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古武道(こぶどう)。。。

こんにちは。オンライン講座で武道やってます、うつのみやと申します。

体の使い方について書いていこうと思ったですが、どうしても知ってもらいたいものがあるので紹介しておきます。

古武道

全く聞いたことがない人がほとんどだと思います。

現代武道の大元になったものですが、その存在を知る人はかなりマニアな人だと思われます。

古武道には剣術(剣道の源流)、柔術(柔道の源流)などがあります。また各々に流派があり、かつては数百の流派がありました。

ちなみに、日本古武道協会というのがあります。

今回は、知る人ぞ知る古武道の世界をみていきたいと思います。

剣術とは

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主に日本刀を扱う技術をメインにしています。ただし、武術は元々は戦や日常での護身のために学ぶものであったので、剣術でも槍やなぎなたを使う流派があります。

剣術の歴史のなかでも、現代の剣道までに至る様々の流派の大元になった3つの流派を紹介していきたいと思います。

天真正伝香取神道流(てんしんしょうでんかとりしんとうりゅう)

現代に伝わる剣術の中でも最も古い部類に入る流派です。香取神道流の名前のとおり千葉県の香取が発症の地です。

流祖は香取神宮で閃き、この流派を開いたとの伝説があります。

この流派は戦国時代の剣術なので、相手が甲冑を着けている前提の技が多くあります。甲冑の隙間、腕の内側、内腿など甲冑のない所を攻めます。

当然、試合は想定していないので、足を打ったりと相手の全身を攻めます。

新陰流(しんかげりゅう)

厳密にいいますと三大源流の一つは「陰流」といいますが、陰流は途絶えています。こちらはその系統を受け継ぐ「新陰流」になります。

こちらも戦国時代の流儀なので、やはり甲冑を前提の技があります。隙間を狙うより、刀を使って相手の体勢を崩すような使い方をします。

また、この流派は竹刀の原型である袋竹刀を開発したことで、安全に稽古ができるようになりました。

割った竹に革を被せたものになります。現在でも稽古に使用しています。

馬庭念流(まにわねんりゅう)

念流は成立時期がとても古く、室町時代初期頃には広まっていたようです。馬庭念流はその流れを組む流派になります。

この流派は相手の刀に刀を押し付け、相手の刀の自由を奪う所に特徴があります。また、相手の力を受け流すのも得意の様で、押しても引いても飲まれてしまうような技術があります。

余談ではありますが、念流より古い流儀は実態がよくわかっていませんが、念流の基になった剣術はあるようで、源義経が習っていた流派かもしれないという説があります。

柔術とは

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柔道の大元になった古武道です。こちらは素手のとき、武器を抜いていないときに襲われた場合を想定してます。素手の技術がメインですが、武器も使えるように稽古します。

柔術についても多くの流派の基になった流派を紹介したいと思います。

竹内流捕手腰廻小具足(たけのうちりゅうとりてこしのまわりこぐそく)

現在続いてる柔術流派の中で最も古い柔術です。

ここは武器をかなり多用します。やはり戦国の流儀なので、実戦で使う動きを重視しているようです。

相手を素手で制しながら、武器で倒すような型が多く見られます。小太刀や刀を携帯していた時代背景が感じられます。

関口新心流(せきぐちしんしんりゅう)

江戸初期に成立した流派です。こちらは受け身を開発したと言われる流派です。

投げ技を練習するのには、受け身がとれないと、大けがをしてしまします。この流派は受け身を整理し、投げ技を身に着けやすくしたようです。

座った状態から技を行うこともあるのですが、この流派の場合正座ではなく「居敷座り」という右足があぐら、左足が正座の状態で座ります。

これは、正座よりすぐに立てる状態で、常に行動に移せるように座っていたようです。江戸初期の流派ですが、まだ、戦国時代の気風が残っていたことがわかります。

天神真楊流(てんじんしんようりゅう)

柔道の直接の基になった流派です。江戸時代後期に成立しました。

江戸時代の流派といっても、江戸時代は260年ほど続いてますので、その間に文化は様変わりしています。

こちらは、泰平の世になった時代に作られましたので、武器術が少なくなっています。そのかわり、それ以前の柔術流派よりも打撃技が増えています。

柔道はこの天神真楊流と起倒流という古流柔術から作られました。講道館ではこの二つの流派の型の一部が今でも保存されています。

この古式の形は起倒流の形です。



現代武道と古武道の違い

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この二つの違いはいくつかありますが、古武道は時代によってスタイルが大きくことなるため、単純な比較が難しいです。

一番の違いは古武道は試合をそれほど重視していない流派が多いです。戦、護身がメインのためだと思われます。また、複数の武器を使うことがほとんどです。実際に戦う場面においては、素手のみ武器のみということはありえないので、柔軟に状況に対応することを求められます。

現代の軍隊では相手と距離が近い場合の戦い方を兵士に教えていますが、古武道とはそれに性質が近いものになります。

まとめ

古武道はやっている場所も少ないため、普段は触れることは少ないと思います。実際、古武道をやっている道場は厳格な雰囲気を持っている所も多いため習う意気込みがないと学ぶのは難しいかもしれません。

ただ、現代武道に継承されていない武器の使い方、体の使い方、流派が成立した当時の文化の名残など、学ぶことはかなり多くあるので私はおすすめします。

また、型稽古中心の流派が多いので、怪我をしにくいです。これは、その道場によるので一概には言えませんが、見学等をして雰囲気を掴むといいでしょう。

試合をせず型稽古だけで強くなれるか疑問があるとは思いますが、正しく型稽古を行うのであれば強くなれます。最強になれるかはわかりませんが、、

今回は古武道について紹介しました。ほとんど知られていない気がするので、少しでも気になる人が増えたら嬉しいです。

日本の文化の深さをこのような角度から体感してみませんか?

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