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10分で分かる セグウェイは何故失敗したのか

10分で分かる セグウェイは何故失敗したのか

忙しい人の為の10分で分かる明日から使える セグウェイのようなクソプロダクトを作らないようにするには

セグウェイは発売当初は、色々なテクノロジーオタクや、その産業に準ずる有力者(ジョブズとか)から画期的な商品だ。

とか

世界を変える商品だとか持て囃されていましたが蓋を開けてみると、セグウェイ社が当初目的とした売り上げには遠く及ばない

話題にはなったし、結構認知有るけど売れないしょんぼり商品になってしまいました。

では何故セグウェイは話題性も前評価も良かったのに残念プロダクトに成り下がってしまったのでしょうか?

まず、基本的に後付けです。後付けだったら何故売れなかったのか?売れたのか?なんて理由は幾らでも探して見つける事が出来ます。

今回はデザイン思考というロジック(道具)を使って、セグウェイって現象を観察するという事です。

なので、これが絶対セグウェイが売れなかった理由でもありませんし、一つの可能性です。

さて、

デザイン思考において最も重要な部分は

ニーズありきって事です。

日本語で言うならマーケットインですね。(TPOもマーケットインも日本語なので外人に使っても通用しません。)

さてここでxとy軸を使ったマトリックスを使って何故セグウェイが失敗したのかを推察します。

顧客ニーズ と 技術

のセグメントがあり

顧客ニーズ と 技術 両方が 既知 の関係にあるのが現在市場に反映している商品、売れている商品です。

車とかマフィンとかなんでもいいですが今売れている商品です。

さてここで顧客ニーズは未知だが技術的にはみんな理解できる商品が生まれたとします。

例えば 任天堂のゲーム機 Wii とかがここですね。

これは、ゲームという既存の商品で技術的にはみんなWiiの事をゲーム機として認識しますし使い方(技術)も既存のゲーム機として認識してますから

使い方がわからない(技術が未知だから)買うのを控える。

という事にはなりにくいですよね。

なので Wii は 顧客ニーズは未知だが技術は即知の商品になります。

あとはこの体重測ったりフィットネスしたりとかの 新しい体験だったり

お母さんに嫌われないゲーム機 といった既存の顧客ニーズには全く当てはまらない顧客ニーズがあるのかどうか全く未知の商品が売れるかどうかと言う話ですね。

現実にはばか売れしたのですが、こういった商品は売れる余地があります。

次に 顧客ニーズは即知だが技術が未知の商品の説明をします。

iPhone などがこの商品に当たります。

携帯電話という商品は顧客ニーズは既知であり。殆どの人間が一個は欲しいと思えるような商品ですよね。

しかし技術的にはスマホは出た当初は全くの未知の商品です。

多数の人間は使い方なんかわかりません。

しかし、携帯電話が欲しいという、既知の顧客ニーズがあったのでiPhoneのようなスマホは商業的に成功したのです。

これが

顧客ニーズは既知だが 技術は未知 の商品の好例ですね。

さて、最後にセグウェイです。

セグウェイは 顧客ニーズも未知であり、果たして人々が欲しがっているかどうかは全くの未知数です。

要するに出して市場の反応(売り上げ)見てみるまでわかりません。

また技術的にも、ジャイロセンサー使って傾けて走る商品なんて多数にとっては未知の体験すぎで全く想像できません。上手く乗りこなせるかもわかりません。

こういった顧客ニーズも未知で、技術もなんだか全くよくわからない多数にとって魔法のような商品はデザイン思考では売れる余地がかなり無いとされています。

(あくまで)デザイン思考において売れる商品を作るには必ず

顧客ニーズ か 技術 のどちらかを 即知 の状態にしておかなければなりません。

この部分を外すと全く予測が出来なくなってしまうので売り上げ見込みや市場の反応や評価の予測がつかなくなるのでかなりギャンブル性の高い試みになってしまいます。

また、発売前の市場のとりわけイノベーション理論で言う所のアーリーアダプターやイノベーターの評価は当てになりません。

上記例のセグウェイだと、あのジョブズが株式を欲しがったりもしたのに、いざ蓋を開けてみたらしょんぼりの売り上げでした。

と言う事でデザイン思考を使ってセグウェイを考察する場合に、セグウェイは 顧客ニーズにも技術にもかすっていない全くの未知の商品だった為売れませんでした。

基本的に 多数の人間たち と盗賊は訳のわからない魔法だとか技術の類は苦手です。

なので必ずどちらか一つは既知で攻めましょうって事です。

さて、実はセグウェイみたいな商品でほとんど似たようなプロダクトだったのですが馬鹿売れした商品があります。いったいそれは何なのか?

と言う事でセグウェイみたいなんだけど成功した商品の解説をします。

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