見出し画像

日本FP協会でライフプランニング!

今日はだいぶ前に予約した日本FP協会の無料相談会へ行ってきました。
そのレポートができたらと思います。

■日本FP協会とは

HPによると下記のとおりです。

日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)は、ファイナンシャル・プランニングの普及啓発とファイナンシャル・プランナーの養成などを通じて、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献することを目的とした
金融経済教育の分野で活動するNPO法人です。

保険会社とか、住宅会社のFPに相談するとどうしてもそこの商品を勧められたり、このローンでも全然大丈夫!と言われがちですが、私達が知りたいのは「我慢しなくてもそれなりの生活を維持しつつリスクヘッジできる生活水準」についてでした。
そのため、非営利のこの日本FP協会のプロに公平な目で見てもらいたかったのです。

■国際基準のFP資格を持った方に無料相談できる

日本FP協会では、週に2日ほど、「CFP®資格」というFPの中でも最高峰の資格を持ったFPの方に50分だけですが無料相談ができる制度があります。
これ、大人気でなかなか予約が取れないのですがコロナの関係か、運良く取ることができました。

CFP®資格は、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心に世界24カ国・地域(2020年2月現在)で導入されている、「世界が認めるプロフェッショナルFPの証」で、FPの頂点とも言えるものです。原則として一国一組織により資格認定が行われており、日本においては日本FP協会が認定しています。

■無料相談の流れ

予約は60日先までできるという仕組みで、空いている日時を見つけてネットから予約します。

①ネットで予約
②FP協会から確認メールが届く
③後日、相談内容の事前ヒアリングがメールで届くので記入
④当日対面で50分相談

という流れになります。
特に、③のヒアリング内容を頑張って詳細を書くことをおすすめします。
ただ、60分操作がないとログアウトするというクソ仕様なので、下書き推奨です。

■相談に行ってきた

私達は二名のFPさんが対応してくださいました。
ベテランの方とそれなりにベテランの方って感じでした。
挨拶してすぐにタイマーが50分からスタートして、事前のヒアリング内容に沿って話を聞いてもらいます。

当日はこのような冊子をもらうのですが、正直この冊子の完成度が高すぎて、相談のアンサーも全てこの冊子に詰まっていました(笑)

画像1

今回の主な相談は下記の三点。

①住宅ローンの借り入れと返済計画
②保険について
③貯蓄のペースと老後・教育資金について

ただ、私達の悪い癖で結構雑談っぽくなってしまいました…反省(笑)
上記以外にも色々情報があったのでまとめられたらと思います。

■住宅ローンについて

下記の条件で相談しました。

約3,200万借り入れ
全期間固定金利1.09%、35年ローン・元利均等返済を想定。

A.全期間固定で想定しているが、周りはみんな変動。変動の方がいいの?
B.10年後に400万程度繰り上げ返済したい
C.今後転勤などになった場合どうする方法があるか

片方のFPさんが不動産を得意とする方で、いろいろ話も逸れつつ面白い話が聞けました。

A.固定か変動かについて

これに関しては「未来のことはわからないから結果でしか最終判断できない」というごもっともな回答でした。

●返済計画に余裕がある場合は変動でもうまく借りられる。
●変動は、金利が上がりそうになったら借り換えることでリスクを少なく返済できるというのはよっぽど上手いことやらないとできない。
→5年ルールがあったとしても未払利息は増えるので結果的に高くなる
●とはいえ金利が上がる頃には元本も減ってるのでそこまで悲観することでもないことが多い。
●固定でも1.09という数字は低い方なので返済計画をしっかり考えられるという点では悪くない選択。
●ここ10年金利は上がっていないが、上がるときは一気にあがることが多いので、固定でも良いのでは。

B.10年後の繰り上げ返済について

これは、住宅ローン控除の関係もあるのでその考えで問題ない。
貯金ペースも十分(というより多いくらい)なのでこれを維持できるなら大丈夫とのことでした。
ただ、私が職場復帰して保育園料が発生する頃は貯蓄ペースも落ちるので、しっかりとキャッシュ・フロー計画を立てることを勧められました。

C.今後転勤などになった場合

夫は今後1回くらいは東京転勤があるかもしれません。
だいたい3年〜8年くらいで、その場合せっかく買った家を売る以外に方法はあるのか、という相談をしてみました。

もしローンを払い終わっていればもちろん賃貸に出せばいいのですが、ローンが残っている場合は原則賃貸に出すことはできません。

住宅ローンはあくまで「借り主が居住する家」に対して特別に低金利で借り入れができるからです。

ただし、実際のところ、ローン返済中に金融機関にだまって賃貸に出すことは結構あるみたいです。
あとは、金融機関によっては相談すれば転勤などやむを得ない事情がある場合は特例措置をしてくれるところもあるようですが、相談した時点で「じゃあ投資用のローンに借り換えで、となることもあるようなので黙ってやる方が多いとのことでした。

■保険について

具体的な紹介はできないけれど、半年分の生活費があれば、ダブルインカムであればそこまで大層な保証はつけなくてよい、その分を貯蓄や投資に回すほうが懸命とのことでした。
当初想定していた「就業不能保険」「収入保障保険」程度で大丈夫そうです。

これに関しても冊子をよく読むのと、キャッシュ・フローをしっかりと記入することで自ずと見えてくるよとのことでした。

■貯蓄ペースと教育費・老後について

今は大きな目的がないまま収入の多く貯金にまわしているけれど、貯蓄の目的と目標金額を定めて毎月の貯蓄をしていくと将来に対して過剰に不安になることもなくなる、とのことでした。
教育費もやっぱり私立と公立でぜんぜん違うし、習い事をさせる数でも変わってきます。じゃあ大学までにいくら貯めようという逆算方式で考えていきましょうとアドバイスをいただきました。
これも最初の冊子にこまかくケーススタディが書かれていたのでよく読んでキャッシュ・フロー表を作っていきたいと思います!

■総評

今回は50分と短い時間でしたが、漠然と不安に思っていて、「こうすればいいかな?」と思っていた生活費や今後の考えが間違っていないということが分かりすごく安心しました。

私達の場合は結構言うことなし、という感じの評価をいただきました。

●この若さでここまで堅実に考えられているなら問題なし。
●キャッシュ・フロー計画書を書くことが最重要。それをすれば安心感も高まるし、今後の貯蓄計画にもなる。
●住宅も中古を購入してこの価格で抑えたのは大正解。

また、今後より充実した生活をおくるためにとっても素敵なアドバイスをいただきました。

キャッシュフロー表を作ることはお金の流れを可視化するだけでなく、家族の夢を語るいい機会として今後も年に1回、家族全員でライフイベントのひょう部分を埋めることを家族のイベントにしてほしい。
それを習慣化していけば、例えばお子さんが「高校で留学に行ってみたい」とか、「私立でひとり暮らししたい」とか、そういった話を現実的な話を交えてできるようになります。
ただお金のため、ではなく、家族の未来計画のために使ってください。

え〜めっちゃよくない?
毎年1回家族ででっかいテーブルでキャッシュ・フロー表の「ライフイベント」の部分を埋めていくの。
お金部分は置いておいて…子どもが親に気を遣ってほんとは○○したいけど…というのを我慢しなくていいの。

キャッシュ・フローはめんどくさいから今まで敬遠してたけど、これを機会にしっかり考えていこうと思いました。

長くなりましたが、総じて大満足の50分でした!
みなさんもぜひ行ってみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?