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小説、SSなど

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思いつきで書いたSS置き場です。
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#トンボ

トルネードバトル5

トルネードバトル5

源一郎とカイシンはへのへのもへじの実態を捨て、思念だけになって漂っていた。

「俺は嫌だぞ」
「悪かった」
源一郎が素直に詫びた。

しかしムカシトンボは頑健だ。
太古からの生命力のおかげだろうか。

カイシンは聞いた。
「そもそもあの名無しの奴、何が目的なんだ?」
源一郎は眉間に皺を寄せて
「太陽の熱されたガスを狙ってるんだろう」

納得の行かない顔のカイシン。
「高熱のガスを持って帰るなんて不

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トルネードバトル4

トルネードバトル4

「おい!源一郎!」

小さく畳まれ、箱状になったムカシトンボのそばでへのへのもへじ状のものが漂っている。

「なんだ?カイシン」

もうひとつのへのへのもへじにダッシュがついたものが返事をした。
「なんだじゃねぇ!呪いってこれかよ」

「ああ、実態があったらひとたまりもない。思念体として存在するというわけだ」
「だからってなんでもへじなんだよ!」
「そう言う趣味の呪い師だったんだ」

ムカシトンボ

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トルネードバトル 3

トルネードバトル 3

ムカシトンボは源一郎とカイシンを乗せてほぼ垂直に上へ飛んで行く。
出せる限りのスピードを出して。

「おい、これ成層圏突破するぞ!」
源一郎は涼しい顔だ。
「ああ、こいつに乗ればそのくらい行ける」
「酸素は?」
「こいつは呪いがかりのトンボだ、心配するな」

加速!加速!加速!
素晴らしいスピードで飛んで行くムカシトンボ。

そして、ついに!

「あれなんだ?」
「太陽だな」

「太陽だと?!!!

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トルネードバトル 2

トルネードバトル 2

「おい!カイシン!」
「おう!」
エンジンのない気球でどうやって無名の男を追うのか。
「何か隠してやがるな」
「そうさ!」
カイシンが足元のボックスを操作するとバタバタと大きな音が響き、巨大な昆虫の翅が展開した!
「なんだこりゃ…トンボの翅か?」
カイシンは言った。
「ムカシトンボの遺伝子から再現した昆虫の翅だ」
デカい!1枚の翅が10メートルはある。

だが…

「どこ飛んでったかわかんねーだろ

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