見出し画像

自分では気づかない

緩やかにおかしくなっていっていることに自分では気付かない。両親や周りの友人たちは違和感は感じているけど、本人がそうでないふりをするから何も言えない。

今回は鬱メインのお話になります。

私も自分では気づかなくて、友人に言われて初めて自分がおかしいのかもしれないと、少しずつ思いはじめました。
当時の私は深夜まで働いたことを友達に「今日は3時まで働いたわぁ、まじ社畜。」とか言って半ば自慢して、自画自賛するようになっていたと聞きました。
今聞くと穴があったら入りたいくらい、すごく恥ずかしい笑

深夜まで、こんな時間まで働いて自分は頑張ってると思わないとやってけない状況だったんだろうと友人が言ってくれて、少しだけ救われました。

友人は「仕事を辞めた方がいい」と連絡を取るたびに言ってくれていました。でも私は「仕事はやめられない。やめてもすることがない、仕事は続けなきゃいけない」と必死になって抵抗していたらしいです。当時はその強迫観念で突き動いていたと思います。

でもこれ、全く自分では気づいてなくて。
これはもうやばいと思った友人が何度も何度も言ってくれたおかげで自分は今とてもやばい状況なんだと理解することができ、ようやく病院へ足を運びました。病院では鬱と診断されて、やっとおかしくなっていたことを受け入れて病気と向き合っていくことになりました。

本当に普段近くにいる人ほど、全然気付かないことが多いです。ほとんど毎日一緒に過ごすから変化に気づきにくく、決壊したあとに気付くことが多いと思います。
私は運が良く、月2回ほど会う友人が連絡をとってくれていたので死ぬ前に病院に行くことができました。
いつからかは覚えていませんが、私は常に死にたいと心のどこかで思っていました。

私もそうみたいですが、人は隠すのが上手なので気付きにくいです。
友人も必死に隠している私に気づかず、気づいても必死に隠して誤魔化している私に言うか迷ったらしいです。

言ってくれた友人に感謝と敬意を私は今でも忘れないです。
絶対言いにくいと思うんですよね。
心療内科って勧めにくいじゃないですか。私だったら多分躊躇してしまう。
でも、私が今生きているのはその友人のおかげだと思うと、今度は私が気づける人になって、言葉をかけれる人になりたいと常に思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?