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何故Blackberryは消えたのか? その理由説明します。 ブラックベリーちゃんのことは嫌いにならないでください!

何故ブラックベリーは消えたのか?ブラックベリーちゃんの事、知っていますか?

今の世代は多分全く知らないと思いますが、カナダのブラックベリー(旧リサーチ・イン・モーション)社が作った

Blackberryと言うガラケーが存在しておりまして

2006年までブラックベリーは実に市場シェアの40%を握っており、

「ブラックベリー旋風、ついに日本にも上陸!」

みたいな見出しがニュースで取り上げられたりと、できるビジネスマンの必須アイテム

と呼ばれるまでに急成長しておりました。昔のiphoneみたいなもんですね。(今のiphoneは昔のblackberryみたいなものとも言えます)

所が2007年のiphoneが登場してから市場のシェアを一気に奪われてしまいしめやかに爆発四散してしまいました。

この世はいつだってショッギョムッジョ!です。

では何故こんなにイケイケだったBlackberryちゃんはしくじってしまったのでしょうか?

Blackberryちゃんは思量が足りず、経営者が無能だったからケジメ案件させられたのでしょうか?

そんな事ありません。仮にも市場シェア40%も取ったような超優良企業です。

経営者が無能だったなんて事なんかありません。経営者はいつも合理的であり、常に顧客のニーズやウォンツに対して誠実に対応しておりました。

・経営者は無能では無い
・blackberryちゃんは、しっかり顧客ニーズに応えていた。

Iphoneが出て来て毒が浸透するように市場シェアを奪われてしまった。

Death。

ブラックベリーちゃんのメインの顧客は出来るビジネスマンです。彼らは

一日持つバッテリー寿命(1日仕事をしてられる、オンラインにつながる技術)
文字入力のしやすさ(素早くメールをたしなめられる技術)
セキュリティ(送受信した内容が外部に漏れない信頼性)
データ圧縮技術(要するにより早くメールを送信する技術ですね)

要するに、Time is money がいつでも出来る商品を欲しがっておりました。

ブラックベリーちゃんはそういったワガママボーイのニーズに応えるために誠心誠意奉仕し、日進月歩で技術を進歩させていました。

また、それらのブラックベリーヘッズ(ファン)に応えるように作り上げブラックベリーメッセンジャーは世界的大ヒット。

飛ぶ鳥を落とす破竹の勢いだったのです。

ビジネスマンでブラックベリーを使わない奴は遅れてるとまでなり、ブラックベリーちゃんの前後に敵なしの状況でした。

では何故ブラックベリーちゃんはしくじり先生になったのでしょうか?

発売当初のブラックベリーちゃんのiphoneに対する評価を見てみましょう。

Iphoneが発売された時、ブラックべりーちゃんはiphoneの事を

・クオリティでは到底ブラックベリーの足元にも及ばす
・バッテリー寿命は短い、
・内臓メモリは食いまくり
・お前のセキュリティもガバガバやないか
・その上タッチパネルで文字を入力するなんて今時の小学生だってしない。

ブラックベリー社はiphoneを酷評しました。事実そうだったのです。

所が何年か経つと人々は次第にブラックベリーから離れて行き、皆がこぞってiphoneを使い始めました。

のちにブラックベリーは、インタビューでこう答えております。

ブラックベリーは企業はビジネスモデルを大きく変えた事がほとんどない。何故ならそれは死を意味するから。

まさしくこれこそがこの話の核であり、これこそがブラックベリーが市場シェア40%まで伸ばした理由であり、iphoneに負けた理由であります。

この話は、ビジネス界では

最も皮肉で賞

が与えらえるような名言です。

これは一体何故でせうか?説明します。

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