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ネガティブ感情とは闘うな?!ネガティブ感情を仲間にすると最強になれるワケ。

1.ネガティブ感情は感情コントロールすれば大丈夫?

日々の生活の中で、イライラしたり…
悲しくなったり…
モヤモヤしたり…

そんなネガティブ感情が出てきた時、あなたはどうやって対処していますか?

「こんなことで、イライラしちゃいけない!」って、
蓋をして気持ちのコントロールをしようとしたり
「なんか、モヤモヤする…」と思いつつ、
「いいかっ!」と見てみぬふりをして、切り替えようとする方もいるかもしれません。

気持ちの切り替えなどの、感情コントロールのスキルはとても役に立ちます。

でも、感情コントロールのいろんなスキルが役に立つことがわかっているけど…今回はあえて、

「すぐに感情コントロールをしようとしないで!」
「すぐに感情コントロールしちゃうのもったいない!」

って伝えたい。

だって…
ネガティブ感情は仲間にすると自分の人生は「最強」になるから。

というのも、ネガティブ感情を紐解くと、自分の人生をよりよくするヒントに出会えるかもしれないんです。

今回のnoteでは、心理士12年目のusagiがネガティブ感情との付き合い方について、語らせていただきます!
要素だけサクッと知りたいよ〜という方は、Instagramのリール動画をご覧ください↓

2.ネガティブ感情とは?その源は?

ネガティブ感情を紐解く方法の前に、ネガティブ感情とその源泉について。

ネガティブ感情の説明は、氷山で例えられることが多いのですが、私は”うさぎ”と名乗っているので、今回はニンジン畑のニンジンで…

沸き起こってきたネガティブ感情は、畑で栽培されているニンジンに例えると、
土から出た、オレンジ色の根の部分。表面的なモノなんですね。

そして、土の中に埋まっていて、目に見えない部分が、ネガティブ感情の源になる部分です。
つまり、ネネガティブ感情をの源泉=ネガティブ感情を育ているところ。

その中身は、自分を不自由にしている”おもいこみのルール"や、あなたが大切にしたい”価値観”などが詰まってます。

だから、あなたが表面に見ているネガティブ感情を見ないふりをしたり、無理にコントロールしようとしてその場は対処したとしても、
ネガティブ感情を育てている根っこの部分に目を向けないと、また同じようなことで、ネガティブ感情が起きてきます。

反対に、そのネガティブ感情を受け入れ掘り下げることで、自分を知り、自分とうまく付き合うヒントを得ることができます。

だから、ネガティブ感情が浮かんできたときに、すぐにコントロールするのはもったいないと思うのです。
ニンジン畑に収穫に行って、収穫できるニンジンがあるのに「へー」と眺めるだけで帰るくらいもったいないと思うんです。

3.ネガティブ感情を仲間にする方法


ネガティブ感情を仲間にするためには、大きく分けて次の3つのステップがあります。
*ちなみに、この3つのステップは、頭で考えるよりも、書き出すことをめちゃくちゃお勧めします。

ステップ1 
ネガティブ感情をそのまま受け止める

ステップ2  
ネガティブ感情を受け止めて落ち着いた後、なぜネガティブな気持ちになったのか?と自分に問いかける
ステップ3
なぜ?の理由がでてきたら、「ということは?」と自分の希望を言葉にする

ステップ①:ネガティブ感情をそのまま受け止める


まずは、ネガティブ感情を拒否したり、スルーせずに、受け止めることが何よりも大切。

ネガティブ感情が出てきた時に、
「うん?なんか、モヤモヤしてきたね〜」
「今、イライラしてるね」
など、ネガティブな気持ちをいだいた自分にOKサインを出して、感じきる。

大切なのは、評価しないこと!
「イライラしちゃいけないのに、イライラしちゃった」など、自分を評価して、罰しないでOK。
ありのままの自分の感情を受けとめる。

ステップ② 自分に「なぜ?」と問いかける

ネガティブ感情を受け止め、感じきったら、少し落ち着いてくるタイミングがあります。
その時にしてほしいのが、自分に「なぜ?」と問いかけ、ネガティブ感情を掘り下げてみること。

なんで、イライラしたのかな?
なんで、悲しくなった?
など。

これは、かつての私がイライラしていた『子供の寝かしつけ』を例にあげて、ネガティブ感情を掘り下げてみます。

すると、自分を不自由にしている思い込み、自分で作り上げたルールに出会えるんですね。
例の「20時までに寝かせないと絶対、成長に影響する」というようなものみたいに。

ステップ3 自分のルールに「ということは?」の視点を入れる


そして、自分がルールを作り上げているということ…
実は、そこには自分が大切にしたい価値観が埋まっています。
*人参の先の部分にたどり着いてきた♡

その価値観を探るために、自分を不自由にしてるルールに「ということは?」と問いかけてみる。

例えば、私が作り上げた寝かしつけのルールに「ということは?」を投げかけてみると…

「私は大切な人を、大切にしたい」というような価値観に出会えるんです。

あなたが、もし同じ状況だったらどう思いますか?きっと違う思い込みや価値観に出会えるはず。

3.出てきた思い込みや価値観はどうする?

出会った思い込みや価値観をどうするかは自由で、自分で選択できます。

自分を不自由にしているルールを捨てるのもあり。
じっくり味わうのもあり。

*「不自由なルールを手放す」についてはこちらの記事にも書いています↓


「なぜ?」「ということは?」の問いかけで、
ネガティブ感情と仲間になり、気持ちを堀り下げる過程で…
”自分がどうしたいか”
”どうしてほしいか”
という希望も明確になることが多いです。

私は”ネガティブ感情の掘り下げ”を始めてから、今までは「~がいやだ」という不満で表現していたものが、「~してほしいと思った。だから、今度は~してくれない?」など、アウトプットが変わってきたように思います。そして、アウトプットが変わることは、⇨コミュニケーション変わることなので、今までよりも周りの人に伝えやすくなったのを感じています。


いつも同じことで「イライラしてるな~」「モヤモヤしてるな~」と思っている方、明日をちょっぴり楽しくする方法として、一度やってみてください🎵

4.まとめ


・感情はコントロールしようとしない。まず、受け入れて→掘り下げてみる。
・感情を掘り下げると、自分を不自由にしてるルールに気づけたり、自分が大切にしたい価値観が埋まってることに気がつける。
・価値観が整理されると、自分が目指す方向性、軸が見えてくる。
・価値観を見つけ出すために、ネガティブ感情が湧き起こった時、「なぜ?」「ということは?」というクエッションを自分に投げかけてみよう。

*参考図書情報
著者:岡田斗司夫
あなたを天才にする スマートノート 電子版+
出版:ロケットブックス

著者:八木仁平
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
出版:KADOKAWA

著:佐渡島庸平、石川善樹、羽賀翔一(画)
感情は、すぐに脳をジャックする
出版:学研プラス

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