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小説、SSなど

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思いつきで書いたSS置き場です。
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2023年7月の記事一覧

トルネードバトル 2

トルネードバトル 2

「おい!カイシン!」
「おう!」
エンジンのない気球でどうやって無名の男を追うのか。
「何か隠してやがるな」
「そうさ!」
カイシンが足元のボックスを操作するとバタバタと大きな音が響き、巨大な昆虫の翅が展開した!
「なんだこりゃ…トンボの翅か?」
カイシンは言った。
「ムカシトンボの遺伝子から再現した昆虫の翅だ」
デカい!1枚の翅が10メートルはある。

だが…

「どこ飛んでったかわかんねーだろ

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ジェノスの生理 3

ジェノスの生理 3

「まず、ジェノス」
「はい」
「俺たちに子供は必要か?」
「はい…え?」
「2人ともヒーロー、構ってやれる時間もないかもしれない。母乳だって2人とも出ないだろ?」
「……」
「ミルクの作り方知ってるのか?」
「知りません」

「わかった?子育ては2人でやるもんだ。1人で暴走したってうまくいかないぞ」
「先生、俺が軽率に行動したばかりに」
ジェノスは俯いた。

かくしてジェノスの無謀とも言える計画は

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ジェノスの生理 2

ジェノスの生理 2

「ちょっと待て、卵子の中にジェノスのDNAがあるなら2人の子じゃなくてジェノスのクローンじゃないか」
「では、先生のDNAを採取させてください!どうすればいいのですか?」
「待て待て待て、俺の気持ちを無視して話を進めるな」
ジェノスは素早くネットで調べたようだ。
「先生の精液をください。早く下半身裸になって」
どうする気だ?
「ど、どうすんだよ」
「俺が口でしますから。舌の中に少量保管できます」

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ジェノスの生理

ジェノスの生理

一通りの生理用品と痛み止めを買ってきたジェノスを目の前に正座させた。

「まず、生理が来るってどう考えてもおかしいだろ?」
「何もおかしくはありません」
「どういうことだ?男で身体が機械なのに…」
「クセーノ博士がシステムを作ってくださったのです」
「??!!!なんて?」
ジェノスは少し顔を赤らめながら言った。
「先生と俺が結婚を前提に付き合っていると知って、クセーノ博士が人工の卵子を開発してくれ

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ジェノスの初潮

ジェノスの初潮

普段のようにマンガを読んでるとジェノスのパンツに赤いシミが見えた。
「ジェノス、変なとこ怪我したな…って怪我?」
「えっ?どこに?血ですか?」

「そのズボンの股間のとこ…」

ジェノスはその部分をつまんで持つとまじまじと眺めた。
「きたか、初潮が」

その言葉にサイタマは目を向いた!
「初潮?生理?」
「そうです、先生。生理用品を買ってきます」

「待てっ、おま…男でサイボーグだろうが」

大慌

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