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海外食洗機について

結構周りで家を買うという人が多いので記しておくと、食洗機はつけるなら絶対に海外製をおすすめします。
もちろん、日本製でも素晴らしい時短家電ではあると思うのですが、やっぱり食洗機の本場はドイツ!性能は海外製、やはりよいです。あとかっこいい。

さて、私の周りには食洗機について下記の派閥があります。

①食洗機不要派
②あれば便利だからとりあえず6万くらいの標準のを設置(もしくは建売でもともとついていた)
③海外製は高いから日本製の深型
④そもそも海外製がオプションにない

このほとんどが、「食洗機を使ったことがない層」です。かく言う私も使ったことはありません。
また一部日本製のビルトイン食洗機を使ったことがある層がいます。その人達はたいてい浅型を使用しており食器が全然入らないことで結局手洗いに戻るタイプが多いように思います。

なお実家の母は食洗機大好き人間で据え置きを使っており、海外食洗機を勧めてきたのは母でした。
建売住宅を購入した姉は浅型がついており「全く食器が入らない!洗ったほうが早いし安い!」という古典的食洗機否定派。
家族でもこんなに意見が両極端でした(笑)

私はどれも間違いだとは思っていません。
どの家庭にもそれぞれのベストプランがあります。
ただ、これだけは言えます。
海外製を一度も見ずに決めるのはもったいない!!!

①の食洗機不要派だった私が海外食洗機派になった理由をプレゼンしていこうと思います。

■海外製は価格が3倍以上!?

ここで「戻る」を押さないでください。
きちんとこの価格に理由があります。

我が家の導入食洗機は本体代面材込で定価40万程度。
正直言ってめちゃくちゃ高いです。
ただし、海外製の中ではかなり安い部類です。
また、あくまで定価でもちろん割引はあり、本体+面材が31万になりました。
でも、日本製なら設置費込みで6万〜ありますよね。

その差額のメリットはあるのでしょうか。
これも人によって違うと思いますが私は「ある」と思います。
最後で具体的に計算もしてみます。

■洗浄力が半端ない

日本製の食洗機、なんだかんだ言って予洗いが必要です。
その分の「見えない」水道代も、手間もかかります。

もしくは、たらいにつけ置き?
そのつけ置きしてるのを見ると自分で洗いたくなっちゃいませんか?

一方海外製の食洗機、なんと、予洗い不要です。
むしろ予洗いしないほうがいいんです。
理由は、海外製の食洗機には汚れを完治するセンサーがついており、それによって洗浄モード・水温を調整するからです。
そしてそこから汚れをしっかり落とし、ピカピカにしてくれます。
※もちろん日本製もピカピカにはなりますよ!

■サイズが半端じゃない

日本製は幅45センチ。海外製の基本サイズはなんと60センチ。
正直海外製の45センチでも日本製の浅型の2倍は入ります。
超でかい。(これは南港まで実機を見に行ってきたときのやつです)

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我が家も、海外製と決めたあとに45センチと60センチで迷いましたが、結局60センチを採用しました。
理由は大きく下記のつです

①造作キッチンなので60センチの採用もできる
②45センチも60センチもランニングコストはほぼ一緒
③差額3万ほど
④ゆとりがあるほうが汚れはよく落ちる

上記を見ればおそらく殆どの方が「大は小を兼ねる」の理念で60にすると思います。
日本のシステムキッチンを入れると、もともとの食洗機用のスペースが45センチしかとられていないので、45センチ一択になるのですが、我が家はなんせフルオーダーメイドのキッチン!(自慢!)なので60センチの導入もできるのです!
で、メーカーに聞くと、入れられるなら60一択だそうです。
理由は差額が小さいことと大きいからと言って消費電力や水道が大きく変わらないことが大きいと思います。

■調理器具だけでなく換気扇のファンも一緒に洗える

海外製の60センチ幅の食洗機は1日分の食器が一気に洗えます。
なんならフライパンも鍋もまな板も洗えます。
それ以上に最高なのが、換気扇のシロッコファンも一緒に洗えます。
最近は高性能な換気扇が多いですが、なんだかんだ掃除ゼロの商品はありません。
それであれば余計な機能は無く、簡単に分解できて食洗機にぶち込んで一緒に洗えるものがいいなと思いました。
その分換気扇もコストダウンできましたよ!
換気扇については機会があれば別記事で話ができればと思います。

■秘密はなんと言ってもフロントオープン

日本製のビルトインの食洗機ってリンナイの一部商品を除けば全て引き出しタイプなんです。
これ、食器をつめるの大変なんです。
慣れるとは思いますが使う食器のパターンを決めて、最適につめないと、汚れの落ちにも差が出ますし何より本当に雀の涙しか食器が入りません。
浅型だと4人家族なら毎食洗い、さらに一部を手洗いです。
フライパン・お鍋は自分で洗うことになるかもです。

一方、海外製の食洗機はフロントオープンタイプです。
同じ45センチの例えばパナソニックの「深型」であったとしても、海外製食洗機の45センチ幅のせいぜい2段目までの容量でしょう。
つまり、換気扇も鍋も別枠で食洗機にかけるか、一部自分で洗うしかないんです。
でも海外製食洗機はフロントががばっと開くので、食器は詰めやすく、大量に入ります。

上記の方は非常に満足されてるようですが、この記事を読んだ私は「めんどくせ〜〜〜〜」と思いました…。すみません。

■肝心のコスト計算してみる

実は、耐用年数は日本製は10年、海外製は20年となっており、2倍の差があります。
イニシャルコストはかかりますが、交換のことを考えるとそこまで大きな差ではないのです。

ということで20年間のコストを計算してみようと思います。

我が家が導入するBOSCHの60センチと日本では割と導入の多いパナソニックの「深型」で比較してみます。
ちなみに、パナソニックの45センチの深型、浅型と比較して容量20Lも増えるくせに標準の食器点数、4点しか変わらないの、衝撃…なめとんか?
ただ、高さ制限が大きく異なるので、日本製のメーカー指定のものしか無理なら深型をおすすめします…。

下記、パナソニックの深型ビルトインの仕様です。
1回あたり27円程度の水道・電気代・ガス代・洗剤代がかかるそうです。
日本製は乾燥機能までついているので、実はランニングコストがかかるんです。

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1日1回、もしくは2回?1回だったら全部の調理器具までは洗えないので手洗いで水道(冬がガス代)がかかりますので、平均して2日で3回運転(もしくは1日1回手洗い追加)するくらいのコスト感覚で計算してみます。

一方、60センチのBOSCHの食洗機、1日1回で十分です。
平均して1回のランニングコストが26円。
なお、BOSCHのHPには記載がなかったのですが、だいたい同じMieleのHPより26円程度との記載がありました。

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パナソニックのほうは洗剤代も含まれた計算だそうですので同じ条件の0.63円/gの洗剤を1回20gとして計算します。すると1回あたり38.6円です。

さて、ではそれをもとに計算してみます。

パナソニック:27円×1.5回/日×365日=14,782.5円
BOSCH:38.6円×1回/日×365日=14,089円
あれ、意外と埋まらないかも〜(笑)

本体代は定価だと恐ろしく高いですが、安いサイトを見るとだいたい11万程度ですね。

一方BOSCHは割引込で31万程度です。

パナソニックは10年後交換するとして…
パナソニック:本体代(11万×2台)+(14,782.5×20年)=515,650
BOSCH:本体代31万+(14,089円×20年)=591,780円

差額は76,130円となりました。
厳密に言うとパナソニックの交換時は取り付け・撤去費用で3〜5万程度かかるはずなので差額はもう少し縮まります。
これに1日2回運転をデフォルトでやると余裕で海外製のほうがコストは下がりますね。

また、詰めにくい引き出し式に一生懸命詰めるストレスなどを考えると20年でこの差額は所有感とか満足感を考えても全然よいです。

「海外製は高いから日本製の深型でいいや」と思いがちですが、しっかり計算してみると、実はこんなもんだったりします。
ぜひ検討してみてください。

※ただ、システムキッチンに60センチ導入はできないので、45センチを導入できるか確認するか、後日自分で手配するかです。大阪ならグローブさんとかに相談してみてください。

ちなみに、日本製で!という方には実は据え置きがおすすめだったりします。
安いしフロントオープンで入れやすいですよ。

あと、システムキッチンのメーカーが許すのであればリンナイにはフロントオープンのタイプがあります。
宗教上の理由で日本製しか無理な場合は私ならこれにします。

使ったこともない私が言うのもなんですが、海外食洗機はいいぞ。

そうそう、今月もモッピー紹介させてください。
もうすぐ2万マイルくらい入りそうです。
3月はどこかにマイルで旅行に行きたいなと思ってます。

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