見出し画像

ジョグだけで走力を保てるの??

またまた陸上の話です。

先日、とあるマラソンランナーとたまたま掲題のテーマで話すことがありました。

結論からいうと、僕はそこそこの水準までなら「保てる」と思いますし、それは全ての長距離ランナー共通だと思います。でも、Twitterで聞いてみても、6割弱は「保てない」で、驚きました。じゃあ「保てる人」「保てない人」の違いはなにか、ということで、今回はそういった話を書いていきます。いわゆる合理的なトレーニング論でもなく、個人の経験則や聞いた話でしかないので、異論もあると思います。ぜひ色々な意見を知りたいです!笑

1.「ジョグ」の定義・捉え方に対する幅

いきなり結論めいた話です。というよりこの項目で8割方終わるかも。笑

ジョグだけで走力を保てないランナーは、「ジョグしてる"だけなのに"、なんでアイツ走れるの??」と思うことでしょう。ですが、保てるランナーは、自身のジョグを単にジョグしてる"だけ"とは捉えていないと思います。

要は、ジョグは、
・月間距離を稼ぐ練習
・ゆったりと繋ぎの練習
・疲労抜き
だけではないと言うことです。

ジョグだけでそこそこ走れる選手は、例えば
・じっくり時間をかけて走ることで長時間動かし続けられる身体をつくる
・やや速いペースで、ポイント練やレースに繋がるリズム、動きをつくる
・ポイント練で崩した動きを整える
・上体が弱いので、しっかりと意識して動かす
等、色々なことを考えているはずです(もちろんこれ以外もあります)。また、それらをその日の体調や疲労度、目的によっても使い分けているのではないでしょうか。
ただ、このあたりを感覚でやっちゃう人もいるのが、難しいところなんですよね。笑

ちなみに私自身は、時計を意識せずに感覚で走る練習は全てジョグと捉えています。これまでほとんどジョグせずに怪我を繰り返した現状を内省し、今は疲労度や心身コンディションを見つつ、その日その日でジョグをベースにした練習を積み上げています。余談ですが、本日の朝は、12km走りました。楽で崩れない動きでいくことだけを意識して走ったところ、結果3分41秒/kmと、遅めのペーランに相当するペースで走りきることができました。もちろん動きを重視したため疲労を大きく溜めることもなく、無理なく次に繋がる練習ができました。

2.「ジョグ」を目的にしない

1. でも書いたように、ジョグの幅は大変広く、そのときその瞬間の感覚によって使い分けるべきと考えます。ただし、【疲労抜きのために40分ジョグする】というスタンスであればいいですが、いつしか40分ジョグをこなすことが目的になってしまっては本末転倒です。疲労抜きのために40分ジョグするつもりだったが、疲れすぎていると感じたときに15分でやめるという選択肢をとれるでしょうか。

私自身の話ばかりで恐縮ですが、40分ジョグといっても、1km5分程度から始める場合もあれば、あえて4分前後から入るときもありますが、それは、異なる目的があるからです。また、当日靴を履いたタイミングや走っている途中にその目的を変えることもざらにありますし、何をしても目的が達成できないと判断したときは、3km程度で中断して電車に乗って帰ることもあります。笑

これはジョグに限った話ではないですが、建てたメニューをこなすことよりも、こなせなくともそのメニューの目的にどう近づけるかを考えることが重要だと思います。僕みたいに目的をぽいぽい変えるのはおすすめしませんが、こればかりはせっかちで飽き性なんで仕方ない。。。笑

まとめ

いかがでしたでしょうか。
項目4ぐらいつくる予定でしたが、言いたいこと盛り込みまくったのでもう満足しました。笑

そもそもジョグの定義が違うずるいって声も聞こえてきそうですが、案外練習の捉え方を変えるだけで成果が出るってこともあると思います。どこかの誰かの参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?