言語学習は人間形成の如く

言語学習ってのはつくづく難しい。

言葉によっちゃ、何百とある格変化を覚えなきゃいけない、動詞の時制別の変化は暗記必須。全く困ったものだ。

以前、千野栄一の「外国語上達法」を読んだときに、彼は日本人のことを「骸骨」と評していた。

文法だけを理解しても、肝心の”単語”を覚えていないからだとか。

しかし私からすれば、

日本人は、外国語学習において骸骨というよりかは、ただの肉塊に近い。

言語能力に必要な要素を3つに分けて、人間に例えてみよう。

肉塊は、文法や単語

骸骨が、論理や体系の理解

皮膚が、レアリア(背景知識)

肉塊は、臓器や筋肉、神経といった方がいいかもしれませんね。

つまり、日本人には論理や背景知識が備わっていない、ということなんですね。

全員が全員、外国語を話す必要なぞ無いと思いますが、義務教育の一貫として、特段役に立たない外国語の断片的な知識を教えることになるなら、

いっそ外国語教育を辞めるか、論理やレアリアについて一緒に考える機会を設けて、外国語を無味乾燥なものにしないようにすべきなのではと思います。

中学校の生徒は、ほぼ全員が英語を勉強”させられます”。そんでもって、それに奪われる時間が多すぎる。

勉強したいと思った子だけ勉強すればいいでしょ・・・、というか「勉強」とは本来そういうものだと思うのですが。

生半可な知識を与えてやることほど、ひどいことはないのではないでしょうか?

少し話が逸れました。

とどのつまり、外国語学習は決して簡単ではないということ。

文法や単語だけを覚えたって、それを支える骨(論理)がなければ、ただの肉塊。

骨があって初めて、ようやく人間らしい形になるのです。

しかし、これだけでは不十分。

骨や筋肉、細胞がむき出しでは、少々?不気味・・・。進撃の巨人に出てくる「超大型巨人」みたいな感じでしょう。

そこで

皮膚(背景知識)があることで、人間らしく見えます。


あなたも、外国語学習をするときには、こういった点に関して気を付けてみるといいでしょう

今日も大学生は考えている。

🔵メインブログ🔵


サポートするお金があるのなら、本当に必要としている人に贈ってくだせぇ。