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小説、SSなど

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思いつきで書いたSS置き場です。
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#先生

ジェノスの生理 2

ジェノスの生理 2

「ちょっと待て、卵子の中にジェノスのDNAがあるなら2人の子じゃなくてジェノスのクローンじゃないか」
「では、先生のDNAを採取させてください!どうすればいいのですか?」
「待て待て待て、俺の気持ちを無視して話を進めるな」
ジェノスは素早くネットで調べたようだ。
「先生の精液をください。早く下半身裸になって」
どうする気だ?
「ど、どうすんだよ」
「俺が口でしますから。舌の中に少量保管できます」

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ジェノスの枕になった話

ジェノスの枕になった話

1 とある鬼サイファンの女子の場合

唐突だがいつの間にか私はジェノスの枕になってた!夢かもしれない!
憧れの鬼サイ様の枕になれるなんて!

だってだって、寝言も聞けちゃう、匂いも嗅げちゃう、髪も撫で放題よ。

早く夜にならないかな!

2 サイタマ先生の場合

ご都合怪人の影響でジェノスの枕に閉じ込められちまった!
構わず敷けとは伝えたが、あいつのつむじどんな匂いなんだ?
お、妄想したら

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ジェノスと通販

ジェノスと通販

ジェノスはテレビの通販番組に見入っていた。
あの穴あき包丁、とても使いやすそうだ。
自費で買うか?いや、節約してるサイタマ先生に申し訳が立たない。

たまに生真面目なジェノスは通販番組の売り文句を真に受けてしまうことがある。そして購入しようか迷った挙句やめるのだ。

そもそも先生が通販を利用しているのを見たことがない。送料をケチっているのだろう。

物欲がさほど強くないジェノスでさえ真剣になる深夜

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ジェノス猫

ジェノス猫

俺、サイタマがアパートに帰るとジェノスの様子がおかしかった。
帰宅した時の第一声が
「にゃーーーん!」だった。

そして何故か四本足で歩き、俺の足元にまとわりつく。立ちあがって前足(?)を差し出す。
抱っこしてくれと言うことらしい。

仕方なく抱っこしてやると俺の鼻をペロペロ舐める。
なんだこりゃ。クセーノ博士に連絡したほうがいいのか?

俺の布団の上で香箱座りをしているジェノスを横目で見つつ、ク

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ジェノスとポスター

ジェノスとポスター

ジェノスは突然思い立った!
敬愛するサイタマ先生のポスターを作ろうと。
ラミ加工すれば何度でも貼れる。

クセーノ博士の機器を借りてあっという間にポスターを仕上げたジェノスは意気揚々と帰宅した。

そして壁の目立つところに貼る。
無表情で眺めていたが内心コアが音を立てそうなほど嬉しい。

ガチャリ
サイタマが帰宅した。

「ジェノス、ただいまー」
「先生!これをご覧ください」
「うわああ」
これで

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ジェノスと櫛

ジェノスと櫛

先生の私物を整理している時、引き出しの奥の方に古びた櫛が見つかった。

「先生、失礼ですがこの櫛は?」
「あー、まだ髪があった頃使ってたやつだ」
「捨てま…いや、要りますよね?」
「まー買い直すだろうけどな」

先生はまだ髪が生える可能性を捨てていない。
だがこの櫛は確かに古すぎる。

「捨てていいよ。ジェノス」
「おれがもらっていいですか?」

先生にもまだ弱い時期があったのだと感銘を受けた俺は

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ジェノスと昆布

ジェノスと昆布

時間が合わない先生のためにセールに来たジェノス。
予定していたものをすべてカゴに入れ、レジへ向かおうとすると
「利尻産、昆布 7割引 タイムセール」
と言うポップを見てしまった。
「先生は海藻の効果を頑なに信じているが迷信だ。しかし先生の喜ぶ顔が見たい」
ジェノスはふたつだけカゴに入れた。

この昆布をどう料理しようかと考えながらアパートへ戻る。

アパートの入り口で偶然サイタマと鉢合わせした。

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ジェノスのつむじ

ジェノスのつむじ

先生が俺の後頭部を黙って凝視している。
「先生?なんですか?俺の頭に何かついてるでしょうか」
先生は目線を変えず
「ジェノスのつむじを探してるんだ」
「乳首の次はつむじですか」

「脳みそは生身なんだろ?つむじを押すと身体がほぐれるらしいぞ」
「しかし、上から人工毛髪を植えているのでつむじは…」

「じゃあ、普通のやつと同じ場所でいいだろ。
押すぞ!」
「先生??!!!!」

ギュッと5回押されて

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