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10→100フェーズを最前線で - デスクレスSaaS TUNAG(ツナグ)のProduct Managerをやる面白さ

このnote記事は、スタメンnoteリレー(第4回)の17日目です!
スタメンのnoteリレーにはついてはこちらをご覧ください👇
https://note.com/stmn_hr/n/n7dca2dd870e7

株式会社スタメンでVP of Engineeringを担当している松谷です。スタメンnoteリレー6日目のCTO野口の記事でも言及されましたが、スタメンではプロダクト組織の拡大をする中で、様々なプロダクト職種の採用を強化しています。

2024年4月時点では、私がプロダクト開発部長としてProduct Managerが属するプロダクト企画チームのマネジメントを担当しています。(スタメンのプロダクト組織体制は以下の資料にて公開しています。)

今回の記事では、スタメンが提供する、デスクレスSaaS TUNAG(ツナグ) の Product Managerとして働く面白さを紹介します。


デスクレスSaaSのProduct Managerとして

TUNAG(ツナグ)」は社内のエンゲージメント向上を目的とした情報共有(トップメッセージ・1on1・サンクスメッセージ・社内報など)が簡単にできる柔軟なシステムであることに加え、チャット・ワークフロー・タスク管理など業務の生産性向上(業務DX)を支えるための多くの機能を提供しています。

TUNAG(ツナグ)は、これまで様々な業界の企業様に導入いただきいてきましたが、現在最も注力している領域は、飲食/小売/物流/介護/製造などの現場で働く方々が多いノンデスクワーカーマーケットです。

ノンデスクワーカー業界における課題について、以下にスタメンnoteリレー19日目のCOO森川の記事を引用します。

全世界の労働人口の8割、日本の就業人口の半数がノンデスクワーカーと言われる中で、現場のDXは手付かずのまま残っていたり、深刻な人手不足が加速しています。それらを雇用形態問わず1人1ID付与して、モバイルファーストで使えるプラットフォームを通して課題解決したいと思っています。
また、物流業界の2024年問題に向けたドライバー組織のDXとエンゲージメント向上へのニーズも加熱しており、専門部門を組成した戦略も加速度的に進めています。

「「第二創業期のTUNAGのこれからが面白いって話。」を書いて1年経った今、更にTUNAGが面白くなっていた。」

TUNAG(ツナグ)は、ノンデスクワーカー業界における「深刻な人手不足」や「現場の生産性」の問題の解決を中心とした、現場で働くスタッフの方々の新しい働き方を力強く支援をしていくというチャレンジングなミッションを担っています。

今後はノンデスクワーカー向けのデスクレスSaaSという切り口にフォーカスし、業務DXを支える各種機能を高いUXで実現し、飲食/小売/物流/介護/製造などの現場で働く人々の仕事を支える無くてはならないプロダクトになっていくための成長投資をしていきます。2024年4月1日から、お笑いコンビのEXITさんを起用した「スマホでバイトをDX」をテーマにしたデスクレスSaaSとしての提供価値を明確にした、記憶に残るインパクトの強いTVCMを放映しています。

2024年現在においても、ノンデスクワーカー業界におけるSaaSの導入はまだまだ限定的で、業務DXからエンゲージメント向上までカバーしたオールインワンプロダクトのデファクトスタンダードはまだ市場に出てきていない状況だと考えています。一方でノンデスクワーカーのマーケットは、非常に大きい市場であり、たくさんの可能性が残されているからこそ、競争が激化してきており、今後数年の間にノンデスクワーカー業界におけるデファクトスタンダードなプロダクトが決定されていくことは間違いがありません。TVCMといったマスプロモーションを最初のきっかけとして、引き続き積極的な認知施策やプロダクト機能開発を中心とした成長投資を継続する中で、TUNAG(ツナグ)をノンデスクワーカー業界において第一想起されるようなデスクレスSaaSに押し上げていきます

実は、デスクレスSaaSという側面を大きく打ち出す前から、TUNAG(ツナグ)の導入企業様の多くは飲食/小売業界をはじめとするノンデスクワーカー業界の企業でした。そもそもTUNAG(ツナグ)はIT業界を中心に利用されているようなSlackなどのツールとは棲み分けており、ユーザーの属性もそれとは大きく異なっています。ノンデスクワーカー業界の現場で利用される端末のスペックであったり、現場でITツールを積極的に活用する機会がまだ少なかった業界全体のITツールの導入ハードルなどの事情を考慮した上で、プロダクトの機能一つ一つの作り込みをしてきました

また、上記で説明したようなノンデスクワーカー業界の「離職問題」や「現場の生産性」の問題を解決するためには業務DXの機能だけでも、エンゲージメント向上の機能だけでも片手落ちです。熱量高いチームと生産性の高い環境の両方が揃って初めて大きな成果を出すことができます。そのどちらもを兼ね備えたオールインワンプロダクトとして進化をしてきたTUNAG(ツナグ)はとてもユニークであり、他社に対しても競争力を持っているといえるポジションにいます。

さらに今後は、物流の2024年問題介護の2025年問題など社会的な変化も後押しして、ここ数年で一気にデファクトスタンダードとなるプロダクトが決まりかねないターニングポイントにいます。ノンデスクワーカー領域でこのタイミング。二度と無い瞬間にProduct Managerとしてプロダクトを進化させることの面白さ、感じていただけたのではないでしょうか。

ホリゾンタルSaaSのProduct Managerとして

デスクレスSaaSとして飲食/小売/物流/介護/製造などのノンデスクワーカー業界を強調してきた一方で、TUNAG(ツナグ)はホリゾンタルSaaSとして、さまざまな業界や組織規模の企業で利用頂けるように設計されています。ここでもCOO森川の記事を引用します。

TUNAGはホリゾンタルSaaSで、一言でいうと「複合型の組織改善プラットフォーム」です。この「複合型の組織改善プラットフォーム」という立ち位置が非常にユニークであり、強みとなっています。HRやエンゲージメント向上を支援するサービスでは、単一施策型の組織改善ツールは複数ある一方、組織改善の”実践”を支援する、”複合型”の組織改善プラットフォームはほとんどありません。

「「第二創業期のTUNAGのこれからが面白いって話。」を書いて1年経った今、更にTUNAGが面白くなっていた。」

実際TUNAG(ツナグ)は、ノンデスクワーカー業界以外の企業にも多く導入をしていただいています。一般的な企業という形態だけでなく、労働組合や大学にも展開しており、ホリゾンタルSaaSとして幅広い業界にアプローチできています。

ホリゾンタルSaaSでプロダクトマネジメントをする面白さはどこにあるのでしょうか。

特定の業界に特化しているバーティカルSaaSであれば、特定の業界の解像度を高め、深く深く掘っていくようにプロダクト開発を進めるプロダクトマネジメントが求められます。1つ1つの機能が特定の業界に依存したハイコンテキストな価値提供を実現できる面白さがあります。

一方でホリゾンタルSaaSのTUNAG(ツナグ)では、例えば飲食業界と運送業界と労働組合では組織の性質が全く異なるため、プロダクトのユースケースや機能要望の傾向も異なってきます。とはいえSaaSとして一つのプロダクトを提供している中で、あらゆる業界の要望をそのままプロダクトに反映してしまっては、プロダクトの全体としての価値や整合性を担保することが困難になってしまいます。特定の業界のハイコンテキストな課題に深入りしすぎてしまうと他の業界への機能インパクトが失われてしまう一方で、ハイコンテキストな課題を解決できなければ大きなビジネスインパクトを生むことができません。実際、ホリゾンタルSaaSのプロダクトマネジメントをしていると、汎用性という名のもとに痒いところに手が届かないような機能ばかり増え、業界固有の課題解決に深くアプローチできないのではないか、というような葛藤を抱えることが多いです。

とはいえ世の中のホリゾンタルSaaSが全て課題を抱えているのかと言われるとそうではないですし、ホリゾンタルSaaSの汎用性という強みを残しつつ、痒いところに手が届く機能にできるのか、できないのかはProduct Managerの腕の見せどころです。

多角的な視点で複数の業界の深い知識を集め、その上で適切な抽象化を行い、複数の業界やマーケットにおけるハイコンテキストな課題を同時に解決する勝ち筋を見極める。これが実現できなければ、すべての業界において価値の低い、使えないプロダクトになってしまいます。一方でそれが実現できれば、一つの機能が複数の業界の課題を同時に解決する超効率なプロダクトマネジメントが実現し、ホリゾンタルSaaSとしての強みを最大限引き出すことができます。

また、オールインワンのホリゾンタルSaaSとして多くのユースケースをカバーしているために、TUNAG(ツナグ)は機能が多いプロダクトです。今後のプロダクトロードマップ上も新機能開発が予定されています。機能が足されがちなプロダクトだからこそ、長期のメンテナンス効率を上げたり、ユーザーにとってわかりやすくするために、使われていない機能をしっかりと閉じていくという定量的な判断も重要になっています。

ホリゾンタルSaaSだからこそ必要とされる、多面的な考えや定量的な視点、そして複数の業界に飛び込んで自らユーザーの解像度を上げる積極的な動き、などなど多くが求められる決して簡単とは言えない仕事ですが、一人のProduct Managerとして世の中に与えるインパクトの大きさを感じていただけたら幸いです。

10→100フェーズのProduct Managerとして

TUNAG(ツナグ)はこれまで、従業員数が1万名を超えるグローバル企業から、十数人の企業や団体まで、規模や業種、業態を問わず活用されてきました。2024年4月には導入企業が800社を超え、順調に成長しています。

基本的には会社で働く全従業員の方々(アルバイトも含めて)にご利用いただくサービスであり、2024年3月に利用ユーザー数は80万人を突破したりと、多くのユーザー様に利用していただいているプロダクトです。

TUNAG(ツナグ)は、エンゲージメント施策から業務DXまで、オールインワンで利用できることに価値を感じていただいて、ここまで成長してきました。

これから利用企業数が1000社を突破し、ユーザー数も100万人の大台を突破していき、まさに加速度的にグロースしていくタイミングです。

2024年4月16日の日経新聞朝刊でも掲載いただいていますが、先ほど紹介したTVCMやエンジニアを中心としたプロダクト組織の拡大など、攻めの成長投資を今年度では本格的に進めており、さらなるグロースに向けて多角的に仕掛けています。

ノンデスクワーカー業界への本格進出や、ホリゾンタルSaaSとして新しいビジネス領域への進出を画策していたりと、今のTUNAG(ツナグ)は事業の多角化が求められているフェーズです。扱うマーケットと顧客数が増え、機能のラインナップも多くなり、社内の関係者が増えてくるため、マーケットのチャンスや顧客の声を適切にプロダクトに反映する難度が上がっていきます。この壁を超えていくためのプロダクトマネジメント体制の構築と、着実な組織化が求められていきます。

カスタマーサクセス部門・営業部門・マーケティング部門などの他部門とも協調しながら、団体戦で広げていく10->100のフェーズでProduct Managerとして事業の最前線でリーダーシップを発揮する機会はなかなかありません。これまでに1->10のフェーズの経験がある方にとっては、まさに10->100フェーズは次のチャレンジになりますし、一度10->100のフェーズを経験している方にとっても自分のスキルの再現性を試すまたとない機会だと思います。

最後に

TUNAG(ツナグ)はデスクレスSaaSとしてノンデスクワーカーマーケットに注力していきます。また、ノンデスクワーカーマーケットだけでなく、ホリゾンタルSaaSとしてその他業界や未開拓のマーケットの課題やユーザーのペインを解決していきます。

何度も言ってしまいますが、ノンデスクワーカーマーケットという熱いマーケットとこのタイミングは二度と訪れないです。ここ数年で一気に盛り上がりを見せる市場競争の中で、プロダクトが事業競争力に直結すると本気で考えているからこそ、Product Managerが欠かせません。急成長する10->100フェーズでProduct Managerとして挑戦したい方にはピッタリのタイミングだと思います!

この記事で少しでもTUNAG(ツナグ)のProduct Managerに興味を持っていただけた方、働いてみたいと方がいらっしゃいましたら、以下のポジションからお気軽にご応募いただければと思います。

また、現在CEOがCPOを兼任している形となっていますが、10->100のフェーズを進めていく中で適切に権限移譲を進めていきます。計画的に権限移譲を進めていくために、VP of Product候補のポジションをオープンしました。

TUNAG(ツナグ)はまだまだだ未完成のプロダクトです。機能が既にいくつかリリースされているので、ある程度完成されているプロダクトではと思われることがありますが、全くそんなことありません。既存機能の磨き込みも、新規機能の企画もリーダーシップを発揮して頂きたい領域はまだまだたくさん存在しています!きっとシニアなProduct Managerにとってもキャリアの集大成となるような仕事になること間違いなしですし、あなたにとっての代表作になると思います。

今後も「エンゲージメント向上」や「業務DX」といった価値を中心にグロースしていきますが、TUNAG(ツナグ)の本質的な価値は「人と組織」のエンパワーメントです。年々マーケットの状況が変化していく中で、数年後には今とは別の見せ方になっているかもしれません。とはいえ、「人と組織」という価値は昔から大切にされてきましたし、今後もずっと価値が損なわれることはありません。

「人と組織」が生み出すエネルギーは、良い方向にも悪い方向にもインパクトをもたらします。会社におけるさまざまな課題において、根本原因を辿ると「人と組織」の課題に行き着くことは少なくありません。「人と組織」の可能性に向き合うということは決して簡単なことではないですが、長い時間、腰を据えて取り組むべき価値の高い領域であることは約束します。

「人と組織」の可能性を信じ、熱い思いでリードして頂けるProduct Managerを待っています!


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