から行える副作用のない自然療法。

副作用のないホメオパシーを追い出し、アロパシーという副作用にある新薬(医薬品)を用いて画一的な治療を行う現代医学で、患者が病気になってからアプローチする対処療法を推し進めた。


④アロパシー医学よって薬物・対処療法が広がる


アロパシー医学の薬物による対処療法では病気は根治しない。根治するどころか、病人は減るどころか増え続け、アロパシー医だけが儲かるようになった。


薬漬け&金儲け主義のロックフェラー医学を浸透させることで、結果的に伝統医学がほぼ根絶やしにされ、アメリカ医師会はアロパシー派独占の暗黒時代へと突入していった。

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