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続・うちの子もっともっと褒めよう!

こんな早朝にとお思いになるかもしれませんが、ドイツは日本から-7時間の時差があるので、こちらはちょうど夜寝る前くらいの時間です。

さて、2週間のドイツ留学もすでに半分が過ぎました。早いものですね。

たくさんのことを吸収していく中で、先日「うちの子もっともっと褒めよう!」という記事を書きました。

今日もこれと同様に、とても印象的なエピソードがありました。


今日は、ドイツの街クラブのU-13とU-11の練習を観に行っていました。

私という人間は、とても忘れやすく、よくスマホをどこに置いたか忘れて少し焦るということを1日に2.3回しています。

そんなことはどうでもいいのですが、思ったこと・感じたこともすぐに忘れてしまうため、常にメモを取るようにしています。

今日も勉強になることばかりの練習内容だったので、ピッチの横でバインダーを開きせっせとメモをしていたところ、1人のドイツ人の女性の方が話しかけてきました。

私はドイツ語がわからないので、I'm sorry. と言ったら、英語に変えて話をしてくださりました。

その女性の方は、私がずっと何かを書いているのが気になったらしく、「あなたは何をしているの?」と聞いてきました。

私が拙い英語で、「私は日本のサッカーコーチで、留学中なんですよ」的なことを言うと、

「あそこの白いヘアバンドをしている子、私の姪なの!とってもいいプレーヤーよ!あそこ(ピッチ外のベンチ)に座っている子はあの子の姉なの!彼女もとってもいいプレーヤーよ!」

と、身内の熱い宣伝を受けました。おそらく、私がスカウトか何かに思えたのでしょう。

その後、何回か言葉を交わし、私がスカウトではなくJust lookingだということがわかるとその場を去っていきました。

私はびっくりすると同時に感動しました。


自分の姪っ子の宣伝をあんなに熱くできるでしょうか?
それも、ピッチ外にいる選手のことまで!


大人は子供達にチャンスを逃さないようにしなさいと言います。
子供達はそのチャンスを逃さないように常に準備をしています。

ならば、その偶然訪れるチャンスを必然にすることが大人の仕事なのではないでしょうか?

実際、私はスカウトではなかったのですが、それ以降その白いヘアバンドをつけた少女のプレーがよく目に留まるようになりました。

確かに彼女はGood playerでした!

非常に周りがよく見れており、的確な判断で正確なパスを供給できる選手でした!


子供にとって、チャンスは待つものではなく、掴むものである。
大人にとっては、チャンスは子供達のために作ってあげるものなのかもしれませんね。


今日も新たな宝物を見つけることができました。
明日も素敵な宝物を探しに行ってきます!

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